カナダの大学留学がわかる10の質問

公開:2019-03-15 更新:2019/03/15

 

大学質問カナダ

①カナダの大学の特徴は?

ほとんどの大学は公立で国際的な評価も高い

カナダには135校のカレッジと100校を超える大学があり、そのほとんどが公立です。教育の質が高く 、国際的な評価も高いことで知られています。大学に入学するには高い英語力が求められるので 、確実に大学卒業(Bachelor取得)を目指すならカレッジを修了後大学に編入する方法がおススメです。

カナダの大学で取得した学位は、米国や英連邦諸国の学位と同等に世界中で認められています。学士号は4年間で取得できます。その学位や資格は、州によって異なるので事前によく調べましょう。

②入学するには?

入学選抜試験はないが、高い英語力が必要
大学に入学選抜試験はなく 、主に高校の成績と英語力で合否が決まります。大学や専攻によっては 、高校で特定の科目を履修していないと入れない場合もあるので 、大学に確認するとよいでしょう。英語力はTOEFLiBT88~100、IELTS6.5以上は必要ですが、入学基準に満たない場合でも大学附属の英語コースや提携語学学校で英語力を高めてから入学する方法があります 。英語コースで一定のレベルを修めればTOEFLやIELTSのスコアなしに大学への入学を認める「条件付入学」と呼ばれる制度もあるので、英語力が不安な留学生でも安心できるシステムです。

③大学院入学の条件は?

世界的に有名な大学院も 入学基準は大学院によって異なる
カナダには 、マギル大学、トロント大学、ブリティッシュ・コロンビア大学、ヨーク大学など、世界中に名の知れた大学院があります。とくにライフサイエンス、通信、コンピュータの分野では最先端の研究を行っています。大学院以外に、大学院課程のみを学べる学校もあり、経営学、法学、建築学などの専門分野を学ぶコースや、MBA(Master of Business Administration)コースも人気です。入学は 、大学課程を修了すれば入れる場合と、数年の社会人経験がなければ入れないところがあります。

④どんな大学がある?

大学の各位や単位取得の仕組みは州や大学、学部・学科によって異なる
カナダの大学は通常4年で修了できる学士号課程を持つところと、ディプロマやサーティフィケートといった学位以外の修了資格が得られる1~3年のコースを持つところがあります。また、大学院博士課程まであり高度な研究活動を行う大学もあります。大学の学位や単位取得の仕組みは州や大学、学部・学科によって異なるので事前によく確認しておきましょう 。

⑤卒業後はどんな進路がある?

学位やディプロマを取得した学生は最長3年間の就労許可書の申請が可能
カナダの大学を卒業後には、カナダの大学院へ進学、日本で就職カナダで就職という選択肢があります。
日本で就職を希望する場合には、インターネット情報を入手し企業研究やセミナーなどへの登録をしましょう 。
アメリカで行われる就職フェアに参加するのも留学生を積極的に採用する企業が集まるため、おススメです。学位やディプロマを取得した学生は、希望すればカナダ国内のどこでも働くことができる最長3年間の就労許可書(Post-Graduation Work Permit=PGWP)の申請ができます。PGWPの申請ができる学校(コース)かどうかは出願前に必ず確認しておくとよいでしょう。海外での長期就労経験を積みたい人には大きな魅力です。

⑥短期間の留学は可能?

長期休暇中に大学主催で行われる プログラムに参加が可能
大学に在学中の場合は、在学の大学に提携大学との短期の交換留学プログラムがないか確認しましょう。夏休みなどの長期休暇中にはカナダの大学主催のサマープログラムなどがあります 。18歳以上が対象で一般英語やアカデミック英語など、自分のレベルにあったものを探して参加することもできます 。そのほか日本の大学を休学しカナダの大学に1年だけ留学できる「留学・認定留学」というプログラムがあります。

⑦授業の内容は?

少人数でより実践的な授業が多い
授業は、大学やコースによってその人数も大きく異なります。1クラスが100名を超えるような大規模なコースから20~30名の少人数制のクラスまでさまざまですが日本と比べ少人数でより実践的な学習が行われます。カリキュラムは、必修科目さえおさえておけば、自分の学びたいことが選択できます。そのため、早い段階から自分の興味あること、将来就職するために必要な力を身につけることができます。ただし、日本より課題が多く、卒業が難しいと言えます。

⑧カレッジと大学の違いは?

カレッジ大学編入コースで学べば学費も節約でき、スムーズに大学へ進める
大学同様に、カレッジもほとんどが公立。大学よりも安い授業料で高い教育が受けられるコストパフォーマンスのよさは魅力的。カナダには4年制の大学と2年制のカレッジがあり大学教育がよりアカデミックなのに対し、カレッジの教育は職業に直結する実践的なものであることが多いです。カナダの公立カレッジには 、大学編入コースと職業訓練コースがあります 。大学編入コースは2年間をカレッジで学び、その後大学3年次に編入するためのコース。カレッジは入学基準が大学より低いので 、ここを足掛かりに、難関といわれるカナダの大学を目指す留学生も多いです。進学したい大学へ編入するための条件をあらかじめ調べておくと安心です。また州ごとに編入システムも異なるので要注意。職業訓練コースは、卒業後に1~3年間(コースによる)の就労経験が可能になります。

⑨滞在先はどんなところ?

学校の寮、ホームステイ、シェアハウスなど
ホームステイ 、学生寮、シェアハウスなどがあります。出願時に滞在先の手配などの要望を記入することができます 。希望を伝えて学校にサポートしてもらうといいでしょう。ホームステイは食事付きで勉強に集中しやすい反面、食費分が割高に感じるかもしれません。最初はホームステイにして、現地の生活に慣れてきたら、シェアハウスに移り、自炊をして節約するという学生は多いです。

⑩留学にかかる費用は?

カレッジの授業料は年間CA$13,000~、大学学部は年間CA$17,000~
カレッジの場合の授業料は年間でCA$13,000~CA$19,000。大学学部では年間VA$17,000~CA$40,000くらいかかります。その他に、教科書代、野外活動費などの費用がかかります。また、滞在費、食費、交通費、娯楽、費保険料等の生活費も加算されます。

 

 

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