公開:2019-03-07 更新:2019/06/24
留学先として人気の国のひとつ、グアムとの時差は+1時間。日本の朝6時がグアムでは朝の7時と、時差が少なく渡航先からでも家族や友人と連絡を取りやすい場所。オーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパの国などとは異なりサマータイムがないので、時差の変化も心配ありません。気候も1年を通して暖かく、トロピカルな雰囲気と自然豊な環境で、英語を学ぶことができる最高の環境。日本からグアムまでは約3時間30分〜4時間程で、直行便が飛んでいる都市もあるため、初めての留学で乗り換えなどに不安がある人にも安心です。
グアムにはシュノーケリング、フィッシング、ドルフィンウォッチング、ボートツアーなどたくさんのマリンスポーツがあります。その他にもハイキングや滝を見に行く、ゴルフを楽しむ事もできます。
人口は約16万人(2010年国勢調査)で、島の人口構成は先住民のチャモロ人(人口の約37%)のほか、フィリピン人、ミクロネシア人、パラオ人、韓国人、中国人、日本人などが住んでいます。公用語は英語及びチャモロ語で、カトリック教徒が多い土地です。世界中か集まった移民の人々と暮らすことで、異文化に対する寛容性や価値観の違いに関する理解度が深まり、人間として大きく成長することができます。
グアムは19世紀からアメリカ領ですが、先住民のチャモロ文化や旧統治国のスペイン文化も残っています。また、アメリカのスーパーや施設が多くそろっています。アメリカ本土に行かずとも、その雰囲気を味わえます。日本から最短の距離にあるアメリカに、夏休みや春休みなどに多くの人々が訪れています。
チャモロ人は、3500年代に東南アジアからカヌーで渡来したグアム最初の定住者。独自の文化を築き現在でも伝承が行われている、グアムを代表する重要な文化財の一つです。
グアムには16世紀に世界一周を行っていたポルトガルの探検家マゼラン一行が上陸し、その後1565年から約333年もの間スペイン政府に統一されていました。1898年の米西戦争を機にパリ条約により、グアムはアメリカ領となりました。
また第二次世界対戦時には日本軍が1941年〜1944年の間の3年間グアムを統一し、グアムは3週間アメリカ軍 vs 日本軍による戦場の地と成ってしまいました。
このような歴史をおうなかでも、チャロモ文化は消滅することなく今もなお伝承され続けています。グアムに訪れた際には是非、博物館や、郷土料理を食べられるお店などに足を運びチャロモ文化を体験してみましょう。
チャロモ郷土料理の例
・レッドライス
・シュリンプパティ
・フィリピン風焼きそばのパンシット
・スペアリブやチキンのバーベキュー
・タロイモの葉をココナツミルクで煮たもの
グアムの語学学校は、私立の語学学校と、公立の大学附属・専門学校附属に大別されます。
私立の語学学校
一般的に、私立はコースの内容や期間の自由度が高く、短期留学から長期留学、観光留学まで幅広いニーズに対応しています。
公立の大学附属、専門学校附属
専門学校や大学と提携している語学学校では、語学学校で英語力をアップした後、そのまま進学できるコースを設けています。語学を学ぶだけではなく、英語で学位取得を目指すなら、こちらを選択すべきでしょう。
私立の語学学校も、大学付属の場合も、初級レベルから受講できる一般英語コースをはじめ、TOEIC、TOEFL、ケンブリッジ英検コースなどの各種試験対策準備コース、専門職で必要となる高度な英語力をつけることを目的とした、専門英語コースなどがあります。また、グアムヒストリーツアーを始めとする各種教育ツアーや、水泳教室及び各種イベント、アクティビティを持つ学校が多くなっています。中には学んだ英語で職業体験が可能なインターンを受け入れている学校もあるので、自分の目的に合わせた選択が可能です。
さらに、英語学習に加えてシュノーケリングやダイビング、サーフィンなどのアクティビティを提供する学校もあるので「英語+α」で何かを学ぶことができます。学校により開講しているコースは異なるので確認してみるとよいでしょう。
ほとんどの語学学校のコースは、いつでも入学が可能。2週間程度の短期コースから長期コースまで自分の都合に合わせて選ぶことができます。
グアムはアメリカ領なので、ビザのシステムはアメリカ入国時と基本的に同じです。
【グアム限定!ビザ・ESTA不要(45日以内)】
グアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム(GUAM-CNMI VWP)
短期の観光/商用/語学留学の目的で入国する場合ESTAの申請が不要になります。
GUAM-CNMI VWPを利用される方、申請方法は以下の2択です。
1) 渡航前にオンライン申請書 「I-736」(英語のみ)へ個人情報の記入をし、コピーをグアムでの入国審査の際に係官に提出する。
2) 渡航中の機内で配られる「I-736」の用紙を記入し、入国審査の際に係官に提出します。
【3ヶ月以内(90日以内)のコースの場合】
ビザは不要。VWP(ビザ免除プログラム)に参加する条件
・授業が週 18 時間未満
・滞在期 90日以内
・ESTAへの申請が終わっていること
【3ヶ月以上(90日以上)のコースの場合】
90日以上の語学留学の場合は「F-1ビザ(学生ビザ)」の取得が必要。
F-1ビザの申請で必要となる費用は、 申請料の他に※SEVIS料金を払う必要があるので注意が必要です。
SEVISは「学生・交流訪問者情報システム」というインターネット上のシステムの1つ。F、MおよびJビザの学生訪問者(およびその家族)が最初に入学書類(I-20又はDS-2019)を受け取ってから卒業もしくはプログラム終了、学校を辞めるまでの情報を管理をするシステムです。
語学留学や高校留学、大学留学などグアムの学校に通うためのF-1ビザ(学生)を取得する場合は、必ず申請が必要です。SEVIS費用は米国内の国土安全保証省(DHS)にビザ申請前に支払い、ビザ申請の際には支払い証明(領収書)を提出しなければいけません。アメリカ大使館での面接日の72時間前(3日前)までにSEVIS費用を払わなければならず、払い戻しは一切できません。 大使館などでは支払うことはできませんので必ず事前(3日前)までに行いましょう。
グアム語学留学には保険が必須です!
グアムはアメリカの領地で、アメリカは医療費が高く設定されていることで、風邪を引いても簡単には病院に行かず市販の薬で大事を取るという傾向があります。万が一怪我をしてしまったり、空港で荷物が届かなかったり、飛行機が遅延して乗り換えに失敗してしまった、他人の物を破損してしまった、大切な持ち物を失くしてしまった場合でも、代わりに代金、賠償金を支払ってくれる保険会社を見つけましょう。空港や代理店に紹介される保険会社は比較的値段が高く設定されている会社があるため、じっくりと調査を行って、加入する保険会社を選びましょう。
留学保険についてはコチラ「留学保険、どうしたらいい?」↓
留学期間や選択したコースによって費用は変わってくるが、費用の目安としては下記のよう。
1ヶ月の目安:35万〜60万円程度(※US$ =111.8で計算)
名門大学付属語学学校は非常授業料が高い傾向にあります!
・グアム大学の付属語学学校 「English Language Institute(ELI)」で2週間留学する場合の費用例
– 申請料:$352 (約4万円)
– 登録費:$52 (約6千円)
– 入学費:$249 (約2万8千円)
– 授業料:$2800 (2週間)(約31万)
合計: $3453(約38万4,000円)/2週間
・グアムの私立語学学校
学費の目安:$350~$450 / 週(4万〜5万) /1週間
(地域、学校、コースによって大幅に異なる)
生活費の目安:
[ホームステイ]$270~$360/ 週(食事付)(約3万〜4万5千円)/1週間
[シェアハウス]$235~$345 / 週 (約2万6千〜4万円)/1週間
[最低生活費]約$210〜540/ 週 (約2万4千〜6万円)
※自炊をしたり、低コストで抑えればさらに安くなります。
[グアムのファーストフード]:$3〜10 (約300円〜1200円)
[グアムの外食]:$10〜40以上(約1200円〜4500 円以上)
最適な学校を選ぶにはまず、あなたの語学留学の目的を考えましょう!
・英語の習得を目的としていますか?
・「英語+α」の専門的学習を目的とする?
・インターン、企業企業見学、将来のキャリアに繋がる職業体験などを目的とするのか?
・アクティビティー豊富の友達を沢山つくれる楽しい学校に入学したいか?
・学校の規模はどのくらいが良いのか?
・現地の学校に進学したい!より学問的な学習を行いたいのか?
人それぞれの目的があり、それに対応できる語学学校が必ずあります。授業内容や授業時間、場所、学校の規模、 国籍割合などが学校を選ぶ際のポイントになるでしょう。
たとえば短期留学なら、小〜中規模でアットホームな語学学校が友達も作りやすくおススメ。長期留学なら、中規模以上の語学学校で多彩なプログラムが開設されている学校や、校内の設備が充実している学校などが適していまます。日本人スタッフが勤むしている学校もあるので、英語力に自信のない人はその点も考慮して学校を調べましょう。
参考:グアム政府観光局
大学留学
96万円〜345万円(学位取得の有無・留学期間等により異なる)~
語学留学
255,600 円~
インターンシップ
479,200 円~
ワーキングホリデー
211,000円~