公開:2019-04-02 更新:2019/04/02
持ち手のついたガラス製のグラスで提供されるアイリッシュコーヒー。かき回さずにそのまま飲むのがおすすめ。生クリームと温かいコーヒーが混じり合うのが楽しい。
アイルランドでホットドリンクといえば、「アイリッシュコーヒー」。ブラウンシュガーとアイリッシュ・ウィスキーを加えたコーヒーに、ホイップクリームを浮かべたホットカクテルだ。濃厚なコーヒーとウィスキーの香り、砂糖とクリームの甘味が冷えきったカラダとココロに効く一杯。
アイリッシュ・パブで定番のこの飲み物が誕生したのは、1943年。ヨーロッパとアメリカを結ぶ大西洋横断飛行の給油地だったアイルランドの空港で、旅客機の乗客のためにシェフのジョー・シェリダン氏が考案したそうだ。当時は18時間に及ぶ長旅で、冬は給油を待つ間も寒く、疲れきった乗客の様子を見て体を温めてもらおうと作ったのが、アイリッシュコーヒーだったという。その後、アイルランドはもちろん、アメリカでも大人気となり、パブの定番メニューに。いまでは日本のアイリッシュ・パブでも気軽に楽しめる。
シャノン国際空港の「シェリダン・フード・パブ」では、当時のオリジナルレシピのアイリッシュコーヒーが楽しめるというから、ぜひお試しを!
ビビッドな壁の色と飾られた花がかわいらしいアイルランドのパブ
伝統音楽の演奏のほか、モニターでスポーツ中継が見られる店も
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