アフリカ大陸の西部にあり、南は南大西洋に、コートジボワールとトーゴ、そしてブルキナファソの3カ国に接しているガーナは、国土上をグリニッジ標準時線が通っています。
ガーナには10の行政区がありますが、首都アクラは沿岸部にあり、政府の機関が集中しています。これら10の地域の中に、42のさまざまな民族と異なった言語を用いる人達が生活しています。公用語は英語ですが、放送局は他の6つの言語を使用しています。
ガーナの南は熱帯気候ですが、首都アクラは乾燥した赤道気候です。また第2の都市クマシが、湿気の多い半赤道気候に属する一方、北部はサバンナ気候に属しています。地方によって違いはありますが、気温は年間を通じて21℃から32℃位まで。雨季と乾季の二つの季節がありますが、雨季でも雨が降り続くことはほとんどありません。
ガーナと日本は長年にわたり、友好関係を築いてきました。ガーナにおける黄熱病の研究中に感染し命を落とした野口英世の研究室は、アクラのコレブ病院に当時のまま保存されています。また、日本政府によってガーナ大学に設立された野口英世記念研究所は、アフリカでの伝染病研究の中心的役割を果たしています。