皆さん、こんにちは!ウェリントン在住のMasa Osadaです。
コラム3回目の今回は、
ニュージーランドが日本人にとって親しみやすい理由についてです。
僕は2005年から2006年にかけて8ヶ月ニュージーランドのロトルアで生活をし、その後、2006年から2007年にかけてカナダの
オタワで10ヶ月生活をしました。
その生活のなかでニュージーランドは、日本人にとって感覚的に親しみやすいなと感じた理由がいくつかありました。
似た大きさの島国で四季がある国
ニュージーランドは、日本の7割程度の大きさの島国です。そして季節は日本と反対なのですが、日本と同じように四季があります。実は世界中に「島国で四季がある国」というのは非常に少ないのです。
また気候が日本人にとって過ごしやすい、「暑すぎず寒すぎない」というのも嬉しいところです。
しかも日本もニュージーランドも南北に長い島国です。きっと短期間の滞在であれば、日本とまったく違う環境も楽しめると思うのですが、長く住むことを考えると、そういった地形や気候が「どことなく感覚的に似ている」のはとても重要ですね。
マオリ語の地名は日本人にとって楽勝
海外に行くと苦戦するのが、その国の地名です。初めのうちは読めない地名ばかりに遭遇しますね。ところがニュージーランドでは多くの地名が、先住民マオリ族のマオリ語です。そしてその地名のほとんどが日本人の「ローマ字読み」でOKなんです。
では、例を見てみましょう。
●Rotorua ロトルア
●Kaikoura カイコウラ
●Waitomo Cave ワイトモ ケーブ
●Mount Maunganui マウント マウンガヌイ
●Lake Pukaki ケイク プカキ
一部の地名はCave(洞窟)やMount(山)、Lake(湖)といった英語も混ざっていますが、それ以外はローマ字読みですね。ただし例外で「Whaをファ」「Whiをフィ」と読むことだけ覚えておきましょう。
重さや距離、温度の単位が日本と同じ
カナダにいたとき、すごく困ることがありました。それは重さや距離、温度の単位が日本と違います。
カナダでは一般的に長さの単位として「インチ in.」や「フィート ft.」や「マイル mile」が使われます。
また重さでは、「グラム g」も使いますが「ポンド lb」をよく見かけました。1ポンドはだいたい0.45キログラムです。スーパーマーケットでステーキ肉に「$15」と大きく、そして横に小さく「per lb」と書いてあるのに気が付かず「1キロ15ドルは安い!」と思ってレジに持っていったら、思った金額の倍くらいでビックリしたことがありました。
ほかにも温度は「華氏 °F」を使うので、天気予報で明日の気温が68°Fと書いてあると、いったい何度なのか全然わからなかったり(実際は20℃)、料理をする時に「油の温度は360°F」と書いてあって、何度に設定したらいいのか検討がつかないことが多々ありました。
それを考えると、日常に深く関わってくる単位が日本と同じニュージーランドは、そういった問題がありません。
車が左車線右ハンドルで日本と同じ
日本は世界でも少数派の「左車線右ハンドル」の国です。
カナダはアメリカと同じ右車線左ハンドルだったため、自分で車の運転をするのに不安を覚えて、運転をすることがありませんでした。
ところがニュージーランドは日本と同じです。交通ルールも似ているところが多いのです。車の運転は何か間違いがあったとき命すら落ちしかねないことなので、滞在中の車の運転は不安要素が少ないほうがいいですね。
■次回の予告
いかがだったでしょうか。
次回はニュージーランドいえば「羊」を思い出すと思うのですが、ニュージーランドは本当に羊がたくさんいるのかどうか?という少し
雑学情報を紹介します。
お楽しみに。
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