専門留学

専門留学

海外の本場で学びたい分野を学ぶ。特定のスキルを身につける。 個人の目標と将来設計に合った国や学び方、学校選びが重要です。

海外の本場で学びたい分野を学ぶ。特定のスキルを身につける。 個人の目標と将来設計に合った国や学び方、学校選びが重要です。

専門留学とは

専門留学とは、特定のスキルを身につける、もしくはスキルアップの向上を目的とした留学スタイルのことを言います。海外の本場で学びたい分野を学びながら、語学力向上を目的としたものもあれば、キャリアップのため、専門的にその国でしか学べない授業で勉学に励む形もあり、個々にあった専門的な留学ができることが特徴です。 留学には数カ月教室に通って学ぶスタイルや、現地の専門学校に入学し、年単位で学ぶ場合などもあります。 個人の目標と将来設計に合った国や学び方、学校選びが大切になります。

 

 

今なぜ専門留学?

EF留学総合研究所によるとEFが提供する私費留学への過去3年間の問い合わせ件数がここ3年間の間、社会人層からの問い合わせ数が急増しており、2013年頃と比較すると1.7倍に問い合わせ件数が増加していたことがわかりました。社会人の中で留学ニーズが増加していることがわかりました。 近年では社会人がキャリアップや転職ために専門的な技術や知識を身に着けたい、そして語学力を向上させたいという方が増えており、専門留学をすることで、キャリアチェンジやキャリアアップ、帰国後の転職活動や即戦力にしたい人が増加しているのです。学びたい分野を本場で学びつつ、語学力の習得、他の国の留学生や現地の人たちとの交流による国際的な感覚を身に着けたい人にはとても魅力的な学習スタイルです。特に英語圏の先進国などでは多彩なプログラムが用意されています。

 

専門留学のメリットは?

専門留学1

専門留学のメリットは、専門スキルを磨け、キャリアアップに繋がることです。さらに、学びたい分野の本場や最先端の情報が海外で学べることも大きなメリットです。
下記の分野は特に就職や転職に有利となるでしょう。

IT

最先端の言語は基本的に英語で発表されます。また、技術が集中しているアメリカ、カナダでは日々技術が更新しています。世界的に慢性的なエンジニア不足なので、ITの技術を持っていれば、国内外の就職に困ることはないでしょう。
・エンジニア
・Webデザイナー

ホスピタリティ

日本でもレベルの高いホスピタリティを学ぶことはできますが、本場の海外で学ぶことは、日本とは違う視点でのホスピタリティが学べ、とても価値のあることです。
・CA
・ホテルマン
・旅行代理店

医療

近年は日本でも多くの外国人が居住するようになりました。外国で生活する中、病院にお世話になることも珍しくないですね。海外では日本人の、日本では外国人へサポートをすることができる貴重な存在です。
・看護師
・歯科医

 

他にも、スポーツマネージメントを学びたいのならアメリカ、カナダ、オーストラリア。ビジネスであればアメリカやイギリスがよいでしょう。

 

どんなスタイルがあるの?

専門留学の基礎が分かったところで、いったいどんなコースが実際にあるのかご紹介していきます。

短期プログラム(1週間~1ヵ月)

短期プログラムは短いもので、1週間から1ヵ月程度のものがあります。 短期プログラムではジュエリーデザインの基礎を学べるプログラムや、現地の料理や伝統工芸を習うもの、ボイスレッスンを受講できる、など様々です。短期プログラムのポイントは、仕事を続けながら、長期休みの合間に参加することができるので、利用しやすいということです。費用もそれ相応に格安なので、ぜひ気軽に参加してみてくださいね。

長期プログラム(3か月~1年以上)

3ヵ月から1年以上かけて、本格的に専門の勉強をするために学校に通い、ビジネススキルのアップを図るようなコースに参加することができるのが、長期プログラムです。短期プログラムでは、基礎しか学べず、独学で補う必要がある場合が多いですが、長期プログラムならみっちりと学ぶことができます。その種類は多岐にわたり、映画やコンピューター関係からヘアスタイリストやメイクアップ、エステティシャンやファッションデザインなどまでさまざまなので、ご自分に合った、そしてやりたい勉強が必ずあるはずです。

 

長期の専門留学の場合、専門学校で現地の学生と共に授業を受けることになります。その際に困らないよう、また学校へ入るためにも英語力をあげておくことは必須です。
目標としてはTOEIC500~600点くらい。専門分野の授業となると、言葉も難しくなっていきます。試験はありませんが、基準を満たさないと入学ができない学校もあるので、しっかりと準備をしましょう。もしも基準に英語力が満たない場合には、学校によっては付属の語学学校があるので、そこで勉強してから入学することができます。

 

どんな国がおススメ?

専門留学をする場合ある程度自分が学びたい分野やスキルアップを図りたい分野が決まっている人は多いと思いますが、中には一からキャリアを築きたい人も中にはいらっしゃると思います。専門留学は将来を直接見据えた留学になるので、自分の将来像に沿った学校選びが基準になってきます。英語を使ってさらに専門的な知識を身に着けたいのか、それとも他の国の新しい語学を学び、極めたいのか、全く新しい分野に挑戦してみたいのか、目的意識をはっきりもって留学準備をし、身を置く環境や国選びをするといいでしょう。

 どんなところ?ビザ
カナダ日本のように四季があります。場所によっては冬の気温が氷点下となることも。豊かな大自然に恵まれていて、スキーやスノボトレッキングなど山のアクティビティが充実しています。治安がよく親日国でもあり、安心して留学できます。1日の滞在であってもeTA(Electronic Travel Authority)と呼ばれるビザが必要。半年未満の留学で、子どもは6歳未満であれば学生ビザ不要。半年以上学校に通う場合は学生ビザが必要。子どもが6歳未満の場合は、学生ビザは発給されないので観光ビザで学びます。
オーストラリア気候は温暖。自然が多く、海や山のアクティビティが充実しています。とくに、ビーチのアクティビティが好きな人におススメ。時差が-1~+2時間と少なく、日本の家族と連絡が取りやすいこともポイント。フレンドリーな国民性、異文化に寛大なことも魅力です。1日の滞在であってもETA(Electronic Travel Authority)と呼ばれるビザが必要。3カ月未満の留学なら学生ビザは不要です。
韓国KPOPや韓国ドラマなど、各種多彩なエンターテイメントの地。日本同様に四季があり、グルメや美容などジャンルに富んだ観光ができる。日本との時差はない。私立の語学学校もあるが、ほとんどの人は有名大学付属の語学堂と呼ばれる語学学校で学ぶことが多い。世界遺産もあり、歴史が好きなにも楽しめます。3か月未満の留学、又は観光であれば学生ビザは不要。2学期以上の留学、又は3か月以上の留学の場合D-4ビザが必要です。
ニュージーランド世界的にも治安がいい国として知られています。バラエティに富んだ自然に恵まれていて、スキーやスノーボード、サーフィン、トレッキング、ラフティングなどさまざまなアクティビティが楽しめます。3カ月未満の留学なら学生ビザは不要。3カ月未満でも、子どもが10歳未満での場合は、親はガーディアン・ビザが必要。
フィリピン校舎、学生寮、食堂などの施設が同一敷地内にあり、親子で24時間を共に過ごせるのが特徴。授業はマン・ツー・マンレッスンが中心。掃除や洗濯のサービスも込で、費用は欧米の3分の1というコスパの良さが人気。1週間以下の短期留学であってもSSP(Special Study Permit=特別就学許可証)の申請が必要。通常は学校が申請手続きを代行してくれます。
中国日本の26個分の国土面積を保有する中国。人口は世界一位で13億4千万人。料理や民芸品、舞踊、祭り、武術などは中国がもとより発祥とされ、アジアに広まったとされています。留学地も豊富で、普通語、広東語など、学びたい言葉に合わせて選べます。中国には50以上の少数民族が暮らしています。中国に留学する場合、30日以内ならば旅行ビザ「Lビザ」、90日以内ならば訪問ビザ「90日Fビザ」、180日以内の滞在で「180日Fビザ」となり、181日以上の場合留学ビザ「Xビザ」となります。15日以内であればビザは不要となります。
アメリカアメリカは全部で50の州を持つ連邦国家です。州により様々な文化があり、面積の広さも世界トップクラス。住んでいる人の国籍も多種多様です。日本同様に四季もあり、時差は州により異なりますが、約13時間~16時間程あります。アメリカは多彩なビザがあり、一般的な学生ビザは「F-1ビザ」となります。国内認定大学、認可された英語プログラムなどで教育を受けることを希望する場合は、F-1 ビザが必要となり。週18時間以上の授業を受ける場合も F-1 ビザとなります。

※ビザについては、突然変更になることも多いので、下記サイトで必ず最新情報を確認しましょう。
カナダ ⇒ www.cic.gc.ca/english/study/
オーストラリア ⇒ www.homeaffairs.gov.au
ニュージーランド ⇒ www.immigration.govt.nz
フィリピン ⇒ www.ph.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000249.html
韓国 ⇒ www.kankoku-ryugaku.jp/category/1215139.html
アメリカ ⇒ www.ustraveldocs.com/jp_jp/jp-niv-visatypeinfo.asp

 

滞在先はどんなところ?

滞在は主にアパートメントやシェアハウスなどを借りる、もしくは、学校に寮や付属のアパートメントがあればそれらを利用することになります。それぞれに、メリット、デメリットがありますが、特にシェアハウスをするときには、一緒にシェアをする方の人となり、国、文化を事前によく知ることが重要です。国によって文化が全く違いますので、生活の中での微妙な認識のズレが思わぬ人間関係のトラブルになることが多々あります。たかが滞在場所ですが、寝食をする時間は留学中の方にとってリラックスできる貴重な時間でもあります。慎重に検討していきましょう。

専門留学の費用の目安は?

職業に直結したスキルを学べることから、就職に強いのが魅力。学ぶ科目によって金額は大きく異なります。大学パスウェイ(一定の資格を取得すると大学1年あるいは2年に編入できる)として履修する場合もあります。

プログラム内容期間費用
医療通訳カナダ3週間¥209,500
フライトアテンダントニュージーランド16週間¥716,000
児童英語資格オーストラリア6週間¥503,000
ビジネスアメリカ24週間¥469,000

※プログラム内容、実施国、期間、費用の一例です。実際に参加する際には最新のプログラム内容、費用をご確認下さい。

 

もっと知りたい専門留学について

途中で興味が他のものになったら、変更ができますか?

学校には行ってみたらやりたいことと少しずれていた。そんなことも起こるかもしれませんが、学期の途中でクラスを変更することは難しいと思います。しかし、次の学期から専攻を変えることなどは可能です。ただし、必要のない授業まで取っている可能性があり、新しく学びたい専攻では必要な授業が以前のと違うこともあります。それだけお金と時間が余分にかかるということを理解し、しっかりと初めからやりたいことを決めておくとよいでしょう。

日本で専門学校に行くのと何が違うの?

分野によって専門性の違いはありますが、日本と違う一番の特徴はやはり授業のやり方ではないでしょうか。座学よりも実践的なものが多く、また一人で答えを求めるよりみんなで話し合って答えを出すものが多くあります。受け身ではない授業がほとんどです。またなんといっても異文化を理解できるという部分が大きなメリットになります。考え方の基本を日本だけの基準にしていたら世界では活躍できませんね。さまざまな国のさまざまな考え方を学べるというのも特徴です。

 

専門学校卒業後に就職先は紹介してもらえる?

学校は基本的に、仕事の紹介はしていないので、個人的に就職活動をする必要があります。しかし、学校でワークショップが開かれたりするので、そこに参加し、学生に来てほしい企業の話を聞くなどできます。

また、学校によってはコースの中にはインターンシップを組み込んだプログラムを提供しているところもあるので、就職に繋げられるチャンスになります。コネクションを作っていくことも海外で就職するためには必須です。インターンシップで功績が認められれば、雇いたいと言ってくれる雇用主はあるかもしれません。日本で就職活動をする場合は「留学していた国ではその分野の最先端の技術を学べた」「専門分野を英語とともに学べたので海外の会社やお客さんに対応できる」など、アピールできるポイントが多くなるので有利になると言えます。

専門留学をするにあたって心がけるべきこと

専門留学にあたり、心がけるべきことはたくさんありますが、まずは自分の設定した目標に到達し、無事に帰国したあとにキャリアップを実感できるか、ということです。高額な学費と時間を投資するわけですから、身になるものはすべて吸収できるようにしたいところです。異国の地での生活や新しい交友関係、自分の学びたい分野での学生生活はとても貴重な時間になります。そして、もちろん異国の地で勉強に勤しむわけですが、特に長期留学の場合、世界各地でのマナーや歴史的習慣も学び、その町にあったスタイルで生活することも大切になってきます。さまざまな国の留学生たちとともに自分の学びたい分野を日々消化しながら充実した留学ライフを満喫できるようにしましょう。

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