ビザやパスポートなどのマストアイテム以外に、「持って行ったら助かった!」と留学生が口をそろえる【留学に持って行くと意外と役に立つ5つのアイテム】をご紹介します。
ぞうり(サンダル)
布製のスリッパより、濡れても差支えない素材のサンダルやぞうりがおすすめ。部屋でくつろぐときはもちろん、ホームステイ先や学生寮の共用バスルームで大活躍します。日本のようにバスマットを置いていない海外のバスルームでは、体を拭いたあとにサクっと足を入れられるサンダルが地味に助かります。
巻き簀(まきす)
海外におけるSUSHI(寿司)の価値はここ10年で急上昇。外国人が握る不思議系ローカル寿司とは違い、日本人であるあなたがふるまう寿司はそれだけでJAPANブランドです。週末に友人宅で集まる飲み会や、ホストファミリーへのお礼ディナー、学校主催の交流パーティーのとき、日本直伝の巻き寿司が大活躍するでしょう。
ラップやキッチンペーパーでも代用できますが、見た目にも美しい職人技は、やっぱり巻き簀持参でご披露あれ!浴衣や甚平、頭にキリリと巻く手ぬぐいなども持って行くと、粋な日本を演出できるかも。
すきばさみ
ヘアスタイルに関する美的感覚って、微妙に違うのですよね。外国と日本。
つたない外国語で一生懸命伝えたのに、写真まで持って行って説明したのに、なぜだか前衛的なヘアスタイルになってしまったり、外国人が好むアジア風のパッツン髪にカットされてたり・・・海外滞在中のヘアサロン体験は、苦くも笑える失敗談にあふれています。
そこそこ大きい都市への留学なら日本人スタッフが切ってくれるサロンもありますが、そもそも美容院代自体を抑えたいという人も多いはず。
そんなあなたに重宝するのがすきばさみ。ドラッグストアや100均で手に入るギザギザ刃の髪切りバサミです。素人でも失敗なく形が決まるし、切りすぎてしまう心配もありません。もちろん「髪なんて伸びるもんサ!」という勇ましい方には必要ありません!
ニベア青缶
高級コスメブランド、ドゥ ラ メール(DE LA MER)のクリームとほぼ同一成分が配合されているとして女子の間で一時期大きな話題を呼んだ「ニベア」の青缶が、海外留学でもお役立ちです。
ヨーロッパや北米大陸の一部、オセアニアといった地域の空気は、日本よりずっと乾燥しています。安くて遠慮なく使えるニベア青缶は顔からボディ全般に遠慮なくたっぷり塗りこめます。
女性に限らず男性にとっても嬉しいのが「ヘアクリーム」としての使い道。手持ちのワックスやジェルを切らしてしまったら、両手で薄く伸ばしたニベアを毛先からつけてみましょう。ワックスのベタベタ感もなく、ハードジェルのカチカチ感もなく、快適なヘアトリートメントに早変わりです。
ホッカイロ
日本の冬は寒いけれど、留学先の冬は恐らくもっと寒いでしょう。
「ホームステイ先が寒い」「寮の部屋が寒い」という日本人留学生の声は、長年絶えることがありません。
そもそも、ガス・電気のインフラがしっかり整っている日本では、床暖房にこたつ、電気毛布、と暖かく快適に暮らす土壌ができあがっています。ただでさえ広めの海外のお宅、ときには「うちのお父さんが建てたのよ」という場合もあり、必ずしも機密性が高いとは限りません。
ヨーロッパのように石畳の道が多い街では、外を歩くときも寒いものです。足先からじんわりと冷たさが伝わります。
日本人の体温は欧米の人々にくらべて総じて低めという説も。同じ気温でも私たち日本人には寒く感じるのかもしれません。
ヘンに我慢を重ねて風邪をひいてしまったら目もあてられません。寒いときには日本の宝「ホッカイロ」を登場させましょう。
火も電気も使わないホッカイロなら、室内でも屋外でも好きなように暖をとれます。余ったら現地でお世話になった方々にわけてあげるのが良策。感動されること、間違いナシです。
これ以外には、寮やシェアメイトのいびき・歯ぎしり対策の「耳栓」や、バスルームに持ち運びできる100均の「かご」なども隠れたお役立ちグッズのようです。ちょっとした工夫が、あなたの留学ライフを快適にしてくれるはず!