イギリスの「ミュージアム」事情
公開：2013-06-12 更新：2018/08/02
古今東西の文化遺産を集めた世界最大級の博物館
大英博物館正面。
石に刻まれたレリーフとギリシャ風の円柱が印象的な外観
1753年、古美術収集家だった医師サー・ハンス・スローン氏の寄贈により設立された「大英博物館」。
毎年世界中から600万人以上の見学者が訪れている。
もっとも有名で人気のある展示物は、古代マヤ文明の石像とロゼッタストーン、ミイラの3点。
そのほかにも歴史的な収蔵物は書籍をはじめ、考古学的に貴重な建造物や標本、金貨など1000万点以上にも上り、現在も増え続けている。
世界最大級の規模だけあり、じっくり見て回るには時間がかかる。
常設展示のほかに世界中の博物館と連携した巡回展示や、子どもや学生に向けた教育育成のためのコーナーもあり飽きることがない。
創設以来入館は無料なので何度も足を運ぶのがオススメだ。
館内にはカフェやレストランもあるので1日中のんびり過ごしてみては。
また日本ギャラリーでは、館内の茶室「和英庵」で定期的に裏千家による茶道の実演を行っている。
外国人のお友達を誘って日本の文化に触れてもらうのもよいかも。
エジプト象形文字解読の手がかりとなったことで有名なロゼッタストーン
入館無料なのは寄付により運営されているから。
世界各国の文字で寄付を呼びかけるメッセージが記された募金箱
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