ヨーロッパで人気の高い帝政ロシアの古都で
ロシア語を学ぶ
奥に見えるのは、金色のドームがひと際目立つ聖イサク寺院
モスクワに次ぐロシア第2の都市サンクトペテルブルグは、運河が流れ、「北のベニス」とも言われる美しい街だ。最近はプーチン前大統領の出身地としても知られている。
帝政ロシアの首都であった当時の栄華を思わせる建造物が点在し、壮麗な宮殿や美術館などの多くが世界遺産に登録されている。
大都会のモスクワに比べると治安がよく、ゆったりとした雰囲気の古都サンクトペテルブルグは、ロシア語学習者の留学先としても人気が高まっている。バレエ、オペラ、美術など文化的なものに触れる機会が多い街に暮らすことで見聞も広がる。バレエやオペラのチケットは高価だが、ロシア語を駆使して安価なチケットを探し求めるのも、楽しい思い出になるはずだ。歴史ある劇場で、一流の芸術に親しむ機会はそうそうない。
気候に関しては晴れ間が少なく、決してよいほうではない。冬は日が短く寒いが、室内はセントラルヒーティングで暖かく、Tシャツで過ごす人も。逆に6月~7月は白夜が体験できる。留学するなら違う環境を楽しむつもりで過ごしたい。
物価は、食品や日用品は日本と変わらないものの、外食は食事とお酒で1万円近くかかる。やはり、学生は自炊が中心だという。
ここ数年、ロシア語は中国語同様、将来性のある言語として注目されている。経済が発展するなかでビジネスチャンスが増え、ロシア語を学ぶ人も増加傾向にあるようだ。
一方で、マトリョーシカやアニメの「チェブラーシカ」のようなロシアのかわいいモノにも人気が集まっている。北欧ブームに負けないロシアブームが、遠からず起こるかもしれない!?
世界三大美術館のひとつとして有名なエルミタージュ国立美術館
純ロシア風の建築が魅力的なスパース・ナ・クラヴィ聖堂
留学生同士、あるいは現地の学生との交流も楽しい