1学期の課題(Assignment)を終えて2週間の休み(Break)に入りました。
当時の学生ビザでは、この休みの間の就労が認めてられていなかったので、ほとんどのクラスメイトは旅行や一時帰国に充てていました。
*現在の専門コースでは、このBreak中は週20時間ではなく、フルタイム(30時間以上)の就労が認められています。
僕は観光に使うほど悠長な事言っていられなかったですし、目的であった
ニュージーランドでの就職というものに繋げる動きをしないといけないと思い、ある行動に出ました。
それは・・・
渡航時にお世話になったエージェントさんに顔を出して「2週間の休み中に何か手伝える事はないですか?もちろん給料下さいなんて言わないので、何かできる事あったらやらせて頂けませんか?」というものでした。
インターンシッププログラムを作るインターンシップ
するとそのエージェントのマネージャーさんに
「
インターンシッププログラムって分かりますか?日本のお客さん向けに現地の企業で働く経験を提供するプログラムなんだけど・・・現地の受け入れ先企業が多ければそれだけ紹介もできるので、もし時間があるならその企業の開拓をしてもらえますか?」と言われました。
僕は「もちろんです、やらせて下さい!」とすぐにお受けしました。
‘よしっ!!’・・・絶対企業を見つけてみせると意気込んで進めました。
まずは日本人の馴染みのある観光系の企業、またJETRO(日本貿易振興会)のホームページから日本に商品を輸出したいと思っている企業などをリストアップします。
*JETROではマッチング機能があって、メール登録すると各国に輸出したい・輸入したい企業のリストを見る事ができますし自分から募集も出せます)
仕事探しにゲリラメールは有効か?(笑)
そして、そこからは所謂ゲリラメール(笑)
「日本でこんな事ができる人がいます。あなたのビジネスのサポートをしつつ、自らも経験を積みたいと希望しているのですが、どうでしょうか?」みたいな文を送るのです。
ただ、今は理由が分かるのですが、こういうやり方って100件送って返答があるのが3%とかの世界なんですね・・・。
そして実際に会って話ができるのも、その中から1件とかですから相当非効率です。
効果的なコンタクト方法をどうやるかはまたお話しますが、簡単に言うと担当者には、一括メールとそうでないメールは簡単に分かるし、響き方が全然違うという事です。
当時そこまでその重要度が分かっていなかった僕は、とにかくゲリラ的に相当な数のメールを送って、その後電話をするという事を愚直に行いました。
効率か?愚直に数をこなすか?
それでも愚直には愚直の良さもあるのか・・・
1週間くらいこんな事を繰り返していると数件反応があって翌週には実際にオフィスに行って話ができるところも出てきました。
そして2週間が終わる頃には「良い人がいたら受け入れ検討できます」と言ってもらえる現地の旅行会社と貿易会社を1社づつ見つける事ができました。
まぁ実際にはまだ人を受け入れてもらった訳ではないですが、一応現地のインターンシップ受け入れ先企業の開拓という意味では、小さいながらも結果が出せたことを喜んでいたところ
そのエージェントのマネージャーさんに最後に部屋に呼ばれていました。
「お疲れさまでした。うちの会社はご存知の通りエージェントだけじゃなくて色々な業務があるから、営業に関する仕事に興味があるなら、学校の卒業後にうちで働いてみませんか?」
という言葉が・・・・
よっしゃーーーーー!!でした(笑)
この企業で働くという目標にプラン変更して渡航してきて、遂にその目標の入り口に立ったのです。
そうして2学期が始まり、旅行に関連する授業も、将来そのエージェントで役に立つかもしれないと学ぶ意識がだんだん変わって行きました。
実は2学期のコース終了時は、学校のコースに旅行会社でインターンを経験するというものも含まれていて、日系の旅行会社さんにも2週間ほどお世話になって誘って頂きました。しかし、もうすでに僕の気持ちは完全にこのエージェントさんで働くことに向いていました。
(本当は学んだ事と仕事が一致した方がビザ等色々と便利なのですが・・・)
クラスメイトのほとんどは1年のDiplomaコースだったのですが、僕は半年のCertificateのコースを終えると、そのエージェントさんで働かせて頂く事になりました。
ここで経験したことは今でも自分のニュージーランドのベースになっていますし、ここで知り会えてできた人脈・同僚とは今でも繋がりがあります。
次回はこの日系のエージェントで経験した初めての海外の仕事についてです。
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