世界の家【ドイツ編】

公開:2019-02-06 更新:2019/02/06


ドイツは西にライン、北はエルベ、東はオーデル、南はドナウと入り組んだ中小の川が縦横に流れているため、河川の氾濫を視野に入れた家作りが行われています。 浸水対策として、住居用の部屋は地盤面よりも上げて作られている家もあります。


建築素材は石、木、土やレンガが基本。 なかでも水に強いのはレンガがいちばんで、昔は隣国のオランダから輸入していたそうです。
ドイツの家についてさらに詳しく見てみましょう。


ドイツの代表的な民家は室内外に木の構造があらわになった家で、外壁は木軸と漆喰による構造。 これをハーフ・ティンバー構造といいます。 「ドイツの家」と聞いてイメージするのはこの構造の家です。


軸組による木構造は、主として柱と梁と桁によって屋根や床の土台、基礎を作り上げ、少ない材木で大きな空間を作ることができます。 木軸の間の壁は、板材、土壁、レンガと粘土などで充填していましたが、水に強いレンガを愛用。 また外壁の仕上げを町ぐるみで漆喰により白壁に統一することで、綺麗な町並みができ上がります。


地域によっては、室内の壁を石膏で塗りこみ、天井の梁を残して柱も全て石膏で覆っている場合も。 これは湿気対策と火災時の延焼防止策といわれており、見た目と機能性を兼ね備えた家だといえます。


ドイツでは地方によって家の構造が異なり、北部はレンガを用いた住宅が多く、中部はハーフ・ティンバー構造、南部ではハーフ・ティンバー構造は変わりませんが、水色に塗られた木戸や窓際に飾られた花々の色合いが町全体を明るくさせています。


以上がドイツの家の大きな特徴ですが、ドイツ人がとても大事にしている身体的な価値観は「居心地のよさ」。 温湿度、気流、音響、空気質など目に見えない環境から、家具や小物類の目利きまで心から気持ちが落ち着き、くつろげるような生活空間を求めるそうです。


例えば町中に小さなちょっとした広場がそこかしこにあります。 その空間も、居心地の良さを追求しできた空間なのでしょう。 小さな木の木陰にはベンチがあり、花が綺麗に植えられ「憩いの空間」ともいえます。


見た目もキレイでかわいいドイツの家、町並みもまた憧れの場所ですね。


参考文献:ヨーロッパの家3 講談社 監修 樺山紘一

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