「予算が足りない」と思っても、あきらめるのはまだ早い!
滞在先や出発時期を検討し直したり、しっかりと準備期間を設けることで、費用を安く抑えることができるのだ。
そんな留学を実現させるためのアイディアをご紹介!
航空券の安い時期をねらって計画的に出発日を決める
出発時期によって、航空券の値段は大きく変動する。しかし、学校の入校日やプログラムの開始時期が決まっているものも多いので、それに合わせて出発するのが一般的。だからこそ、長期なら1年前、短期でも半年前くらいからカウンセラーに相談して準備を始めたい。早期割引を実施している航空会社も多いので、早めに計画を立てておけば、少しでも安いチケットを入手できる。
当然のことだが、観光シーズンとそうでない時期では、運賃が10万円以上違ってくる。お盆や年末年始は、さらに2倍、3倍に。よほどの事情がない限り、この時期は避けたい。
また、土日など、発着日によって料金が異なる場合もあり、出発日を1日ずらすだけで1万円くらい安くなることもある。オセアニアやヨーロッパへ行く場合は、韓国や香港、シンガポールなどを経由するものだと比較的安い。「お金はないけど、時間と体力はある!」という人にオススメ。
物価の安い国や地方都市なら同じ内容でも滞在費が安くなる
東京と地方で家賃が違うように、海外でも場所が変われば学費や滞在費が違ってくる。都会の学校は授業料が高いうえ、ホームステイ先が郊外の場合が多く、交通費が月に1万円くらいかかることもある。地方都市なら徒歩で学校に通えるところもあるので、この差は大きい。たとえ同じ内容のプログラムでも、場所によって費用に差が出てしまうのだ。
また、物価の安い国であれば、当然、費用も安くなる。例えば、英語を公用語とするフィジーやフィリピンは、日本よりも物価が安いので、授業料や滞在費もかなり安く抑えられる。先進国に比べると不便な面もあるが、異文化体験を楽しめるなら問題ない。
行きたい国や住みたい都市が決まっている人はともかく、そうでない人は滞在先を検討してみるのも、費用を抑える大事なポイントだ。
出発前に日本でしっかり勉強して語学学校の費用を最小限に!
英会話初心者の状態で留学しても、最初の3カ月くらいは英語に慣れるためだけで終わってしまう。これでは学費がもったいない。アルバイトができるので、総費用が安いといわれる
ワーキングホリデーも、語学学校に通うとそれだけで数十万円必要になる。出発前にしっかり勉強して、学校に通うのを1カ月以内にすれば、かなり費用を抑えれらるうえ、語学力によって仕事の選択肢も増えるのでバイト探しも有利になる。
語学留学の場合でも、事前に勉強をしておくことで、レベルの高いクラスに入ることができる。スタート地点のレベルが高ければ、最終的な英語力も違ってくるので、同じ学費と時間を使っても、その価値は倍増だ。文法や単語力は、日本にいても勉強ができる。海外は実践の場と考えて準備しよう!
安い費用で長く滞在するなら食・住・おこづかい付きを探そう
働きながら滞在できれば、より長く現地で過ごすことができる。なかでも、宿泊先と食事が提供され、おこづかいも支給されるのが、今回の特集記事で取り上げているオペアとホテルインターンシップのプログラムだ。その多くはプログラム代の元がとれて、滞在中の外食や観光もおこづかいでまかなえるというから、かなりお得。なかには、残ったおこづかいを貯金して帰国する人もいるようだ。少ない予算で、語学とスキル、そして貴重な人生経験が積める最強のプログラムといえる。
オペアプログラムは内容も条件も決まっているが、
インターンシップは職種や研修先もさまざまで、日本人スタッフを必要とするアジア以外では、無給のものも多い。費用を安く抑えるなら、宿泊、食事、おこづかい付きをねらうべきだが、いちばん大切なのは、何をやりたいのか。安く、長く海外で暮らせるということ以前に、自分のやりたいことに合うプログラムを探し、その中からできるだけ条件のよいものを見つけよう。
自炊とお弁当でしっかり節約。インターネットは学校で
海外生活で節約しやすいのは、なんといっても食費。ホームステイのほうが2食付きで安いが、ランチや友だちとの外食が多いと逆に高くついてしまう。やはり、シェアハウスや寮でとことん自炊するに限る。海外では、1パックが大きいので、シェアメイトと共同購入するなど、工夫して食費を抑えたい。
インターネットは、ほとんどの学校でパソコンが無料で使えるが、無線LANなら自分のノートパソコンが利用できるので便利。こういう設備の有無も学校を決める際にチェックしたおきたい。シェアハウスでは、ネット代も家賃に含まれているところがあるので、よく確認しよう。