公開:2019-12-02 更新:2019/12/02
12月といえばクリスマス!クリスマス以外にどんなイベントがあるのか思い浮かばないという人も多いのではないでしょうか。世界中がクリスマスムード一色になる中、実は他にもお祭りは開催されているのです。クリスマスにちなんだものが多いですが、そうでないものもあります。ではクリスマスも含め、世界ではどんなイベントが12月にあるのでしょう。
このお祭りは毎年12月中旬に開催される、1991年にアユタヤにある遺跡群がユネスコによって世界遺産に指定されたことで始まったタイのお祭りです。
アユタヤ歴史公園一帯で伝統音楽や伝統舞踊、花火大会などが催されます。いちばんの盛り上がりを見せるのが夕方からの「ライト&サウンドショー」。遺跡群をライトアップし、数十頭の象と一緒に大勢のキャストが、400年以上続いたアユタヤ王朝の繁栄と歴史を繰り広げます。お祭りではアユタヤの名物料理や伝統のお菓子も販売され、多くの人で賑わいます。
2019年イベントが延期となり、2020年2月28(金)~3月8日(日)に開催される予定です。12月に行こうと思われていた方はご注意ください。
日本では札幌の雪まつりが有名ですが、その雪まつりとケベック・ウィンターカーニバルと並び、世界三大氷祭りと称されるのが、ハルビン氷祭り(Harbin Ice Festival/the Harbin International Ice and Snow Sculpture Festival)です。
1963年にアイスランタンショーとして始まったこのイベントは、一時中断されていた時期もありますが、1985年から毎年開催されるようになりました。2001年には黒竜江国際スキーフェスティバルと統合され、現在のかたちになっています。
雪でできた雪像はもちろん、氷は近くを流れる松花河から切り出したものを使った氷の彫刻、建造物は大迫力です。中国らしい色彩でカラフルにライトアップされる様子は、日本とは違った光景です。
2019年は、12月24日(月)~2月28日(木)に開催される予定です。
このお祭りは、スイスのルツェルンから電車で20分ほどのところにあるリギ山の麓町、ルツェルン湖のほとりあるキュスナハト・アム・リギの村で何百年も続いてきた伝統のお祭りです。
カウベルや角笛などで大きな音を鳴らして悪霊を追い払う地元のお祭りと、キリスト教の聖ニコラウス祭が結びついて発展したものです。メインのパレードでは、カウベルを鳴らすグループ、鞭をたたきつけ大きな音をたてて歩くグループ、ブラスバンド、角笛隊、そして「イッフェレ」という美しい切り絵細工が施された紙の帽子をかぶった一団が練り歩きます。イッフェレの内側にはロウソクが置かれ、その明かりでステンドグラスのように照らし出された光が、黒闇の中に浮かび上がります。
12月は世界中がクリスマス一色になり、日本でもハロウィンが過ぎるとデパートやショッピングモール、駅前などにイルミネーションが輝き始めますね。
この時期になると年末に向けての高揚感と共に大人も子どもも楽しい季節になったと実感します。
世界では各地で開催されるクリスマスマーケットを始め、クリスマス関連イベントが目白押し。
キリストの生誕を祝うためのミサが発祥とされ、宗教的な行事でしたが、現代では世界各地でクリスマス雰囲気を味わうことができる年末の一大イベントとして定着しています。
このように世界の年中行事として親しまれているクリスマスですが、海外ではどのようにお祝いされているのでしょうか。
アメリカやイギリスでは季節の挨拶としてクリスマスカードを送り、クリスマスツリーの飾りつけなどでクリスマスムードを盛り上げていきます。クリスマスの日は家族で過ごすのが一般的で、感謝祭で食べる七面鳥料理などが食卓に上がります。
また、クリスマスを祝う「メリークリスマス!」の挨拶はクリスマスを祝うことがない宗教の人々に向けて行わず、「ハッピーホリデーズ!」という挨拶をします。
ヨーロッパでのクリスマスはカトリックの影響を受けていて、12月25日から年始のかけて少し長い期間がクリスマスとなります。
クリスマス期間は街でさまざまなイベントが行われます。なかでも、キリスト誕生の話を演劇や人形劇などが多く、教会ではキリスト誕生の場面を模型にしたものが飾られます。子どもたちにとってはプレゼントがもらえる1月6日の公現祭も一大イベントです。
北欧のクリスマスは「ユール」と呼ばれ、光のお祭り12月13日の聖ルシア祭と共にお祝いします。
アメリカやイギリスの様に、クリスマスの飾りつけを楽しみ、家族で過ごすのが一般的です。キャンドルを灯し、火の温かみや優しい光とともにクリスマスを迎えます。
ロシアではサンタクロースは「マロース爺さん」と呼ばれています。マロース爺さんはスネグーラチカという雪娘を連れており、クリスマスを盛り上げる、子どもに人気のキャラクターともなっています。
また、ロシア正教のクリスマスはユリウス暦で1月7日。ロシアでは1月7日がクリスマスなのです。
最近では12月25日もお祝いする人が増えてきているようで、年末年始はクリスマスで盛り上がるロシアなのです。
オーストラリアなど南半球の国では季節はまさに夏!クリスマスは寒い時期、雪がちらつくイメージですが、南半球や赤道に近い地域ではサンタクロースもサーフィンをしたり、ビーチでのんびりしていたりします。
一度は暑い季節のクリスマス、暑い地域でのクリスマスを体験してみたくなりますね。
クリスマスから年末年始と世界でも日本でもイベントが多い12月。
長いお休みに入る人も多いので、気持ちもリラックスして楽しめる貴重な季節です。
新年に向けて、一年を振り返る静かなクリスマス、クリスマスイベントに出かけてアクティブに過ごすクリスマス、どのような過ごし方でも、みなさん素敵なクリスマスをお過ごしください。
この記事を書いた人
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