地中海に突き出したブーツ型のイタリア半島と、その周辺の島々で構成されたイタリア。
歴史や文化面での魅力が満載
地中海に突き出したブーツ型のイタリア半島と、その周辺の島々で構成されたイタリア。 古くはギリシア時代から歴史を持ち、北と南、シチリア島など、地方によって特色もさまざまです。 フェラーリ、ランボルギーニ、グッチ、アルマーニ、ブルガリなど、世界的に有名で誰もが一度は耳にしたことのある多くの高級車やファッションブランドを産出してきました。
また、オペラ、サッカー、映画産業や、ローマ、フィレンツェ、ミラノ、ベネチアなどの有名な観光地も数多く、観光産業などもさかんです。 歴史の色濃く残る街並みは訪れる者すべてを中世ヨーロッパへと誘い、チーズやオリーブを使った料理はワインと共に人々を笑顔にします。
イタリア語やイタリア文化を学ぶ留学
イタリア語を学ぶなら、900年の歴史を持つ名門ボローニャ大学がある学問の街、ボローニャがおすすめだ。ボローニャは、ミラノから約2時間半、ローマから約3時間半、フィレンツェから約1時間。鉄道、車とも主要都市から、すぐのところに位置している。学生が多いためか、街は夜遅くまでにぎわいをみせています。
イタリアにせっかく来たのなら、テルメに行ってみよう。テルメとは、イタリア語で、温泉のこと。古代ローマ時代から、あちらこちらにテルメがあったと言われており、日本と同じ火山国イタリアには、200以上のテルメが点在しています。ただ日本の温泉と違い、その多くが水着を着用してプールのように利用しているようです。
また、世界遺産の登録数は世界一で、歴史ある建築に惹かれ留学する人も多く、その他にも伝統美術、オペラなどの音楽、最先端のファッションや日本人も大好きな食文化などイタリアでは他の国では学べない技術があることも留学の大きな楽しみのひとつと言えるでしょう。1週間からでも留学が可能な語学学校も多数あり、語学を学びながらイタリアの家庭料理を学べたり、さらには日本語の通訳付きで料理だけを学べたりするプログラムもあるので、イタリアには興味があるけれど、語学を学ぶにはハードルが高すぎると思う方にも気軽に行ける留学先です。
イタリア留学の費用
語学留学にかかる費用
航空券往復 |
8~15万円 |
保険料 |
5~10万円 |
学費 |
5~10万円/月 |
宿泊費/生活費 |
5~10万円/月 |
大学留学にかかる費用
航空券往復 |
8~15万円 |
保険料 |
5~10万円 |
学費 |
15~20万円/年(国立大学) |
宿泊費/生活費 |
5~10万円/月 |
専門留学にかかる費用
航空券往復 |
8~15万円 |
保険料 |
5~10万円 |
学費 |
5~10万円/月 |
宿泊費/生活費 |
5~10万円/月 |
ボランティア活動にかかる費用
航空券往復 |
8~15万円 |
保険料 |
5~10万円 |
宿泊費/生活費 |
5~10万円/月 |
異文化体験・おけいこ留学にかかる費用
航空券往復 |
8~15万円 |
保険料 |
5~10万円 |
学費 |
2~5万円/月 |
宿泊費/生活費 |
10~15万円/月 |
首都
|
ローマ |
人口
|
60,430,000人 |
面積
|
302,780km² |
公用語
|
イタリア語 |
通貨
|
EUR |
治安
|
場所による |
コンセント
|
C, E & F |
時間帯
|
UTC + 1(時差 -8時間) |
運転(左・右)
|
左ステアリング |
50年前にイタリアに留学し、以来その魅力にとりつかれたという島田精一さん。
日伊協会会長として、日本とイタリアの文化をつなぐ島田さんに、イタリアの魅力を聞いた。
意外と近い、日本とイタリア
日本とイタリアは歴史上、一度も戦争で対立したことがない国です。両国の友好関係は、幕末から続いていて、2016年は国友150周年を迎えています。そのため、いたるところにイタリア文化の影響があります。例えば東京にはイタリアンレストランが約5000軒以上あるとも言われています。しかも多くのイタリアンレストランは、イタリアで修行をした人もしくはイタリア人が経営していて、本場の味を提供している。これほど徹底しているのは世界でも日本くらいではないでしょうか。食以外にも、ファッション、デザイン、自動車などの工業製品など多くのビジネスでも日伊の交流は深いのです。
ゲーテの「イタリア紀行」に導かれて
今から50年以上前の1963年当、当時勤めていた三井物産の留学制度でイタリアに2年間留学しました。ペルージャ外国人大学で半年間語学を学び、その後ナポリ大学に進学し、1年半経済学を学びました 。ナポリ大学を選んだのは南イタリアの経済に興味があったからですがもう一つ理由がありました。
それは、高校生の時に読んだゲーテの「イタリア紀行」。ドイツ人のゲーテがローマ、ナポリ、シチリアと若い日から夢見た憧れのイタリアを縦断する旅をつづったものです。「ナポリを見て死ね」ということわざがあるように、ゲーテもナポリを見て死んでも良いと感じるくらい感動したと紀行には書かれていました。以来、ナポリは私の憧れの地だったのです。
イタリア人の人生観に衝撃を受けた
私がイタリアにいたとき、日本はまだ貧しい時代で、とにかく皆がむしゃらに働いていました。私も「働くために生きている」と思っていたくらい必死でした。そんなある日、パーティーでイタリア人に「あなたたちは何のめに生きているのですか?」と聞いたら「何でそんなことを聞くんだ?」と不思議がられたことを今でも覚えています。彼らは当然のように「楽しむために生きている」と答えました。当時の私にはその答えが新鮮で衝撃を受けました。
日本も今、やっと「働き方改革」などと言われ自分の時間や家族との時間を大事にすることが推奨されるようになってきましたが私からするとイタリアでは当たり前のことがようやく日本でも認知され始めたように感じます。
学ぶ魅力にあふれる国
歴史が残っていること、美術・芸術が日常に根付いていること、都市ごとに異なった魅力を持つ文化や歴史、北は雪山、南は地中海といった豊かな自然、そして食文化。イタリアの魅力は尽きません。しかし、なによりの魅力は人。人生を楽しみ、優しく、個性的な人が多い。
旅行先としてイタリアは人気の国ですが、これからはビジネスでも日本との関係がさらに強まると私は感じています。留学について言えば、音楽やアートなどの芸術、皮革や装飾品などの皮革や装飾品など工芸、そして食など、専門技術を学ぶ場所としてイタリアは群を抜いて素晴らしい。
留学をして何かを学びたい、高い技術を身につけたい、学ぶだけでなく人生を楽しみたいという人にはイタリアは間違いなくおすすめの国だと思います。
島田精一氏 プロフィール
公益財団法人日伊協会会長
日本ユニシス株式会社特別顧問
東京大学法学部卒業、ハーバード大学経営大学院(AMP)修了。
大学卒業後、三井物産株式会社に入社。
その後、ミラノ支店で計7年勤務。
イタリアは第2の故郷となった。
公益財団法人日伊協会(Associazione Italo-Giapponese)について
日本とイタリアの文化、経済の交流と学術の振興を目的として1940年に設立された。
イタリア語講座や文化講座、各種イベントの開催、学術誌「日伊文化研究」の発行などを行っている。
イタリアは地中海性気候で、冬季に降雨が多く夏季は乾燥し気温も高いです。特に夏季は熱中症に気をつける必要があります。医療は日本同様問題ありません。緊急時は救急室Pronto Soccorsoを受診しましょう。
一般医療機関では通常イタリア語以外通じません。また私立病院の医療費は高額なので、海外旅行保険の治療費用分を充実させる必要があります。海外旅行保険加入者はヘルプデスクを介して医療機関を紹介してもらえます。
イタリアの水道水は安全ですが硬水の為ミネラル分が多いので、軟水に慣れている日本人は注意が必要です。
一言イタリア語
【医師】medico(メディコ)
【吐き気】nausea(ナウゼア)
【嘔吐 】vomito(ヴォミト)
【下痢】diarrea(ディアレア)
【頭痛】mal di testa(マルディテスタ)
【腹痛】dolori addominali(ドローリィ アッドミナーリ)
【息苦しい】difficoltà di respirazione(ディフィコルタ ディ レスピラツィオーネ)
【医者/救急車を呼んでください】Può chiamarmi un medico(dottore)/un' ambulanza, per favore?(プォ キアマルミ ウン メディコ(ドットーレ)/ウナンブランツァ,ペル ファヴォーレ)
【病院へ連れていってください】Può portarmi all' ospedale, per favore?(プォ ポルタルミ アッロスペダーレ,ペル ファヴォーレ)
【熱があります】Ho la febbre.(オ ラ フェッブレ)
【薬をください】 Può darmi le medicine?(プォ ダルミ レ メディチーネ)
【薬局はどこですか?】Può dirmi dov'è una farmacia? (プォ ディルミ ドヴェ ウナ ファルマチーア)
【処方箋】ricetta(リチェッタ)
【診断結果を教えてください】Qual è la diagnosi?(クワッレ ラ ディアニョージィ)
「情報提供:品川イーストクリニック」
出発までのスケジュール
【語学留学の場合】
STEP1 1年半〜1年前
情報収集:
・イタリア文化会館のwebサイトなどで情報収集をする。イタリア文化会館内の留学コーナーでは、語学学校のパンフレットが入手できる。
・イタリア文化会館で開催されるイタリア外務・国際協力主催「イタリア留学フェア」や、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)などが実施する留学イベントに参加する。
STEP2 3ヶ月前
学校選択:
各学校のwebサイトなどで情報収集をする。学校の特色、場所、希望のコース期間、費用などを考えて留学先を決定する。
STEP3 3ヶ月〜1ヶ月前
入学手続き:
ほとんどの学校がweサイトで入学申請書の配布や入学申請の受付をしている。
STEP4 3ヶ月〜1ヶ月前
滞在施設の申請:
ほとんどの学校が、留学生の滞在施設の手配を行っている。学校の指示にしたがって、滞在先の申し込みをする。
STEP5 3ヶ月〜1ヶ月前
パスポートの申請:
すでにパスポートを持っている人は、滞在期間を含む有効期限が十分残っているか確認しよう。残り期間が1年未満のお場合は、新しいパスポートを取得できるので申請しておこう。
ビザの取得:
滞在期間が90日を超える場合はビザを手配。ビザについては次のwebサイトで確認。
保険加入:
就労ビザを取得する人は、留学保険への加入が義務付けられている。その他、任意で海外障害保険にも加入しておくと安心。
航空券の手配:
時期によって全額が変動するので要注意。早めに手配するとキャンペーンなどで安く入手できることも。
【大学留学の場合】
STEP1 2年〜1年前
情報収集:
・イタリア文化会館のwebサイトなどで情報収集をする。イタリア文化会館内の留学コーナーでは、語学学校のパンフレットが入手できる。
・イタリア文化会館で開催されるイタリア外務・国際協力主催「イタリア留学フェア」や、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)などが実施する留学イベントに参加する。
・イタリア語の準備・勉強をする
・学校の特色、場所、希望するコース、コース期間、費用などを考えて学校を選択する。
・出願手続きにパスポートが必要なので、必ず取得しておく。
STEP2 留学する年の冬、春
事前選考手続き:
医科歯科系、薬学系、建築系、その他一部の学部コースで、事前選考手続きが必要な場合がある。イタリア大学省の高等教育専用サイトや留学希望先の大学のホームページで事前選考哲d機が必要かどうか確認し、必要であれば、イタリアで入学試験を受ける。合格したら次のステップに進む。不合格の場合、別の事前手続きが不要なコースには出願できる。
STEP3 留学する年の3月31日まで
私費留学要項書の請求:
イタリア文化会館に「私費留学要項書の請求」の申し込みをする。(留学する年の3月31日まで)。
- 1,000円の郵便小為替
- 返信用封筒
- 私費留学要項申請用紙(イタリア文化会館のwebサイトからダウンロード)が必要。
STEP4 留学する年の4月下旬〜6月下旬
出願:
出願は、イタリア文化会館を通じて行う。個人ではできない。出願までのプロセスは次のとおり。
- イタリア文化会館での説明会に予約し参加する。説明会では、出願に必要な書籍についての説明が行われる。英語に寄るコースを受講する場合以外は、イタリア語の試験を受ける。
- 説明会での指示にしたがって必要書類を準備する。
- イタリア文化会館で行われる個別面談で必要書類のチェックを受け、問題がなければ、出願申請が受理される。この際、留学手続き費用を支払う。
※単科コースの場合STEP6へ進む。
STEP5 9月
イタリアで入学試験を受ける:
出願先の学校で入学試験を受ける。試験は学校によって異なるが、9月上旬〜下旬に行われる。
STEP6 9月〜10月
日本で就労ビザの申請:
入学試験に合格したら、日本に帰国して、イタリア大使館あるいは大阪総領事館で就学ビザの申請を行う。
・東日本
イタリア大使館領事部
・西日本
イタリア総領事館
STEP7 出発後
イタリアで入学手続きを行う:
学校の窓口に必要書類を提出して入学手続きが完了。
【専門留学の場合】
STEP1 2年〜1年前
情報収集:
・イタリア文化会館のwebサイトなどで情報収集をする。
・イタリア文化会館で開催されるイタリア外務・国際協力主催「イタリア留学フェア」や、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)などが実施する留学イベントに参加する。
・イタリア語の準備・勉強をする
・学校の特色、場所、希望するコース、コース期間、費用などを考えて学校を選択する。
・出願手続きにパスポートが必要なので、必ず取得しておく。
STEP2 留学する年の3月31日まで
私費留学要項書の請求:
イタリア文化会館に「私費留学要項書の請求」の申し込みをする。(留学する年の3月31日まで)。
- 1,000円の郵便小為替
- 返信用封筒
- 私費留学要項申請用紙(イタリア文化会館のwebサイトからダウンロード)が必要。
STEP3 留学する年の4月下旬〜6月下旬
出願:
出願は、イタリア文化会館を通じて行う。個人ではできない。出願までのプロセスは次のとおり。
- イタリア文化会館での説明会に予約し参加する。説明会では、出願に必要な書籍についての説明が行われる。英語に寄るコースを受講する場合以外は、イタリア語の試験を受ける。
- 説明会での指示にしたがって必要書類を準備する。
- イタリア文化会館で行われる個別面談で必要書類のチェックを受け、問題がなければ、出願申請が受理される。この際、留学手続き費用を支払う。
STEP4 9月
イタリアで入学試験を受ける:
出願先の学校で入学試験を受ける。試験は学校によって異なるが、9月上旬〜下旬に行われる。
STEP5 9月〜10月
日本で就労ビザの申請:
入学試験に合格したら、日本に帰国して、イタリア大使館あるいは大阪総領事館で就学ビザの申請を行う。
・東日本
イタリア大使館領事部
・西日本
イタリア総領事館
STEP6 出発後
イタリアで入学手続きを行う:
学校の窓口に必要書類を提出して入学手続きが完了。
イタリアの目的別留学情報
教育制度情報
ビザ情報
生活情報
都市情報
おすすめイタリアプログラム
語学留学
400 ユーロ~
専門留学
173,000 円~
異文化体験
250,000 円~
専門留学
173,000 円~
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