公開:2018-12-27 更新:2019/06/05
ボランティアとは、自分の時間と能力を人々の幸せのために費やす慈善活動だ。オーストラリアでも病院、図書館、学校、環境保全、フェスやイベントなどの多様なボランティアを選択することができる。オーストラリアでは、2014年の Volunteering Victoriaの分析によると、15歳以上のオーストラリア人の約31%(580万人)がボランティア活動を行ったという結果がでており、累計ボランティア時間は7億4000万時間と、ボランティア活動が率先して行われている国だと分かる。
ボランティア活動が盛んなオーストラリアでは、教育、医療、イベント、フェスティバル、環境保全など多様なボランティアを選択可能だが、活動を通して得られる利点も次の通り多い。
・ローカル仕事を体験し、地元の人と繋がることができる。
・オーストラリアの広大な自然(世界遺産など)の保護/人々の幸せに貢献できる。
・履歴書にプラスのポイントとして記入できる。
・慈善活動で人々を助けた経験は、自分のスキルや心の豊かさへ貢献にもなる。
・オーストラリアの人々の心の豊かさを知ることができる。
・新しい価値感や文化を経験できる。
オーストラリアでできるボランティア活動
・チャイルドケア
・環境保全や動物保護
・クリスマス、ハロウィン、ニューイヤーなどのイベント
・音楽祭、ライブなどのボランティア
など。
オーストラリアでボランティア活動を行う人々の理由
・個人的価値観、信念のために
・自分の履歴書に磨きをかけるため
・現地の人と繋がるため
・将来の仕事に繋がるような人脈を広げるため
・楽しさをもとめて!
・新しい文化や多国籍の人々を知るため
・未来ある子供達をサポートするため
など。
※英語授業などが含まれるプログラムには費用がかかる。
・オーガニックガーデンステイ
・ワインヤードステイ
・自然、環境保護ボランティア
オーストラリアは広大な自然に恵まれた国だ。ファームステイや農家でのボランティア活動では、動物、家畜の餌やりなどができ、ガーデニング(環境整備)や接客などファームの支援を行う。
またワインヤードでのボランティアも人気が高い。ワイン用のぶどうの収穫などをはじめとしたワインの製造に携わることもできる。ボランティア内容は多岐に渡り、ステイ先ごとに条件も違うため、留学する前にじっくり自分の目的とステイ先の違いを調べることが大切だ。
・老人ホームボランティア
英語+コミュニケーション力の向上が見込まれる、利用者の方々と接することで、英語の概念を超えて心暖まる経験ができるだろう。
・日本語教師ボランティア
国際交流基金(2015)の「海外日本語教育機関調査」によると、オーストラリアの日本語学習者数は中国、インドネシア、韓国に次いで多く、累計35万7,348人。この内のほとんどが小学生や高校生と言われている。オーストラリアで日本語は外国語学習で人気な言語の一つだ。外国語試験を大学入試に取り入れているオーストラリアの大学では、日本語は入学認定科目になっているほど。
オーストラリアでは、日本語教師の仕事は、日本の良さを広め、日本語学習者数の増加に向けてニーズが高まっている。
・幼稚園のボランティア、チャイルドケア
幼稚園または保育園のボランティア研修生として、小さな子供たちと遊び、アクティビティやイベントのサポートを行う。日々、子供達の明るく元気なバイタリティーに囲まれた生活は「英語+α」の唯一無二な体験となるだろう。
滞在期間や参加するボランティアの活動期間などによって申請するビザは違ってくる。自分にはどのビザ申請が必要なのかあらかじめ調べ、申請に必要なものを準備しておくようにしよう。
【ボランティア留学に必要なビザ】
・3ヶ月以内の場合
※オンライン申請
※しかし、ETAビザは、ボランティアのみの目的では利用できないので注意しましょう。
・3ヶ月以以上の場合
語学学校や大学などに留学をしていても学生ビザでボランティアにいつでも参加することができます。
費用の値段はそれぞれ選択されるプログラムによって異なるだろう、基本的には給料が出ない無給の仕事となるため、滞在費用と生活費用がかかってくることになる。例えば、ファームステイなどでは食費などの生活費、宿泊施設などの生活費用がボランティアの対価として含まれている場合があるため、安く費用を抑える事ができる。
【ボランティア留学の費用例】
1ヶ月:12~35万
3ヶ月:30~75万円
半年:65~130万円
1年間:120~260万円
その他にも渡航費の飛行機代で往復6~15万円、海外保険料が1ヶ月あたり1~2万などが掛かってくる。しかしワーキングホリデーや学生ビザ保有者の場合は、アルバイトが可能なため、ボランティアと併用してお金を稼げばさらに留学費用を節約することができる。
まずは自分が何を目的にボランティアを行いたいのかを決めましょう。
【自分への質問の例】
・何のために貢献したいですか?
・あなたはどのようなことで貢献できますか?
・一人で働くか大勢で働きたい?
・英語練習をする機会は欲しい?
・今自分が持っているスキルを使いたい?それとも新しいスキルを学びたい?
・自分が何をすれば楽しくて、最大限にボランティアに貢献できる?
・どんなタイプの人々と働きたい?(例:子供、高齢、動物、他の移住者、留学生など)
・どんな仕事が良い?(例:ガーデニング・クリエイティブな仕事・会計の手伝い、福祉系、教育系、接客など)
・どれくらいの期間をボランティアに費やしたい?
・Seek volunteer(英語) Seekはオーストラリアの就職活動の際に便利な就職活動サイトだが、ボランティアに向けのサイトも開設している、現地の人とより近づく事のできる、ローカルなボランティアが多い。移民が多いオーストラリアでは日本人であるあなたの参加を快く受け入れてくれるだろう。
・Volunteering Victoria(英語) 主に人々の幸福に向けたボランティアが揃っている、健康/医療、コミュニティー/人との繋がりや新しいスキルを獲得できるような専門的なボランティアも用意されている。自分の目的ごとに選択肢を絞ることができるので、自分の興味のあるボランティアを見つけることができるだろう。
・GoVolunteer(英語) オーストラリアの有名なボランティアサイトで約1万以上のボランティアの案件が集まっている。ジャンルは「イベント」、「学生ボランティア」、「ビジネスコーポレート」、「環境保全」、早急にサポートが必要な「緊急用ボランティア」の5つに絞られている。Google Play やApple Storeでのアプリもあるため、携帯でもさくさく探せ、応募も気軽にできる。
・Conservation Volunteers Australia (環境保護団体) (英語) 主に環境保全のボランティアを中心に案件が集まっています。植樹のボランティアや環境調査などのデータ回収など、動物愛護に向けたボランティアなど種類は様々です。自然保護に興味のある方におススメのサイト。
・WWOOF (英語) WWOOFはファームステイの案件や、オーストラリアワインを生産するぶどう畑などでのボランティアをお食事・宿泊施設付きで募集しているサイト。
・日豪プレス (日本語) 日豪プレスでは、ファームステイだけでなく、日本人が参加しやすい「JAPAN フェス」のボランティアを募集してたり、ビジネスのスキルが身に付くオフィス系のインターン/ボランティアなども募集がかかっています。英語にまだ自信が無い方でも気軽にボランティアに挑戦できる日本人向けのサイト。
・Cheers (日本語) 日本人向けのオーストラリア就職/インターン/ボランティア/生活向けのサイト。英語にまだ自信がないという方でも安心して参加できるボランティアの案件が用意されており、上級者向けの公募も掛かることがあるためチェックする価値は十分ある。
語学学校が手配してくれる場合もあるが、語学学校にいかずにボランティアを探す場合はボランティア募集サイトで、住み込みで食事と宿泊先を用意してくれるボランティア先を探すと良いだろう。
18歳以上であれば基本的にはボランティアに参加が可能だ。学校の長期休みなどを利用してオーストラリアのファームステイや、自然保護のボランティア活動に挑戦してみてはいかがだろうか?
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