ニュージーランド最年少の女性首相が誕生して思うこと

公開:2017-12-05 更新:2019/03/06

みなさん!はじめまして、Tomorrowインターン生の大家茉莉奈です。2017年9月に一年間のニュージーランド留学から帰国しました。これからいろいろと私の体験や、ニュージーランド留学に関するお役立ち情報をみなさんとシェアできればと考えておりますのでよろしくお願いします!

ジャシアンダ・アーダーンさんの様子 (【CNN】 https://www.cnn.co.jp/world/35105247.htmlより引用)
ジャシアンダ・アーダーンさんの様子 (【CNN】 https://www.cnn.co.jp/world/35105247.htmlより引用)

 

女性もリーダーになれる国!

さっそくですが、2017年7月にニュージーランドで最年少の女性首相にジャシアンダ・アーダーンさん[Jacinda Ardern](37)が就任しましたね!彼女は就任後「子供が欲しいかなんて聞かないで!」と表明するなど、とても自信にあふれた強い女性なのだろうということが見受けられます。さらに、ニュージーランドは現在、政府に「女性政策省」を設け、女性のニーズにも答えられる政界が整っているんです!まさに世界を代表する『女性もリーダーになれる国』の1つであると言えますね。

ニュージーランドの女性観とは?

私、大家茉莉奈はそんなニュージーランドで1年間留学し、そのうち半年間、専門学校New Zealand School of Tourism(以降 NZSTと表記)で、空港、ホテル、クルーズ、旅行会社など、女性が多く活躍する観光産業について学んできました。この1年間のニュージーランド留学では、社会で活躍する女性たちの姿を、実際に目の当たりにしてきました。 今回のコラムでは、そんな私がニュージーランドや他の国における女性の社会的役割について、私の考えをお伝えしたいと思います。 私の学んだ学校NZSTでは、高い理想を持った女性が多かったです。講師は、実際に観光産業で経験を積んできたプロフェッショナルな女性たちが多く揃っており、私のクラスを受け持ってくれていたのは、元フライトアテンダントの講師でしたし、他のNZSTの講師も自信に満ちあふれた強い女性たちでした。身だしなみもばっちりで、リーダーに相応しく、かつ生徒思いで、仕事も早いといった、女性の私も憧れるほど素敵な方たちが揃っていた環境でした!  

Picture of NZST
身だしなみ抜群の生徒たち

NZSTの授業スタイルは、ディスカッション、グループワーク、プレゼンテーションなど、自己アピールとチームワークを重視するものが多かったです。そんな中、クラスメイトの発言力の高さにも毎回、驚かされていました…。 学校は観光業界の専門学校で、男子より女子の比率が高かったのですが、私のクラスでは特に、女の子がうるさいほど発言していました(笑)。 そんな何にでも積極的なNZSTの学生、講師たちと学んでいくうちに、私自身も意見を持ち、手を挙げて発言し、実際に行動せざる負えなくなってしまいました…。例えば授業中、意見を求められても初めの頃は英語の理解にも苦しんでいたので、ただ「I don’t know」と言うのみでしたが、卒業時には自ら手も挙げずに発言したりもしていました。なぜなら手をあげる隙がないほど、みんな勝手に、意見を言い合うからです(笑)。 また、恥ずかしがり屋で人前では小さな声でしか話せなかった私からは信じられないのですが、クラスでトップレベルのプレゼンテーションの評価を貰えたこともありました。この変わるしかない環境の中で、私の性格も積極的に変われたのだと思います。

42958c97d724d1fbfdb262a10eea3e8c--auckland-trainer 大げさに聞こえるかもしれませんが、ニュージーランド留学中に出会った女子・女性たちは(移民国なので、世界各国から集まった人々)、少なくとも、年齢関係なく私よりもはるかに、しっかりとした意見を持ち、相手の納得がいくまで発言する、芯を持った何にでも挑戦する人たちが多かったです。 また、各国の文化や、教育方針の違いによるものなのか、 日本人の私と、他国の人々との積極性の違いを感じることが本当によくありました。なんというか、この国で自分の弱さに直面しましたね…。

ホストマザーに感化された話

Abel Tasman
Abel Tasmanでのカヤック
話は変わりますが、ある日、学校の休暇中ホームステイ先の家でのんびり、だらだらテレビを見ていました。すると突然、ホストマザーにひどく怒られました。 「How can you stay home and do nothing like that? You can do it in Japan!! Why don’t you go travel by yourself to see the world? Just do it!」[どうして家でだらだら何もしないで居られるの?そんなこと日本でも出来るじゃない!一人で旅行に行って世界でも見てくれば?さっさとやりなさいよ!]」と言われたのを、怖かったので今でも覚えています。 ホストマザーの行動力に圧倒され、すぐに一人旅のバスとホテルを予約し、旅行を決意しました。たった二週間でしたが、人生初の海外での一人旅でしたので、初めは怖じ気づいて一人も友人が作れませんでした。しかし、またそこでも無理矢理積極的にならざる負えない状況に追い込まれたせいか、最終的には世界中からの旅人達と出会うことができ、楽しく一人旅を終える事ができました。
Queenstownでのトレッキングの様子
Qeenstownでのトレッキング
 
Kiwi Experienceの仮装パーティーの様子。
Kiwi Experienceの仮装パーティーの様子。
 

ニュージーランドで多くの強い女性に出会いました。

長々と語ってしまいましたが、留学を通して私が感じた、あるべき新しい女性像は、「強い女性」、「自立した女性」、「芯のある女性」「何事にも積極的な女性」「行動力のある女性」です。私もこれらのイメージに相応した女性になれるよう、これから頑張って努力し、成長していきたいです。 ニュージーランドは女性も社会で自信をもって活躍でき、また強くあるべきだという概念を持つ国なのではないでしょうか? 国際社会で女性の人権問題が多く取り上げられる中、実際に女性の大統領を持つ国や、多くの女性が活躍しているという情報を耳にすると、これからの時代は、私たち女性でも頑張り甲斐があるのだと、なんだか勇気付けられますね!

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