公開:2018-06-18 更新:2019/04/16
テレビ等でよく目にする法律の制定を審議している場面。 日本でも時には首をひねりたくなるような法律もありますが、世界には「あー、なるほど」と思うものから、「本当に施行されてるの!?」というものまでインパクトのある法律があります。
今回は知らないうちに法律違反をしてしまいそうな世界の法律を紹介したいと思います。 まずは有名ですが、シンガポールのチューインガムについて。 シンガポールでは、チューインガムを食べる人々のマナーの悪化が問題視され、1992年に法律を制定。
チューインガムの製造・販売・国内への持ち込みが禁止されました。 違反した場合は、最高で1,000シンガポールドル(約63,000円/2011年5月現在)の罰金が科せられるので気をつけましょう。 続いてはアメリカ・ニューヨークのセントラルパーク内にある、ビートルズの曲でも有名な地「ストロベリー・フィールズ」について。
ここには「クワイエットゾーン」というエリアに指定されており、許可なく楽器を演奏したり音楽を流したりすると、最高1000ドル(820,000円/2011年5月現在)の罰金、もしくは、最高90日の禁固刑という厳しい罰則があります。 以前にある音楽家が禁止措置の撤回を求めて争ったりもしています。 憧れのアメリカで自由にパフォーマンスしたくなる気持ちはわかりますが要注意! 最後は旅行者に大人気のイタリア・ローマ。 歴史的名所であるスペイン広場は映画『ローマの休日』で有名です。
でも実はジェラートを食べたり、ヘルメットなしでスクーターに乗ることは、現在では法律違反になっています。 ヘルメットなしは危険なのでわかりますが、ジェラート禁止の理由はゴミが散乱して汚いからとのこと。 オードリー・ヘップバーンに憧れて、同じことをすると法律違反になってしまうという笑えないオチが…。 上記の法律は悪気がなくても法律違反をしてしまう場合もあるので、皆さん気をつけましょう。
犬や猫など、動物をペットとして飼ったことがある人は少なくないと思いますが、世界中には動物に関する法律もたくさんあります。 特に動物愛護に厳しい欧米では、日本人の感覚からするとかなり厳しい法律もあります。今回はそんな動物に関する法律をいくつかご紹介。
まずはもっとも身近な動物、犬に関するイタリアの法律。
(ちなみに英語には「a dog is man’s best friend(犬は人間にとって最高の友)」なんて慣用句もあります。)
イタリアでは、ペットをいじめたり捨てたりするとことは一年以下の懲役と1万ユーロ(約130万円=2011年6月)の罰金と定められています。 特に北部の都市、トリノでは一日に少なくとも3回はペットに散歩をさせないと500ユーロ(約6万5千円)の罰金刑が課されるそうです。
(日本人の感覚では、一日3回の散歩はなかなか難しい…。そもそも誰がカウントするんでしょうか?)
またペットの毛を染めたり、見た目を良くするために犬の尻尾を切断したりなどといった動物の体を切断する行為は、理由の如何に関わらず法律で禁止されています。 他にも犬を散歩させる時は自転車に乗りながらではなく、人間は歩いて連れて行かなくてはならないとも決められているそうです。
(理由は「動物をあまり疲れさせすぎてはならない」とのこと。過度な運動の教養は「虐待」と捉えられるようです)
最近は日本でも動物愛護に関する法律や条例などが制定されていますが、欧米ではより厳しい内容になっているようです。
その理由の一つとして、欧米では公共の場(例えば電車など)に犬を同伴させている光景が当たり前なほど、家族の一員としてペット(特に犬)が社会的に認められているからだと思います。
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