State of Minnesota・ミネソタ州

カナダに隣接する、アメリカ中西部北に位置するミネソタ州。北東部がスペリオル湖と接し、州内にはミシシッピ川が流れています。ヨーロッパからの入植があるまでは多くの先住民が住んでおり、現在でも11のインディアン保留地があります。移住してきた多くの人は北欧系、ドイツ系が多く、健康志向で意識の高いヨーロッパ系のアメリカ文化と評価を受けています。

ツインシティーズ

州都のセントポールは政治の中心として機能しており、最大の都市ミネアポリスでは経済の中心として栄えています。州全体の60％が両都市に住んでいます。こういった2本柱の様に機能している首都圏2都市を「ツインシティーズ」と呼んでいます。観光スポットのほとんどがこの2都市に集約されているので、遠出をしなくても移動も便利な観光ができます。また、ミネアポリス、セントポールで生まれ育った「Peanuts」の作者のチャールズ・シュルツにちなんで、街中ではかわいらしいキャラクターのスヌーピーと仲間たちに出会えます。スヌーピーファンには嬉しい街ですね。

街中のいたるところで出会えるピーナッツのキャラクターたち

ミネソタの大学

高校卒業率国内1位で識字率も高く、健康に気を使う傾向がある国民のお手本のようなミネソタ州に住む人々。賢い州ランキングに入るほどのミネソタには、ミネソタ大学を始め、多くの名門校があります。

ミネソタ大学（The University of Minnesota）
ツインシティー校、ダルース校、モーリス校、クルークストン校、ロチェスター校からなるミネソタ大学は卒業生や教授から多くのノーベル賞受賞者を輩出している名門校です。キャンパス内にあるワイズマン美術館（Weisman Art Museum）は建築家フランク・ゲイリーのデザイン。近代的でおしゃれな外観は一見の見ごたえある観光スポットとなっています。

ワイズマン美術館

ミネソタ州立大学（ Minnesota State University ）
心理学、教育学がトップクラスのマンケート校、ムーアヘッド校では周辺大学のノースダコタ州立大学、コンコーディア大学と提携し、この2校の講義を受け、単位を受けることができるシステムがあります。他大学とのパートナーシップによってより良い教育を受けられます。

ミネアポリス美術館（Minneapolis Institute of Arts）

アメリカ中西部最大規模の美術館です。19世紀後半に市民の高い美意識から、美術館建設が始まり、現在では入場料が無料。常設展示では自由に撮影ができる、市民の憩いの場ともなっています。コレクションは多岐に渡り、特にアジアの美術品は国内でも最大規模。美術品の収集家への援助や地元の美術家の活動支援なども行われ、市民のアートへの関心に一役買っています。

モール・オブ・アメリカ（Mall of America）

世界で最も多くの客数を誇るアメリカ最大のショッピングモールです。1992年、メトロポリタン・スタジアムの跡地に建てられました。百貨店、テーマパーク、水族館、遊園地、レストランなどなんでも揃う、遊べる巨大なモールです。年間4,000万人が訪れ、ミネアポリスを訪問した際には必ず訪れたいスポットになっています。年間を通じてさまざまなイベントが催されています。