カナダの高校留学がわかる10の質問

公開:2019-03-15 更新:2019/03/15

高校質問カナダ

①卒業後はどんな進路がある?

帰国して進学、カナダで進学、または海外の大学に進学
カナダの高校を卒業したのち、帰国して日本の大学に進学するか、そのままカナダあるいは海外の大学に進学するか3つの選択肢がAO入試や帰国生枠(P16を参照)を設置している大学を受験します。試験科目は大学によって異なりますが、高校在学時の成績とTOEFLス
コア、小論文などが一般的。早めに情報を集めて受験対策をしましょう。受験時期も大学によって異なり 、9月頃の大学が多いようです。カナダの大学に進学する場合、入学選抜試験はなく 、高校の成績と英語力で合否が決まります。海外の大学の場合も多くはカナダの大学と同じです 。

②高校留学にカナダが人気の理由は?

質の高い公教育と治安のよさで保護者にも安心
質の高い公教育、治安のよさ、勉強面、アクティビティ面も充実しているのがカナダの教育の大きな魅力です 。
さらに、自然を活かした多彩なアクティビティを楽しめるのも人気の理由。カナダに未成年の生徒が1人で留学する場合、カストディアンと呼ばれる後見人が必要。学校長や教育委員会メンバー、ホストファミリーなどが後見人となってくれることが多いですが、州や地域によって異なるので確認が必要です。

③高校から留学するメリットは?

日本にはないユニークな教育を受け異文化で成長できる
感受性が豊かで柔軟な高校時代の経験や人との出会いは、人間形成に大きな影響を与えます。また、将来やりたいことを見つけ、夢を実現するための進路を決めていく重要な時期でもあります。このような大事な時期に、異文化にもまれてさまざまな経験をし、日本にはないユニークな教育を受けることで、将来の可能性が格段に広がります。

④カナダの高校の授業や学校の特徴は?

個性を大切にし、自主性を重んじる教育
カナダには公立校と私立校がありますが、現地の子どもの95%は公立校に通っています。州ごとに設置されている教育学区が州内の教育の権限を持っており、その州の実情に合った教育方針を立てています 。そのため、教育システムは州ごとに異なりますが、カナダの教育が生徒の個性を大切にし自主性を重んじるという方針は共通しています。

カナダの高校には必須科目のほかに、ビジネス、演劇、ロボット工学など選択科目が数多く用意されています。これも個性を大切にする教育方針の表れ、生徒たちは自分の興味や進路に合わせて自由に専門科目を学べます 。

⑤どんな留学パターンがあるの?

長期休暇を利用した短期のものから卒業留学まで
カナダの高校に留学する方法には、1カ月から1年間の「体験留学」と卒業を目的とした「卒業留学」があります。
体験留学は、カナダの高校生活を体験しながら 、英語力を磨くのが目的。留学中の単位は、36単位まで日本の学校の卒業単位として認められるので 、基本的に留学後は留年することなく日本の高校に戻ることが可能。ただし 、最終的な判断は学校長が決めるため事前に確認しておくとよいでしょう。卒業留学は、日本の中学卒業後にカナダの高校に進学・卒業するものです。また、夏休みを利用した3~4週間の「サマースクール」も人気。もアクティビティが数多く盛り込まれていて 、英語力に自信がなくても楽しめます。冬休みや春休みに短期プログラムを提供している学校も 。

⑥入学手続きはどうすればいい?

公立校は地域の教育委員会に入学申請を
カナダの公立校は、個々の学校ではなく留学したい地域の教育委員会に入学申込みをします。ほとんどの場合入学願書は学校・教育委員会のWebサイトから入手できます。申請料または内金の支払いは学校指定の口座に振り込むか、銀行の送金小切手で送ります。
他に、中学・高校の過去2~3年間最新または最終の英文の成績証明書、英文の推薦状(学区による)などが必要になります。
私立校の場合、エッセイ(作文)が必要な場合があります。留学の理由、将来の目標、自己アピールなどを書きます。

⑦滞在先はどんなところ?

ホームステイが一般的、学生寮の場合も
公立校の場合はホームステイが一般的。私立校の場合、学生寮に滞在するかホームステイとなります。
滞在先は学校が手配してくれます。

⑧英語に自信がなくても大丈夫?

留学生のためのESLクラスで 学びつつ他の科目も勉強できる
ほとんどの学校に留学生のための英語ESL コースがあります。 授業についていくだけの英語力がない場合、ESLコースで学びながら他の科目も同時に勉強していきます。日本の中学校を3月に卒業し4~8月まで現地の語学学校で英語力をつけ、9月の新学期から入学するという方法もあります。
※ESL=English as a second language。英語を母国語としない人のための英語コース

⑨入学の条件は?

公立校では英語力は不問、私立校は準備が必要
公立高校は、入学試験はなく、日本の学校、での主要科目の成績が5段階評価で3程度以上あればだれでも入学できます。
私立高校の場合は、英語力を測るテストや、英語での面接試験があります。TOEFLやSSATの提出が必要な場合もあります。

⑩留学にかかる費用は?

授業料と滞在費を合わせて公立は年間CA$19,000~
公立校の場合は、学費は年間で、およそCA$10,000~CA$13,000。滞在費はひと月でCA$700~CA$950.
私立の場合は授業料と滞在費で年間およそCA$40,000~55,000かかります。

 

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