State of Ohio・オハイオ州

オハイオの名はインディアンの言葉「Great River」に由来します。インディアンとの激しい抗争の末、1783年に米国領となり、1803年に合衆国17番目の州となりました。アメリカ中東部に位置し、州都のコロンバス、クリーブランド、シンシナティが主な都市です。

オハイオの大学

・オハイオ州立大学（The Ohio State University）

1870年創立の州立大学。全米の州立大学の中でも最大規模でレベルもトップクラス。開校直後から女子学生を積極的に受け入れてきました。現在は、さまざまな分野の研究に力を入れています。スポーツでは特にアメリカンフットボールの強豪校。

・アッシュランド大学（Ashland University）

クリーブランドとコロンバスのほぼ中間に位置する中規模の私立大学。中規模大学ながら学内のカフェテリアの質が高いことで有名。毎年国内大学のランキングで上位にランクインしています。最近人気の高いスポーツマネジメントやアスレチックトレーニングといった専攻もあります。

・オーバリンカレッジ（Oberlin College）

1833年創立の名門リベラルアーツ・カレッジ。全米で共学校として初めて女子学生に学士号を授与し、また初めて黒人学生を受け入れた大学です。音楽大学のConservatory of Musicが同じ敷地内にあり、多くのコンサートが開かれます。設備の整った練習室があるのも特徴です。日本人出願者1名を選抜し、年間の授業料を全額免除にする奨学金制度もあります。

・シンシナティ芸術アカデミー（Art Academy of Cincinnati）

1887年創立。アメリカ産業革命の流れを汲み、産業デザインの専門校としてシンシナティに開校した芸術専門大学です。シンシナティ美術館の附属学校だったこともあり、今でも所蔵作品が教材として使われたりしています。

スポーツ観戦、グルメ、遊びも満喫のシンシナティ

2020年、唯一日本人メジャーリーガーが誕生していなかったシンシナティ・レッズに、秋山外野手が移籍し、日本人にも少し知られるようになったシンシナティですが、他にもアメリカンフットボールチームのベンガルズの本拠地でもあります。そのため熱狂的なスポーツファンが多く、試合のある日にはスタジアムやその近隣のスポーツバーなどは大変な賑わいになります。

ボリューム満点の料理も人気で、シンシナティチリ（スパゲッティにチリがかかっている食べもの）や、ソーセージのゲッタ（挽肉にオートミールとスパイスを混ぜて作るソーセージ）が有名です。また毎年秋に開催される、オクトーバーフェスト（Oktoberfest）は、ドイツ系移民の街シンシナティではみんなが盛り上がるイベントです。

一般公開されているものではかなり大規模な温室、クローン温室はサボテンの種類が充実しているサボテンエリアや、ジャングルのようなエリアもあり楽しめます。対岸にケンタッキー州を見渡す川沿いには多くの水辺のアクティビティがあり、リバーボートクルーズやカヌー、他にもセグウェイツアーなどもあります。

美術館、博物館、アミューズメントパーク

エリー湖のほとりにあるクリーブランドには、クリーブランド美術館や博物館「ロックの殿堂」があります。また、すぐ近くにはクヤホガバレー国立公園もあり、1日楽しむことができます。また、サンダースキーにあるシダー・ポイントと、メーソンにあるキングスアイランド・アミューズメントパークにはそれぞれには17種類、16種類のジェットコースターがあり、絶叫系が好きな人にはおススメです。もちろんファミリー向けのアトラクションもあるのでご安心を。

オハイオ州の産業

300 を超えるワイナリー、300 の地ビール醸造所やレストランがあるオハイオ州は、それらのツアーが組まれるほど。ワイナリー巡りを目的として訪れる観光客も多くいます。

また、自動車をはじめとする製造業も盛んで、全米有数の工業州です。特に、自動車産業に関しては、ミシガン州に次いで活発な州となっています。