知りたい!留学のお金【カナダ編】

公開:2019-03-12 更新:2019/03/12

留学といえば気になるのはお金。一体何にいくらかかるの?
だいたいの目安を知っておきましょう

留学のお金カナダ

残高証明

留学にかかる費用ではありませんが、学生ビザ(就学許可証)を必要とする6ヶ月以上の留学の場合は授業料や生活費などの経費の支払い能力があることを証明するために,銀行の残高証明書(英文)を提出しなければなりません。英文の残高証明書は、口座のある銀行で発行してもらいます。金額の目安は、授業料+生活費(1ヶ月あたりCA$1,000程度×滞在月数)です。

授業料

授業料は、校種や期間によって大きく異なります。おおよその目安は下図を参照のこと。
大学留学の場合、日本の大学の提携大学との交換留学プログラムに参加すると、現地の大学の授業料が免除されたり、大学から補助金が出る場合も。

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滞在費

滞在は、高校生はホームステイか学生寮となります。ホームステイの場合、費用は3食付きで月CA$800~CA$950が目安。
学生寮の費用は学校によって異なりますが、大学寮でCA$7,000~CA$13,000(8ヵ月食事付き)が目安。アパートは都市部か地方かなどによって大きく異なり、月CA$600~CA$1,000と幅があります。一人で借りるよりも複数でシェアして家賃を節約する人が多いようです。家賃のほかに、食費、光熱費等がかかります。

渡航費

渡航費は、季節や時間帯、航空会社によって大きく異なります。
安い席から埋まっていくので日程が決まり次第、早めに手配するのがおススメです。
ただ、価格だけで判断せずに、到着時間や乗継の利便性、手荷物の制限なども考慮して選びましょう。


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食費

カナダの物価は、東京とさほど変わりませんが、5%のの連邦税と州税(5~7%程度、州により異なる。アルバータ州は州税なし)チップ(5~10%程度)がかかるので(スーパーやファストフード店では不要)、割高感があります。ハンバーガーと飲み物だけの簡単な食事でもCA$10以上はかかります。


カナダでの生活費(滞在費+食費)は、主に自炊する場合でだいたい1ヶ月12万円程度~ですが外食をすると一気にお金がなくなります。外食を控え自炊するのが一番の節約法です。

保険

海外は、日本とは比較にならないほど医療費が高く、救急車出動も有料。いざというときに備えて海外旅行保険に加入することを強くおススメします。高校留学の場合は、高校が指定する医療保険に加入する義務があります。保険料は高校へ支払い、高校が加入の手続きを行います。一般的な保証内容としては、けがと病気は基本的に無制限でカバーされます。さらに、任意の保険(留学保険)にも加入したほうが安心です。身の回りのモノ(たとえば、スマートフォンやデジカメなど)盗難や紛失の補償、ホストファミリー宅で何かを壊してしまった場合の補償、現地で入院となった際の家族の救援費用(航空券やホテル代)も補償対象となります。

アルバイト事情

カナダでは、大学やカレッジ、大学院にフルタイムの学生として登録し、有効な就学許可証を持つ留学生は、働くことが可能。
ワーキングホリデー・ビザでも就労が可能。カナダの時給は仕事の内容にもよりますが、CA$11~15程度。時給CA$12×1日8時間×20日間働いた場合、月収はCA$1,920。さらに、レストランやホテルなど、仕事によってはチップがもらえます。

1年間の費用のめやす

結局のところ、1年間でいくらかかるのでしょうか。
たとえば、公立のカレッジで1年間学び、滞在、はホームステイという場合、授業料CA$12,000+滞在費CA$9,600=CA$21,600。1CA$=90円として約194万円。これに渡航費15万円前後、保険料20万円前後、諸雑費等がかかります。大雑把に考えて1年で少なくとも250万円程度、かかると考えるといいでしょう。

教育ローン

教育ローンは、国のものと、民間の金融機関のものがあります。どちらも一般のローンよりも低金利です。
国の教育ローンのほうが民間のローンよりも金利は低い(年1.78%固定)ですが、所得制限がある、審査に時間がかかる、借入限度額は350万円まで、など制限が多いです。民間の教育ローンの借入限度額は300~500万円。所得制限がなく審査も早いです。

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奨学金

留学生のためのさまざまな奨学金もあります。独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)のWebサイトに一覧があるので調べてみましょう。

留学促進を目的として文部科学省が官民協働で行っている、「トビタテ!留学JAPAN」は返済不要の奨学金。
語学力、成績は問わず、留学でどんなことをしたいかをまとめた「留学計画書」と面接によって選抜されます。
高校生の応募締切は1/29、大学生の応募締切は3/1です。(2019年度)

 

お金の安全な持ち運び方

①現金

海外で大金を持ち運ぶのは危険。持ち歩くのはなるべく少額にして、必要に応じて銀行で引き出したり、両替したりしましょう。

日本で外貨を用意したい場合は、外国為替を取り扱っている銀行で両替することができます。海外では銀行の他に通貨の両替を専門に行う両替所が至るところにあり、そこで日本円も両替することができます。レートは両替所によって異なるので、レートのお得な両替所を見つけて両替をしましょう。

②キャッシュパスポート

面倒な手続きは不要、簡単・スピーディーに申し込めるのが「キャッシュパスポート」です。
日本以外の海外210ヵ国のマスターカード(Master Card )利用可能国で使える、デビット機能の付いたキャッシュカードです。

いつでも好きなときに現地通貨を引き出すことができ、デビットカードとして買い物にも利用できます。

出発前に日本円を入金しておき、残高分まで利用が可能。日本にいる家族からの入金も可能で、留学生への送金方法としても大変人気です。

スペアカードも付いているため、盗難や紛失時も再発行を待つ必要がありません。24時間365日緊急時アシスタントサービスが無料で使えるのも心強い。使い切らなかったカード残高は帰国後清算できます。履歴・残高はWebサイトで検索・確認が可能です。

③クレジットカード

18歳以上なら、VISAやMaster Card などのクレジットカードを作ることができます。
海外では日本よりずっとカード利用が浸透しており、スーパーやちょっとした買い物でもクレジッ トカードを使います。

ただし、クレジットカードを利用した犯罪が近年多発しており、知らない間に財布からカードだけ抜かれていた場合や、何らかの方法でカード番号や個人情報が漏洩して悪用されるケースも増えています。カードの管理には十分注意しましょう。

④口座開設

カナダで銀行口座を開設すれば、キャッシュカード、デビットカードなど幅広い範囲で利用することができます。開設は簡単。
身分証明書、住所がわかるもの等を持参し、新規開設手続きするだけ。カナダの現地口座に、日本から送金する場合、銀行によって異なりますが、海外送金手数料が数千円と高額になります。為替レートが有利なときにまとめて送金するといいでしょう。

 

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