日本で6月から8月といえば梅雨から夏にかけての一年で一番暑い時期です。ところが南半球のニュージーランドの場合、季節が反対なのでこの時期は冬になります。
地域によっては雪が降ることもあります。
幸い、ウェリントンの冬はそんなに気温が下がることがないため、年間を通して雪が降ることはほとんどなく、ましてや積雪となると何十年に一回程度しかありません。数年前に地面に雪が薄っすら積もる程度で「50年ぶりの積雪」とニュースになったほどでした。
そんなウェリントンですが、ウェリントンの冬を乗り切る上で持っておきたいグッズがいくつかあるので紹介します。
風の街では防風具が必要
ウェリントンは「風の街」という呼び名があるほど、風が強い街です。しかも、冬の間は南極から吹く冷たい南風(英語ではsoutherly)が強いことから実際の体感気温よりもずっと寒く感じます。
そのため防寒具として、毛糸で編んであるような目の荒いものを持っていくと、通気性が良すぎてずっと寒い思いをしなければならず、風邪をひいてしまいます。
冬のウェリントンに持っていくことをオススメするのは、「ウィンドブレーカー」とその中に着る「フリース」や「ヒートテック」といった「保温性の高い服」です。
ウェリントンの冬は気温がマイナスまで下がることはあまりありません。そのため「風対策」をきちんとしてあとは重ね着で暖を取れば、それだけで全然違ってきます。
雨対策にも役立つウィンドブレーカー
ウェリントンは風の街と紹介しましたが、風が強いため傘が全く役に立たないことがよくあります。「横殴りの雨」なんていう言葉がありますね。その言葉の通り、雨が上からではなく横から降ってくる日があるので、傘をさしても濡れないのは顔の周りだけなんてことも。
そんなときに役立つのがウィンドブレーカーです。ウィンドブレーカーを着ていれば体が濡れないのはもちろん、ジャケットの中にお財布やスマホ、パスポートなどを入れておけば、それらのものを濡らさずにすみます。
それとできれば、カバンも濡れても中に水が入らないものを選んだり、濡れて困るものだけでも防水性のある袋に入れておくなどの工夫をしてもいいですね。
余談:ニュージーランドの人たちは傘を差しません
余談なんですけど、ニュージーランドの人たちは傘を差さない人がすごく多いです。
雨が降っているウェリントンの街なかを見ていると、傘を差しているのは観光客ばかりです。もちろん傘を差すニュージーランド人もいますけど、圧倒的に少ないです。
では皆さんどうしているのか。
いつもと同じ格好で、そのまま雨に濡れています。
頭だけ濡れないようにタオルをかけるわけでもなく、冬場はコートとか着ている人も、そのまま歩いています。
こういうのはきっと文化の違いですね。
まとめと次回の予告
いかがだったでしょうか。冬場にウェリントンに行く方はぜひ「風邪対策」ならぬ「風対策」をきちんとしておきましょう。それだけで体感気温が全然違ってくるはずですよ。
次回はニュージーランドの
水道水にまつわるお話しです。
一般的に「ニュージーランドは水道水を飲んでも大丈夫な国」と言われていますが、本当なのでしょうか。お楽しみに。
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