公開:2020-01-27 更新:2020/01/27
アメリカ北西部の州、モンタナは国内4位の面積を誇る広大な州です。人口密度が低く、広大な土地はほとんどが手つかずの自然です。多くが山脈になっており、山を意味するスペイン語から「モンタナ」の名が付きました。カナダとの国境隣接部分は877キロにも及び、「ハイライン」と呼ばれています。かつて先住していたインディアンの数は多く、現在では7カ所にインディアン居留地区があります。
4,000 平方キロメートルにおよぶ山、130以上の湖、牧草地は見るものを圧倒する自然美です。1,000以上の動植物が生息し、地球の歴史そのままに残す生態系は「大陸生態系の頂点(Crown of the Continent Ecosystem)」と称されています。夏のアクティビティ、冬のアクティビティ共に充実しており、年間100万人もの観光客が訪れています。隣接するカナダのウォータートン・レイク国立公園と合わせて、世界遺産に指定されました。
1872年世界初に国立公園となったイエローストーン国立公園。大部分はワイオミング州に属しますが、モンタナ州とアイダホ州にも及んでいます。地下からの大きなエネルギー地熱によって山、川、峡谷、泉、間欠泉の自然を作り出しています。イエローストーン地区は巨大な火山地帯となっており、数少ない温帯生態系です。60~90分間隔に噴き出す間欠泉オールドフェイスフルのダイナミックな光景は圧巻です。園内では多くの動植物(バイソンやエルク)を見ることができます。そびえたつロッキー山脈は力強さを感じさせてくれる存在です。
グリズリー & ウルフ・ディスカバリー・センターはミネソタ科学博物館の制作した博物館展示で、神話、芸術、文学、歴史を科学者、研究者、アウトドアマンの角度から比較した珍しい展示です。オオカミも展示もエキサイティング。センターの2つのオオカミの生息地の間にあるナチュラリストキャビンではオオカミの群れを見ることができます。床から天井まである窓からは、オオカミの複雑な社会生活を垣間見ることができます。
モンタナは数多くの恐竜の骨が発掘されている地です。特にティラノサウルスの標本は世界一を誇ります。その他の恐竜は赤ちゃん恐竜の標本も見ることができ、実に3,500もの数があります。恐竜好きな子どもから大人まで楽しめること間違いなしです。特に他の博物館と違うのは恐竜の化石を丁寧に取り出す研究室をオープンにしているところ。窓越しに本物の発掘が観られちゃいますよ!プラネタリウムも併設されているので、1日いても飽きないかもしれません。博物館前のティラノサウルスの銅像「ビッグ•マイク」は等身大で迫力満点です。
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