先輩留学生が実践中のプログラムを紹介!
プログラム&現地費用
オーストラリア ワーキングホリデー(日本語教師アシスタント)
海外で日本語を教えたい!ワーホリは夢への第一歩
8ヶ月
約109万円
※現地での収入は含まず
Text/北山正子、Photo/今城 康雄
Money Plan
- プログラム費用
約600,000円
- 現地費用
約600,000円(月約64,000円 ✕ 7ヵ月+ 交通費約20,000円 ✕2ヵ月
- 渡航費
約216,000円
- 現地での収入
未定(日本語教師アシスタント終了後は、アルバイトをする予定)
【現地費用の内訳】
家賃・水道光熱費:月約44,000円(ホームステイ終了後のシェアハウス滞在費。インターネット代込み)
食事:月約10,000円
交通費:月約20,000円(ボランティア機関の2ヵ月強。語学学校はパースの中心地にあったので、無料の路線バスを利用)
ネット・電話代:月約4,000円(携帯電話代。国際電話は、日本で作った5,000円で約1時間通話可能なプリペードカードを使用。インターネット代は家賃に含まれている)
おこづかい:月約6,000円
※1オーストラリアドル=99円で計算しています。
このプログラムのおススメPoint
語学学校と日本語教師アシスタントの期間は、収入はないが、その後はアルバイトができる。教師関係に興味がある人に人気!
官部 真知さん(21歳)
三重県出身。日本語教師を専攻している大学生。将来、海外で日本語を教えることを目標に、1年間休学して渡豪。高校時代にはシドニーで3週間の短期留学を経験。日本では英会話教室にも通い、英語力アップに努めている。
クッキングの授業でお好み焼き作り。官部さんがお手本を見せると、子どもたちは興味津々
このプログラムを選んだ理由は?
大学で日本語教育を学んでいて、将来は海外で日本語を教えたいと思っています。その第一歩として、日本語教師アシスタントの経験ができるこのプログラムを選びました。
パースを選んだのは、以前シドニーに短期留学をしたとき、空気のゆっくり流れているオーストラリアがとても気に入り、次は西海岸側にも行ってみたいと思ったからです。またパースは、周りの方のすすめや、金銭面でも他の都市より生活費が多少安く済むと聞いていたこともあり、いちばん自分の希望に合っていると思い選びました。
資金はどうやって用意したの?
3年間アルバイトをして貯めたお金と、両親が援助してくれたお金で用意しました。
どんな生活をしていますか?
語学学校に通ったあと、日本語教師アシスタント・プログラムが始まりました。1学期(9週間)だけですが、週5日、小学校に通って毎時間異なるクラスのアシスタントをしています。自分の担当するクラスがない朝の時間も英語の勉強になればと思い、他のクラスを見学しながら先生方の教え方をじっくり見て、私も将来こんなふうに教えたいと、日々研究中なんです。
現在住んでいるのはシェアハウスで、私以外は韓国人の方ですが、とても仲が良く、毎日楽しいです。この間は一緒にキムチを作りました。でも、みんなテキパキ作ってしまうから、私はほとんど見ているだけ(笑)。
日本語教師アシスタントが終了したら、アルバイトを始めたいと思っています。現地の人々と多く触れ合える接客業に就きたいですね。そして、資金が貯まったら、オーストラリアを旅してまわることが目標です。
来てよかった!と思えることは?
短期留学と違い、長く滞在することで英語に慣れてきました。海外で生活しているという緊張感もほぐれ、今のこの生活が当たり前になって楽しく過ごしています。 最初は不安もあった子どもたちとの会話も、今では英語での質問にちゃんと答えてあげることができ、コミュニケーションもうまく取れるようになりました。 シェアハウスでも、外国人の方と暮らすことで、毎日英語漬けの生活が送れて、とても勉強になっていますね。
留学する人へのアドバイス
その国の事情・物価・為替レートなど、しっかりと調べた上で出発したほうがいいと思います。安いと聞いていたのに、実際到着してみたら想像以上に高かった! なんてことも、少なくないですから。いちばん大切なことは、「余裕を持つ」ということだと思います。私の場合、決断から出発までの期間が短かかったため、あまり余裕がなくてバタバタとしてしまいました。資金においても、気持ちにおいても、目標を立てて計画をして、余裕を持って準備することをおすすめします。
官部さんが、ボランティアで日本語教師アシスタントに通うウィンスロップ小学校
官部さんがこのクラスを担当するのは今日が最後。それを知って、子どもたちは寂しそう
子どもたちからは日本語で“まちせんせい”と呼ばれている
「毎日忙しいけれど、とても充実しています」と話す官部さん
韓国人のオーナー家族やシェアメイトとは、お互いの国の話をしたりと、とても仲良し
よく買い物をするというショッピングセンター
留学カウンセラーのアドバイス:東日本・西日本留学センター 名古屋支店カウンセラー 水野智之さん
長期滞在では、生活費に差が出る都市選びが大切
限られた予算内で、より充実した海外生活を送るためには都市選びが大切です。東京と地方都市で家賃が違うように、オーストラリアでもシドニーと他の地方都市では生活費に差があります。たとえ、月に5,000円か1万円の違いでも、長期滞在になると積み重なって5万円、10万円になります。
官部さんが体験しているワーキングホリデーと日本語教師アシスタントのプログラムは、シドニーでもできるのですが、予算的にはパースのほうがお得。地方だとアルバイトの求人が少ないのでは? と、心配される方もいますが、カフェや日本食レストランなどもあるので問題ありません。さらに費用を安く抑えたい方は、日本で英語を勉強して、語学学校に行く期間を短縮することですね。
神戸さんの参加プログラム:ワーキングホリデープログラム 語学学校+日本語教師アシスタント 8ヵ月 約600,000円(現在は、418,000円)
【内容】
ワーキングホリデープログラムに、語学学校1カ月と、ボランティアの日本語教師アシスタントプログラム1学期間を追加。やりたいことを、いろいろ組み合わせたプランが可能です。
【費用に含まれるもの】
ワーホリサポート(16種類のサポート)、クオリティホームステイ(1カ月)、語学学校入学金、授業料(1カ月)、日本語教師アシスタント(1学期)
【費用に含まれないもの】
航空券、海外旅行傷害保険、おこづかい、ホームステイ終了後の滞在費
【補足】
料金は円に換算するため、時期により変動します。語学学校は、ワーキングホリデービザで通える4カ月までお申し込みが可能(オーストラリアの場合)。クオリティホームステイは、現地スタッフが直接お会いして契約しているファミリーを紹介します。ボランティアには、老人ホームやチャイルド・ケアなどもあります。お問い合わせください。
■
オーストラリアのプログラム一覧へ
■
ワーキングホリデーのプログラム一覧へ
プログラム&現地費用
フランス ワークエクスペリエンス(ホテル研修)
低予算で憧れのフランス生活 快適な環境で語学力を身につける
7ヶ月
約101万円
※渡航費、および現地での収入は含まず
Text/秋枝由笑
Money Plan
- プログラム費用
788,500円
- 現地費用
約223,000円(ホームステイ中の出費約31,000円 + 研修中の月約32,000円 ✕6ヵ月)
- 渡航費
約390,000円(2007年9月出発のエールフランス航空3ヵ月FIXチケット220,000円+2008年1月出発のキャセイパシフィック航空170,000円/一時帰国のため)
- 現地での収入
約195,600円(支給されるおこづかい 月約32,600円 ✕ 6ヵ月)
【現地費用の内訳】
家賃・水道光熱費:なし(宿泊はホテルが提供してくれるので、無料)
食事:月約31,000円
交通費:月約20,000円(ホームステイ中は昼食のみ月約31,000円。現在は社員食堂で3食付きなのでなし)
ネット・電話代:月約8,000円
おこづかい:月約24,000円
※1ユーロ=163円で計算しています。
このプログラムのおススメPoint
食費や滞在費がかかわらず、おこづかいも支給されるので、ユーロ高でも十分楽しめる。ホテル何の施設も使い放題!
佐藤倫子さん(26歳)
服飾専門学校卒業後、お金を貯めては海外旅行やイギリス・ホームステイを経験。「輸入下着のお店を開きたい」という夢への一歩として、07年9月渡仏。現在、モンペリエのGolf Club Hotel de Massaneで研修中。
職場はホテル内のレストラン。60席ほどのホール内は、働きやすくて居心地がいい
このプログラムを選んだ理由は?
洋服が好きで服飾学校に通ったのですが、同じくらい海外も好き。お金が貯まれば旅に出る生活をしているうちに、「いつか輸入下着のお店を開きたい」が将来の目標になりました。下着の本場はフランス。仕事でフランス語は必須になるから、今のうちに言葉を身につけたいと思ったんです。けれど高いプログラムは手が出ないし、大学・短大付属の語学学校はついていける自信がなくて。それで、手頃な料金で長く滞在できる方法はないかと考えて選んだのがワーキングホリデーでした。
どんな生活をしていますか?
<1カ月間ホームステイしながら語学研修を受けた後、11月からモンペリエ市内のホテルで研修を受けています。仕事はレストランの配膳係。最初の2週間はお客様の注文が聞き取れず大変でしたが、国内外から研修生が10人ほどいて、「できなくて当たり前」と受け止めてくれる空気があったので、臆せず働けました。レストランで使う言葉は限られているので、それを集中的に覚えたらスムーズにいくように。とても働きやすい雰囲気ですし、ホテル内の寮で生活しているので通勤も楽。ゴルフ場やテニスコート、プールなどホテル内の施設は自由に使えますし、週2日の休みは旧市街に出かけたり、友だちと食事に出かけたりして楽しんでいます。
留学する人へのアドバイス
海外では何が起きるかわからないので、貯金に余裕があると心の支えになりますよ。ちなみに私は渡米前からおこづかい帳をつけています。金銭感覚がわかるので、お金をコントロールしやすくなります。でも、お金をかければいい留学ができるわけじゃないので、しっかり準備期間を設けて、自分に合った手配会社を選ぶことをおすすめします。
留学カウンセラーのアドバイス:エデュケーションジャパン 名古屋支社 キャリアデザイナー 亀井奈津子さん
語学力があれば、期間中まるごとインターン生活ができてお得!
3カ月36万円からホテル研修ができるお得なプログラムですが、最低限の語学力は必須です。不安な方は語学学校を追加できますので、ご相談ください。少しでも費用を抑えたい方は、日本でできるだけ勉強しておきましょう。語学力があれば期間中はまるごとインターンができますし、職種も広がりますよ。
佐藤さんの参加プログラム: “Life in France” 語学学校+ホテル研修
【内容】
南仏でのホテル研修。宿泊場所と食事を提供され、おこづかいも支給される人気のプログラム。期間はビザなしで行ける3カ月からワーキングホリデーで行く6カ月まで。オプションで語学学校も申し込める。
【費用に含まれるもの】
語学学校の入学金と授業料(1カ月)、ホームステイ(1カ月、2食付き)、ホテル研修費(ビザサポート付き、6カ月440,000円)、研修期間中の滞在費および食費
【費用に含まれないもの】
航空券、海外旅行傷害保険、フランス国内移動時の交通費や通学通勤費、語学学校期間中の昼食、その他おこづかいなど
【補足】
語学力や経歴によって配属が決定され、ホテルの一般業務の他に、シェフやパティシエの方向きの研修もあります。研修の料金は2008年より変更され、3カ月360,000円、6カ月470,000円。
■
フランスのプログラム一覧へ
■
インターンのプログラム一覧へ