ニュージーランドに留学やワーキングホリデーで長期滞在する時、皆さんはどんな準備をしますか?
滞在先での生活に困らないようにいろいろ買い揃えたり、日常会話で困らないように英語の勉強をよりいっそう励んただりしますね。
今回はそんな渡航前の準備の1つで、ぜひやってほしい「歯の治療」についてです。
ニュージーランドは歯の治療が高い
ニュージーランドは歯の治療をする時、すべて自己負担です。
歯の治療のために数千ドル(数十万円)の治療費を払わなければいけないという話をよく聞きます。
なかには「治療費や滞在費が安い東南アジアに行って治療を受ける」という人がいるほど。
そのため、ニュージーランド人の多くは定期的に歯医者へ通い、虫歯が進行する前に治療を行ってもらうよう心がけています。
ちなみに日本で加入する海外旅行保険は歯の治療は対象外となっています。
渡航前に歯医者へ通おう
ニュージーランドへ渡航する前に歯医者へ行こうと進める理由は治療費が高いからだけではありません。
では、どうして歯の治療をしておいたほうが良いのか?というと「慣れない英語で歯医者に行くことの難しさ」があるからです。どの歯がどう痛いのか、例えばシクシク痛いのか、それともチクチク痛いのか、ズキズキするのかを説明するのは大変です。
そしてもちろん治療を受ける時、医者の説明を英語で理解しなければなりません。これもなかなかハードルが高いです。
また、滞在時は特に痛むことがなく無事に日本に帰ろうとしたら、帰りの機内で虫歯が痛くなるケースもあります。どうして歯が痛くなるのか?というと、地上と機内は気圧が違うため地上ではまったく問題ない虫歯も気圧が低いところでは痛くなることがあるからです。
特に日本とニュージーランドは直行便で11時間、経由便を使うと14時間15時間の移動を強いられます。その間ずっと虫歯で悩まされるのは切ないですね。
そのため余談ですが、高い山を登る登山家も登山をする前に歯の治療を行います。
それであれば渡航前に完全に虫歯を治しておくほうが安心です。
歯医者に行くときは「1年間海外に行くのでしっかり治して欲しい」と伝えると、小さな虫歯までしっかりチェックしてくれたり、親知らずなど「今は大丈夫だけど、そのうち治療が必要」という歯も教えてくれるので、相談しながら治療を受けることができます。
また丁寧な歯医者は滞在先で虫歯にならないよう、歯ブラシやデンタルフロスの使い方などの講習もしてくれます。
まとめ
僕自身、ニュージーランドの南島の都市クライストチャーチで歯の治療を受けたことがあります。その時は「抜歯で350ドル(約28,000円)」それと新しい歯を入れるのに3,000-4,000ドル(24万から32万円)がかかるといわれて、とりあえず抜歯だけしてもらい、他の治療は日本に帰ってから、保険を使って安く治療してもらいました。
また知人で虫歯をごまかしながら滞在していたところ、虫歯菌が悪さをして顔がパンパンに腫れ病院に担ぎ込まれたり、中にはニュージーランドで治療を受けるのが不安で帰国してしまった人もいます。
せっかくの海外滞在で痛い思い、怖い思い、そして切ない思いをしないためにも渡航の1ヶ月くらい前、できればもっと早くから歯医者へ行って虫歯のない完璧な状態で渡航するようにしましょう。
次回はニュージーランドの公用語でもある
マオリ語についてです。お楽しみに!
Masa Osadaの他の記事を読む