社会人インターンが発信するフィリピン スービックの魅力⑨：フィリピンのクリスマス

こんにちは。iYES Language Schoolでインターンをしている川です。 今回はフィリピン人が一年で一番好きなクリスマスのお話です。

長い！

フィリピンの街はハロウインの前から少しずつクリスマス色になってきます。実は世界で一番クリスマスシーズンが長いのがフィリピンです。人口のほとんどがカトリック信者のフィリピン人にとって、クリスマスは重要なイベントだとは思いますが、それにしてもクリスマスムードが一年の４分の１以上は長すぎます（笑）。街には少しずつイルミネーションが増え、普段ないようなラッピング屋さんが出て来たり、デパートや雑貨屋でもクリスマスプレゼントを入れる可愛い箱、カードや紙バックがたくさん並び始めます。

なぜ期間が長いのか誰に聞いても理由は分からないのですが、クリスマスが好き過ぎて色々前倒しになった結果かなと勝手に思っています。

11月に入ると乾季ということもあり気候はベストシーズンになってきます。毎日晴れて湿度も少なくカラッとしており、夜は涼しく過ごしやすいです。クリスマスが好きな人は街の雰囲気で充分クリスマスムードを楽しめます。街のイルミネーションはとても可愛く綺麗です。ハイセンスというよりは、良い意味でどこか昭和のような雰囲気があり、懐かしく感じます。イルミネーション屋さんもあちこちにあり、気軽に買えます。

たまに雪だるまや雪のデコレーションもあり、南国では不思議な感じです。彼らにとって雪が降るというのは憧れの世界です。一度は日本で見てみたいとみんなが言います。  

クリスマスは家族と

クリスマス当日、フィリピン人のほとんどは日本人のようにレストランなどへ行かずに、クリスマス料理を作って家で家族と過ごします。あちこちの教会ではクリスマスイベントも盛んですが、家族が何よりも大事な彼らにとっては教会へも家族と出向きます。私も去年は昼に韓国人の友人の誘いで教会のクリスマスイベントに参加し、夜はフィリピン人先生の家に招待してもらって一緒にお祝いしました。

彼らは家族一人一人にプレゼントを買うので、「Christmas is very expensive!!」というフィリピーノジョークが飛び交うくらい、この日のためにお金を貯めます。子供たちはクリスマスに沢山のプレゼントをもらうのでとにかくめちゃくちゃに喜びます。日本では経験できないような温かい雰囲気です。

クリスマス料理は鳥の丸焼きとかはあまりなく、代わりに豚の丸焼きなどが登場します。スペイン料理とフィリピン料理がミックスされたような物が多いです。

期間限定遊園地

ところで私の住むスービックでは、このシーズン３か月だけ夜オープンする変わった遊園地があります（Subic Fiesta Carnival、通称ナイトマーケット）。最初見たときは、「あー、遊園地がつぶれてる～。」と通り過ぎましたが、いきなりクリスマスイルミネーションと共に12月から営業開始、びっくりしました。

さらにびっくりしたのはそのアトラクションの凄さ。凄いというか、何というか、例えられません（笑）。入場料は50ペソ（110円くらい）、乗り物一つ一つは子供の頃見たような感じの昔のジェットコースターやメリーゴーランド等、こじんまりというか小さめで１回100円前後で乗れます。何が凄いかというと、年季が入っている乗り物なのに妙に色だけ後塗で綺麗で派手。乗るとやはりギシギシ音がして明らかに古い。特にジェットコースターはそういう意味で真剣に怖い、リアルに絶叫できます（笑）。

またお化け屋敷も明らかに古くて怖い。小さな列車のような物に乗ってトンネルをくぐるだけなのですが、お化けがスタンバイに間に合わず最初の一周目は何もなく終わってしまうという（笑）。２周目から良く分からないお化けっぽいのが出てきます。観覧車も一定のスピードではなく、誰が動かしているのか不安定なスピードで何周も回ります。とにかく日本にはある意味絶対ないクオリティなので、期間限定ということもあり是非この時期に来られた人には経験してもらいたいスポットです。

そんなこんなで、私たちは今年もクリスマスムードを毎日楽しんでいます。

次回は、『フィリピン一押しのお土産』についてお話したいと思います。

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