フランスの「マーケット」事情
公開：2013-06-21 更新：2018/08/02
パリ最古のマルシェはランチスポットとしても人気
おいしさに思わずニッコリ
パリのマルシェ（市場）には2タイプある。
決められた曜日に道路や広場に立つ朝市と、屋根付きの常設市場だ。
その数はパリ市内で80カ所にも及び、野菜や果物、肉、魚、乳製品、パン、ワインなどさまざまな食材が売られている。
なかでも人気急上昇なのが、北マレにあるパリ最古の「マルシェ・デ・アンファン・ルージュ」。
“赤い子どもたちの市場”という名前は、16世紀に建てられた孤児院の名前に由来し、孤児たちはキリスト教で慈善を象徴する赤い色の服を着ていたからだそう。
1777年に孤児院がシテ島に移った後、マルシェとなった。建物の老朽化のため一時閉鎖されていたが、2000年に再開。
人気の秘密は、レストランが充実していること。
モロッコやイタリア、レバノンなど各国のスタンドが軒を連ね、お惣菜をテイクアウトできる。
その場で食べられる屋台風レストランもある。
おしゃれなパリジャンが行列を作って食べにくるので、ランチタイムは大にぎわいだ。
フランスといえばチーズ！品ぞろえも豊富の表玄関
マルシェ内の屋台風レストラン
人気のクレープ屋の名物店主アランさん。サンドイッチやニース名物“ソッカ”も作ってくれる
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