State of Iowa・アイオワ州

アメリカ中西部のアイオワ州はアメリカのちょうど真ん中に位置していることから、「アメリカのハートランド」と呼ばれています。開拓時代の頃からトウモロコシを主要な農作物として栽培し、食料の確保をしてきました。アメリカの中では比較的治安のよい地域として知られており、生活しやすいのが特徴です。州の面積は国内で26番目の大きさで中規模ですが、地域によって方言があり、少数ですが、スペイン語やドイツ語も使用されています。気候は地域によって多少の違いはあるものの、基本的に夏は暑く冬は厳しい寒さで降雪が多くなります。また、春には雷雨や竜巻の発生もあり、注意が必要となります。

教育の州

アイオワ州は国内でいち早く高校を設立した州です。現在でも教育に力を注いでおり、高校の卒業率は80％を超え、国内トップクラスとなっています。教育委員会は10名の内、1名が学生委員です。州知事から任命を受けた教育委員会は教育省と協力してアイオワ州の教育機関の支援、教師の育成など州内の教育システムを監督しています。

アイオワ州の大学

アイオワ州立大学（Iowa State University of Science and Technology）
1858年、農業大学として創立されました。エイムズにキャンパスがあり、広大な敷地内にあるセントラルキャンパスは「美しいキャンパス25選」に選ばれている程です。一般に開放されているので敷地内に点在する2000にも及ぶアートを楽しむことができます。

アイオワ大学 （University of Iowa）
1847年創立の州立大学です。アイオワシティにキャンパスがあります。スポーツ強豪校としても知られており、アメリカンフットボールやレスリング、体操などが特に活躍しています。

アイオワ大学

アイオワが舞台となった映画

フィールド オブ ドリームス
“If you build it, he will come.” 「それを造れば、彼が来る」という劇中のセリフが良く知られています。アイオワのトウモロコシ畑を切り拓いていく野球場を作り上げる物語です。フィールド オブ ドリームスの世界を体験できるトウモロコシ畑や野球場がダイアースビルに残っており、実際に見ることができます。そして毎年9月には野球選手と触れ合える、ファンにはたまらないイベント「チーム オブ ドリームス」が開催されています。

マディソン郡の橋
アイオワ州マディソン郡のローズマン・ブリッジが物語の大きなシンボルとなっていたストーリーです。屋根付きの橋といえばこのローズマン・ブリッジを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。実在する橋なので、観光スポットとしても人気です。情緒ある風景は映画の様に思わずたくさんシャッターを切ってしまいます。

州都デモインの見どころ

アイオワ州会議事堂（Iowa State Capitol）は大統領選の最初の候補者選挙が行われることで知られています。建設は1871～1886年までの歳月を費やしました。議事堂のドーム部分には23金の金箔が施されていて、風格を感じる佇まいです。この美しい外観は一見の価値ありです。ダウンタウンではショッピングが楽しいアクティビティになるでしょう。週末にはファーマーズマーケットが開催され、多くの人が訪れます。パッパジョン彫刻公園（Pappajohn Sculpture Park）では日本のアーティスト、草間彌生の作品も展示されています。イーストビレッジはアート溢れる地域。おしゃれなカフェや最新のアートを楽しむことができますよ！

アイオワ州会議事堂

アイオワステートフェア（Iowa State Fair）

以前は各州で行われていたステートフェア。農業の発展を願って始まったこのイベント、現在ではコンサートやミスコンなどが行われ、出店も多く出回ります。夏の時期の楽しいイベントとして大いに盛り上がります。州都デモインで行われるアイオワのステートフェアは、新料理のコンテストなど楽しいコンテンツが多くあります。