日本航空(JAL)は、日本渡豪者数が近年増加している状況を受け、現在就航している成田-シドニー線に加え、今年9月1日(金)より成田とメルボルンを結ぶ新路線を開設、毎日運航することを発表した。これにより、日本とオーストラリア間を結ぶフライトは他航空会社を含め9本目の直行便となり、オーストラリアへの航空座席は年間58,000席以上増加することになる。成田-メルボルン線は、帰国便がメルボルンを24:05に発ち、成田に同日朝に到着するスケジュールのため、帰国日も夜まで現地での滞在を楽しむことができ、メルボルン郊外への小旅行も十分に可能となる。
今回JALが就航するメルボルンは、“世界で最も住みやすい街”(英誌エコノミストの調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット;EIU調べ)として6年連続で1位に選ばれているオーストラリアの第二の都市。新旧の建造物と緑豊かなガーデンが調和した美しい街並みをはじめ、グルメシティとして食やワイン、カフェ文化が高く評価されているほか、全豪オープンテニスやF1オーストラリア・グランプリなど国際的なイベントも開催されている。
今回の発表を受け、オーストラリア政府観光局(TA)の本局局長ジョン・オサリバン氏は「日本人渡豪者数は過去3年にわたりプラスに推移しており、2016年にオーストラリアを訪れた数は413,800人(対前年比22.7%増加)でした。JALによるメルボルン線の新規就航の発表は大変喜ばしく、よいタイミングだと感じています。ここ数年の日本人渡豪者数の堅著な伸びは、航空会社各社による日本-オーストラリア間の直行便就航によるものが大きく、JALの新規就航により今後の日本人渡豪者数にさらに影響を与え、日本におけるオーストラリアへの“サードウェーブ”(第三のブーム)を牽引するものと信じています。今後TA、JAL、ビクトリア州政府観光局と共同で就航に向けた共同プロモーションを行ってまいります。」と、述べた。