公開:2020-02-03 更新:2020/02/03
中華人民共和国湖北省武漢市において、令和元年12月以降、新型コロナウイルス関連肺炎の発生が報告され、中国を中心に、世界各国からも発生が報告されています。
感染すると、発熱、咳などの呼吸器症状等の症状が出現し、高齢者や基礎疾患のある方は重症化する場合もあると言われています。ヒトからヒトへの感染が認められるものの、ヒトからヒトへの感染の程度は明らかではありません。
現在、武漢からの帰国、入国後感染疑いの方は指定病院以外では検査が出来ません。トラベルクリニックでも出来ません。現地を出てから2週間の間に、発熱や呼吸器症状がある場合には、マスクを着用するなどの咳エチケットを実施の上、速やかにお住まいの地域の保健所に連絡し、医療機関を受診するようにしてください。
その際、武漢市に滞在していたことを申告するようにしてください。
現時点で有効な予防接種はありません。
季節性インフルエンザと同様に手洗いや咳エチケットなどの感染症対策が有効です。
○流水と石鹸による手洗いを頻回に行いましょう。特に外出した後や咳をした後、口や鼻、目等に触る前には手洗いを徹底しましょう。
○咳をする場合には口や鼻をティッシュで覆う等の咳エチケットを守り、周りの人への感染を予防するため、サージカルマスクを着用し、 人が多く集まる場所は避けましょう。
○ドアノブなどの手指がよく触れる場所は、消毒剤を浸したペーパータオル等によるふき取り消毒を行いましょう。
消毒剤は次亜塩素酸ナトリウム(製品に表示されているとおり希釈したもの)や消毒用エタノール等が有効です。
○インフルエンザ同様、コロナウイルスに負けない身体作り…免疫力を高めることも予防の一環です。
ストレスためないことや、体温をあげることのほか、ビタミンCは免疫細胞が元気に働くのに必須です。
免疫力アップに当院ではビタミン注射も行っております。お気軽にお問い合わせくださ
https://e-clinic.gr.jp/vitamin.html
感染しないように手洗いマスクや、不要な移動、人混みは避ける、野生動物や、動物の死体に触れないなどの配慮は必要です。特に大きなターミナル駅では注意が必要です。注意すべき感染経路は 飛沫感染 と 接触感染です。
*感染した人の咳やくしゃみのしぶき( 飛沫) に含まれるウイルスを吸い込むことによる感染です。
*予防するには、咳やくしゃみが直接人にかからないよう、マスクやティッシュ等で口と鼻を防ぐ等の「咳エチケット」 が効果的です。
*ウイルスの付着した手で、目・口・鼻を触ることによる感染です。
*予防するには、手洗い・消毒が効果的です。2020年2月1日現在、外務省からはレベル3、湖北省全域に「渡航中止勧告」が出ています。また、それ以外の全域にレベル2、「不要不急の渡航はやめてください」と出ています。
中国語のページになりますが、随時感染症最新情報を更新しています。
中国語でも割りと分かりやすいで参考にしてください。
https://voice.baidu.com/act/newpneumonia/newpneumonia
赤 :感染者数
黄色:感染の疑いがある人数
水色:治療した人数
黒 :死亡者数
在中国日本国大使館ホームページには「北京の医療機関リスト」を掲載しています。また,北京市も発熱外来リストを北京市ホームページ上で掲載していますので参考にして下さい。
医療機関を受診される場合,あらかじめ開院時間をご確認下さい。
https://www.cn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/hospital.html
http://www.beijing.gov.cn/ywdt/gzdt/t1614622.htm
※なお,上記1.2.に共に記載されている病院は,以下のとおりです。
(1)中日友好医院,(2)協和医院,(3)北京医院,(4)北京ユナイテッドファミリー病院,
(5)北京児童医院,(6)首都医科大学付属北京同仁医院,(7)積水潭医院
現在、中国に滞在されている留学生の方で、発熱等の体調不良があった場合には、普段日本語の通じるクリニックや海外旅行傷害保険を
利用できるクリニックでは受診できなくなります。必ず「発熱外来」のある指定医療機関が受診先となります。
https://www.cn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/hospital.html
・中日友好医院 ・協和医院 ・北京医院 ・北京ユナイテッドファミリー病院
中日友好病院や北京ユナイテッドファミリー病院では日本語が通じるスタッフもおりますが、発熱外来は中国ローカルスタッフの対応になります。
ローカルの病院では検査オーダーが出される都度、検査代は現金で前払いとなりますので、病院に行く前に予め充分の現金をご用意ください。
診察、検査代、胸部レントゲン:医療機関により100~200元、 胸部CT:300~600元、お薬代200元くらいを目安にしていただければと思います。
また、中国では救急車を依頼すると有料となりますのでご注意ください。
感染がさらに拡大する可能性があるので、最新情報を入手し、感染予防に努めてください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_009.html#ad-image-0
https://www.cn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
新型コロナウィルス関連肺炎専用 電話相談窓口
東京都 電話相談窓口(コールセンター)
【対応時間】9時から21時(土日・祝日を含む)
【対応内容】感染の予防に関することや、心配な症状が出た時の対応など、新型コロナウイルス関連肺炎に関する相談
【電話番号】03-5320-4509
厚生労働省 電話相談窓口
【対応時間】9時から21時(土日・祝日も実施)
【電話番号】03-3595-2285