ポーランドは「Heart of Europe」といわれ、中央ヨーロッパに位置しています。国名のポーランドは「平原」を意味しており、限りない大平原が広がっています。
14世紀から17世紀にかけて「ポーランド=リトアニア連合」としてヨーロッパで最大の領土を誇っていました。しかし、その後国土が隣国によって分割され消滅した歴史をもちます。 第一次世界大戦後に独立しましたが、第二次世界大戦時に再び、ナチス・ドイツとソビエト連邦によって、国土が分割されました。そして1952年に人民共和国として国家主権を復活し、1989年民主化によって共和国となりました。
国土を無数の川が原生林や林の間を糸のように流れ、手つかずの大自然が広がっています。東部を流れるナフレ川は、ヨーロッパで唯一網目状に広がる河川。いくつもの支流へと分かれてゆき、まるでアマゾン川のようです。ビャウォヴィエジャ原生林は、旧大陸の平野部に広がる自然林としては最後のもので、ユネスコの「世界遺産」と「生物圏保護区」にも登録されています。
ポーランドの天候は変わりやすく、一日の内で28度も気温が下がることがあります。北部や西部は海洋性の穏やかな気候。冬は比較的温暖で夏は湿度が高くなります。一方、東部は大陸性の気候で、冬は大変厳しく夏は暑く 乾燥した毎日になります。