公開:2018-12-27 更新:2019/06/24
日本の専門学校では大学よりもさらに就職に直結した専門的なことが学べる場ですが、オーストラリアでもそれは同じ。短い期間で自分の学びたいことに集中して学べるので、将来やりたいことがはっきりと決まっている人にはおススメです。さらに、専門学校のDiplomaは大学の1年に相当するので、修了後、大学2年に編入することも可能です。
オーストラリアのカレッジはVET(Vocation al Education and Training)とよばれ、職業に直結する知識やスキルを身につけます。コースは、IT、ビジネス・経営、マーケティング、 メディア、アート&デザイン、スポーツ、ホスピ タリティ、観光、医療・看護、調理などさまざま。すべてのコースに、実践的なスキルを磨くための実習が取り入れられています。たとえばホスピタリティや観光のコースがある学校の多くは学内に実習のためのキッチンやレストランなどの施設があり、実践的な授業が できるようになっています。また、インターンシップのプログラムを持つ学校もあります。
公立のカレッジはTAFE (テイフ:Technical and Further Education)とよばれ州政府が運営しています。 私立のカレッジは、観光業、ビジネス、デザインなど、特定の分野を専門的に学ぶことができます。産業界と独自のネットワークを持ち、ユニークなカリキュラムを組んでいる学校 が多いです。
カレッジを大学へのパスウェイとする人も多いです。カレッジの Diplomaは大学の1年に相当するので、修了後、大学2年に編入することが可能です。 Diplomaを1年で修了して大学2年に編入す れば計3年間で学士号が取得できます。大学進学準備コースを経て大学に入学するよりも、留学期間を短縮でき、さらに専門スキルも修得できるので、お得なプランと言えます。また、カレッジのほうが、大学よりも若干学費が安いので、コスト的にもメリットがあります。
カレッジで取得できる資格は、以下の5つ。
Certificate I ~VI
Diploma
Advanced Diploma
Vocational Graduate Certificate
Vocational Graduate Diploma
日本で言え ば、高校から大学院レベルまでの資格が取得可能。 オーストラリアは、取得した学位や資格が、ほかの教育機関でも認められるAQF(Australian Qualifications Framework)という制度があるため、一つのコースを修了すれば他の都市の上のレベルのコースに進級することも可能です。
日本人留学生で専門(カレッジ)留学を選択する人は、大学へのパスウェイとして来る人、社会人経験を経て、キャリアチェンジのために、英語プラスビジネスなどの専門スキルを学びに来る人に大きく分けられます。 最近では、日本の大学に在学しながら、留学・休学制度を利用して、カレッジで英語+専門スキルを学ぶ人も増えつつあります。 また、オーストラリアは比較的、永住権が取りやすい国であり、永住権取得を目的として留学する人も多いです。会計士、看護師など、オーストラリアで不足 している職種に就くと、永住権が比較的取りやすくなります。
専門学校(カレッジ)に入るには、最終学歴の成績証明書、卒業証明書に加え、TOEFL、IELTSな どの英語検定試験のスコアの提出が必要。スコアの目安は、TOEFL iBTで70~80点、 IELTSで5.5~6.0。求められる学業成績は、コースにより異なります。必要な英語力に達していない場合は、カレッジ附属の英語学校やカレッジの提供する英語コースなどで英語力を上げてから入学します。
出願は、各学校の webサイトから出願書類 をDLして郵送するか、webから直接出願できます。出願には最終学歴の成績証明書(英文)、卒業証明書(英文)、英語力の証明が必要です。 受け入れが決まると、入学確認書(Offer)と学費とOSHC(Overseas Student Health Cover/海外留学生健康保険)の請求書が送られてきます。OSHCの加入は必須です。これらの支払が完了すると、学校から入 学許可の確認書と学費の領収書( Confirmati on of Enrollment)が送られ、入学手続きが 完了します。 次に、ビザの申請をします。カレッジに留学の場合は「サブクラス572」という学生ビザが必要。申請はインターネットで行います。 パスポート、入学許可証、クレジットカードが必要です。
最低でも生活費には約A$19,000 / 年が必要
※コースによっても大幅に異なることがあります。
学費
A$12,000~A$22,000 / 年
生活費
ホームステイ:A$235~A$325 / 週(食事付)
シェアハウス:A$165~A$440 / 週
オーストラリアの専門(カレッジ)留学では、学生ビザが必要です。
ETA(Electronic Travel Authority )は、電子タイプのビザ。
※教育機関の形態によりサブクラスが8つありましたが、2つに統合されました。
以前はサブクラス572の専門ビザが必要でしたが、現在はサブクラス500となっています。
※ビザの諸条件や費用は予告なく変更されることがありますので最新の情報を確認しましょう。
3カ月未満の留学の場合、保健への加入は任意だ。しかし、住み慣れない場所へ一定の期間渡航することになるので、荷物の盗難にあったり、病気やけがの心配もある。そのため、海外旅行保険に入っておくと安心だ。
クレジットカードでカバーされている海外旅行保険で十分だと考える方も、その保険についてどの範囲までどのくらいカバーされるのかを再度確認しておこう。
学生ビザの場合はオーストラリア政府が指定しているOSHC(OSHC=Overseas Student Health Cover)と呼ばれる留学生保険に加入しなければならない。OSHCは健康保険なので、カバーされる内容は病気や怪我などの治療費用、入院費用などだ。費用の内容によっては自己負担もあり、健康保険なため紛失や盗難などもカバーされない。そのような被害のために別で海外旅行保険に加入しておくと安心だ。
OSHCの加入については、ほとんどの場合、通学手続きの際に通学先の学校が手配をしてくれる。留学期間に応じて学校が保険料の請求をしてくるので、授業料と一緒に支払えば、到着後に学校でOSHCの保険カードがもらえる。
古くから留学生の受け入れを積極的に行ってきたオーストラリアでは、留学生サポートも充実しています。希望すれば空港までの送 迎、滞在先の手配、生活全般のサポートか ら、就職先、進学先についての相談まで、親身になって応じてくれます。また、学生同士 が交流できるイベントや観光、スポーツなどのアクティビティも用意されています。
語学留学
121,800 円~
高校留学
約$1万2千〜$1万6千~
インターンシップ
1,640,000 円~
語学留学
157,800 円~