皆さんこんにちは!有泉歩美です。
前回は、ワイナリーでインターン中の佐藤なつみさんのインタビューをご紹介しました。そして2回目の今回は、NPO機関でインターン中の璃咲さんについてご紹介します。
星璃咲さん:NPO機関
重工業促進のNPO研究機関でインターン中の璃咲さん。
実は地熱活動が盛んで、温泉が多いことでも有名なニュージーランド。
そんな地熱エネルギーについて研究している彼女ですが、一体どういったインターンをしているのでしょうか?
■そもそもどうして地熱エネルギーに関心を持ったのですか?
東日本大震災の経験からエネルギーについて関心を抱き、大学でエネルギーの勉強をする中で日本の地熱資源に興味を持ちました。
色んな障壁によってなかなか進まない日本の地熱エネルギー開発が、どうしてニュージーランドではうまくいっているのか知りたくてインターンをしようと思いました。
■インターン先はどうやって見つけましたか?
インターン先が研究機関なのでニュージーランド国内の大学とも繋がりがあり、その中の一つが私の大学の協定校だったのがきっかけで、そちらの大学の先生に紹介していただきました。
■実際にはどんな業務を行なっていますか?
ニュージーランドで盛んな地熱エネルギーの開発、利用を制度面から日本に応用する方法を研究しています。
今後、オペレーター(地熱開発に従事する人)と地域住民の方に意識調査のためのインタビューを行いたいと思っているので、現在はそのための論文考査をしています。
■ちなみに職場はどんな感じですか?
色々な国籍の方がいます。ニュージーランドの他にも、中国、ドイツ、イラン、マレーシア、ハンガリー…
計20人くらいが働いているのですが、とてもフレンドリーな雰囲気なので毎日楽しく頑張れています!
■インターンをする中で気付いたことや大変だったことがあれば教えてください。
今はインタビューに向けてひたすら英語の論文を読んでいるのですが、やはり英語で専門的なことを考えるのは難しいなと感じています。
しかし自分が組織の内部に入ってみたことで、ニュージーランドの地熱開発のリアルな現状に気付くことができました。いままでは利点が多くシンプルだと思っていたニュージーランドのシステムにも、実は多くの課題点があったり、複雑な制度があったりと、新たな一面を知ることができ、毎日が勉強の日々です。
■最後に、今後の留学計画についてお聞かせいただけますか?
実は私、10月からはケニアでのインターンを計画しています。
地熱の発展国としてのニュージーランド、途上国であるケニア、両者のフィールドで実践活動をしたいと考えています。
地熱発展途上国のケニアで、日本の優れた技術とニュージーランドの優れた制度を融合して、日本の今後のビジネスや国際貢献につなげられるようなヒントを得られればなと思っています!
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二国間留学って、実は最近語学留学を目的とした留学生の間で流行っていたりするのですが、このようにインターンシップ留学でも専門性を高めるために活用できる方法の一つだと思います!
プライベートでも仲良くさせてもらっている璃咲さんですが、一見おっとりしていながらもバイタリティ溢れる性格の持ち主で、「インターン大変だけど頑張ってるよ?」とお話してくれた彼女がとても印象的でした。
次回3人目は、保育園/幼稚園でインターン中の徳澤 穂香さんのインタビューをお伝えします。
幼児教育について学ぶ彼女はなぜニュージーランドでインターンシップをしているのでしょうか?
ぜひ次回もお楽しみに!