公開:2016-10-19 更新:2019/04/08
前回の「専攻について」と「年数・科目数について」に続き、今回は「授業スタイル」と「成績評価について」です。
オーストラリアでは一つの科目に対して、「レクチャー」と呼ばれる大講義タイプと「チュートリアル」と呼ばれるゼミタイプの授業があります。1科目につき2時間のレクチャー、1時間のチュートリアルが毎週あります。 レクチャーは全てレコードされていてオンラインでいつでもどこでも自分の予定に合わせて聞くことができるんです。 「レクチャーに行ったけど、よくわからない所があった…。」 「熱が出て授業に行けそうにない…。」 そんな時でも大丈夫!自分の理解度のレベルに合わせてスピードを調節したり、何度も聞き直したりできます。特に英語ネイティブではない留学生にとっては強い味方です。これがなかったら、単位を落としていたかも…と、いうぐらいです(笑) チュートリアルは10-15人程の少人数で、ディスカッションベースの授業です。前の週のレクチャーの内容、課題で出されたリーディングの内容に基づいてディスカッションします。リーディングは多くて1ユニットにつき30ページ出ることも! 基本4ユニットを1学期で取るので、週に100ページ以上のリーディングをする週もありました! 初めはクラスメートや先生が話している内容を理解することに精一杯で、一言も話さず授業が終了…。ということも何度かあり、授業後にこっそりと泣いていました。(笑) 英語ができるという、変な自信があったので悔しくて悔しくて…。 でも、この悔しさがあったから頑張ろうと思えたんだと思います。どうしてもわからないときは、チューター(チュートリアルの先生)に授業後、直接質問をしに行っていました。優しい先生は、プライベートレッスンを1週間に1時間私のためだけに設けてくれたりもしました。感謝でいっぱいです。熱心な先生が多いので、質問すると喜んで答えてくれます。分からないことがあれば直接、特に授業直後に聞きに行くことをおすすめします。
日本の大学では、中間テストと期末テストで成績が決められていましたが、オーストラリアではテストに加え、エッセイやオンラインクイズ等の課題、チュートリアルの参加度等が評価基準です。 私が取った授業(主に文学)では1科目につき2つのエッセイ、期末テスト、チュートリアルの参加度で評価されることが多かったです。授業のレベルが上がるごとにエッセイの文字数が多くなり、最後の学期では1科目で2500文字のエッセイと3500文字のエッセイの課題が出されました。取っている科目が1つだとまだいいのですが、4つもあると1学期のうちに多くて合計8つのエッセイを書き、またその提出期限が重なるんです(涙) 前もって予定を立て、余裕をもって課題に取り組むことを強くおすすめします(笑)私はいつも気づいたら提出期限が迫っていて、2週間で3つエッセイを書いたこともありました。レクチャーも聞いて、チュートリアルの準備をしつつエッセイを進めることは本当に至難の業です。お陰で一度にできる作業量が大分増やせたと思います(笑) 2回に分けてご紹介しましたが、これらが日本とオーストラリア(UWA)の大学の大きな違いです。オーストラリアでも大学によってはシステムが違うこともありますが、大まかなイメージづくりとしてみなさんの参考になればと思います。 それぞれの大学で2年ずつ学生生活を送り、オーストラリアの教育の発展度、熱心さにとても驚きました。オーストラリアの教育の質は世界でもトップクラス。治安もよく日本から近く、将来の選択幅が広げられ、異文化体験、国際交流もできるオーストラリアは留学先にとてもおすすめです・特にパースは無料バスや学割もあって、さらに生活しやすいですしね(笑) 日本の大学受験で失敗してしまった…という方でも安心してください。 オーストラリアの大学は入学試験がなく、高校での成績と英語力証明で入れる大学もたくさんあります。大学で何を勉強し、習得するかを重視しているので、入り口は広いんです。 グローバル人材育成の地としても注目度が高いオーストラリアで、ぜひ大学生活を満喫していただきたいです!
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