オーストラリアのインターンシップ 【完全ガイド】 メリット・費用・資料

公開:2018-12-19 更新:2019/06/05

オーストラリアのインターンシップ オーストラリア
オーストラリアで インターンシップ

インターンシップって何?

インターンシップとは、学生が就職前に企業で一定期間、就業体験をすること。もともとは、アメリカで就職や転職のミスマッチを防 ぐために始まった制度です。日本でも就活の 一環としてインターンシップを行う企業が増えていますが、日本の場合は、1週間、場合によっては1日、2日といった短期間が一般的。就業体験というよりは、企業見学に近 いこともあります。 一方欧米では、学生もインターンシップ先の社員と同等に扱われ、会社の一員としてしっ かり働くことが期待されます。期間も3カ月~と長期のことが多いです。 

 

海外という特殊な環境で働くことで、トラブ ルに直面することも多いはず。しかし、それを 乗り越えることによって培うタフな精神力は、就職のみならず、人生のさまざまな局面で役立つ問題解決能力とタフな精神力が身につきます。

 

オーストラリアインターン

インターンシップに参加するには?

ワーキングホリデービザを利用してインターンシップ経験ができます(ただし、同一雇用主のもとでは半年まで)。また、カレッジのプログラ ムには、実際の職場でのインターンシップの 機会が含まれています。大学でも、学部によってインターンシップが経験できる場合があります。語学学校にも、インターンシップを含むコースを提供しているところがあります。 そのほか、留学エージェントが提供するインターンシップのみのプログラムもあります。 また、フルタイムの学生は、コースの開講期間は2週間に最大40時間、長期休暇中は無制限に働くことができます。

無給?有給?2種類の働き方

無給のインターンシップ

時給が発生しないので収入は見込めないが、 インターンシップをすることで語学力アップ・スキルアップにつながる。 無給なため、興味がある業界や分野職種に就きやすいく、就業経験を積むことができる。

有給のインターンシップ

時給が発生するので実際に収入が得られる。 募集が多いのはカフェやレストラン、ホテルなど観光やサービスに関連するものが多い。 働きながら語学力アップしたい場合は、実質学費がかからない留学ができる。  

何ができるの?

インターンシップは、教室ではなく実践の場で生きた英語を使う機会となり、飛躍的な英語力の向上が期待できます。 また、単なる見習い生ではなく、正社員と同様の貢献が求められるので、主体性や積極性、チームの一員として協力し合える協調性、 担当した仕事を遂行する責任感や使命感、 バックグラウンドの異なる人たちと渡り合えるコミュニケーション力や柔軟性など、さまざまな力が嫌でも身につきます。これらは、帰国後の就職や転職において強みとなります。

人間関係やトラブルはどうすればいい?

英語が壁になって意思疎通ができず人間関係に悩むことはありがち。一人で悩まないことが大事です。日本のように「言わなくても察してくれる」という文化はありませんから、 自分から「困っている」「 助けてほしい」と言わない限り状況は変わりません。留学の成功も失敗も、すべて自己責任。「だれかがなんとかしてくれる」ではなく、自分から行動してトラブルを回避していく覚悟を持ちましょう。

 

インターンシップ先で、「思ったほど英語を使う機会がなかった」「 補助的な仕事しか与えられなかった」などのトラブルはよくあること。 回避するには、(1)事前に要望を整理し、具体的に留学エージェントや学校側に伝えること、(2)インターン先についてよく調べることが大事。 希望と違うことが後で発覚しても、「補助的な仕事ではなく、○○の仕事がしたい」と具体的に要望を言うことで解決の糸口が見つかるかもしれません。

インターンシップで必要な英語力

現地の企業で、ネイティブスピーカーと共に働くなら、高い英語力が求められます。最低でもTOEIC750点は必要です。 語学学校などで英語研修を受けてからインターンシップ・プログラムに参加するとしても、日本にいるうちから英語力は上げておいた方 が、インターン先で困らないし、仕事の選択肢も広がります。 ただし、英語力が低くてもあきらめないこと。日本企業と取引のある会社で日本向けマーケティング業務のサポート、旅行代理店で日本人観光客向けのプロモーション、語学学校での日本語教師など、日本人だからこそで きる仕事もたくさんあります。

 

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人気の職種は?自分に合った仕事の見つけ方

観光やホスピタリティビジネス全般

観光資源の豊富なオーストラリアでは、観 光・ホスピタリティや料理などの分野が人気。ほかにも、貿易、マーケティング、IT、福祉、 教育などの分野でインターンシップ経験ができます。参加には英語力のほかに、その分野の職業経験が求められる場合もあります。

主要な地域は多くのホテルやカフェ・レストランがあり、日本語教員や企業のオフィス業務以外にも観光にかかわる仕事に就くことができます。盛んな観光産業でホスピタリティを学ぶのには最適な環境なので、将来そういった職種を希望している人には特におススメ。日系企業の受け入れが多く、語学留学+インターンシップのプログラムは近年人気が高くなっています。

オーストラリアでインターンシップができる職種例

・日本語教師アシスタント
・カフェ
・レストランのウェイトレス
・ホテル受付
・ハウスキーピング
・ツアーガイド
・ナースアシスタント
・農場スタッフ  など  

インターンシップでの職探しはおもに3つの方法


①エージェントのプログラムから探す
慣れない場所、そして海外では頼れる留学エージェントに任せるのも手です。手数料がかかりますが、安全な就労先を探してもらえるでしょう。3か月以内の無給インターンシップなども探してもらえるので効率の良さが最大のメリット。また、履歴書の作成や面接についても教えてもらえるので、添削やアドバイスが欲しい人にはぴったり。

②語学学校や大学からの紹介から探す
インターンシップ前に通っている学校の掲示板などで探すのも一つの手。教育関連のインターンシップに行きたいなら特におススメです。 紹介の際は手数料を取る場合があるので確認。

③自分で探す
もちろん自力で企業にコンタクトを取ってインターン先を探すことも可能。しかし、時間と労力がかかる上に、労働条件など交渉の場面でしっかり主張できる英語力がないと難しいでしょう。
求人サイトなどで募集企業を探し、自分で交渉できる行動力が評価されることも多いです。  

 

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費用の目安は?

ワーキングホリデービザを利用して、自力で仕事を探す場合は特に必要ありません。学校のプログラムに参加する場合は、学費に含まれています。 留学エージェントが提供するインターンシップのみのプログラムに参加する場合の一例は、ビザの取得、保険料、往復航空券、プログラム参加費用等を含め、3カ月で約80万円~です。このように、コースや期間によって大きく異なります。また、なかには有給インターンシップもあるので、探してみてもよいでしょう。

 

日本と比べても時給は高めのオーストラリア。労働時間や日数の保証がないカジュアルで23.66豪ドル、労働時間や日数に保証のあるパートタイムで18.93豪ドルとかなり高いですが、職種や雇用形態・年齢によっても変動があるため確認が必要です。また基本的にはチップの習慣のないオーストラリアでも、観光客が増える現在ではその習慣の定着が見られ、接客をする職種では時給に+αを期待することもできるでしょう。ですが、最低賃金が決められているのにも関わらず、英語力のなさから低い賃金で支払われるケースもあるので、そういった契約に同意しないことが大切。時給がしっかり明記されている職場を探すのも目安になります。  

働くためはどのビザが必要?

オーストラリアで働くにはこの3つ!目的によって違うのでしっかり確認しましょう。


学生ビザ:3ヶ月以上の修学を目的とした滞在。
 →オンライン申請、費用は575豪ドル。週に20時間労働可。
現地の語学学校や大学などに入学する場合は基本的にこのビザ。 働ける時間が決まっている。

 

ワーキングホリデービザ:12ヶ月間の滞在。
→オンライン申請、費用は450豪ドル。 働ける時間がぐっと多くなるワーキングホリデービザ。
インターンシップ中はフルタイムで働けるのがメリット。  

 

観光ビザ(ETA):3ヶ月未満の無給インターンのみ就労可能。
少しでも海外の職業体験をしてみたい!という場合におススメ。
インターンシップでの生活を送るための下見にも利用できる。

インターンシップを成功させる秘訣

インターン先では、指示を待つだけでなく、 積極的に自分の強みをアピールし、自分から 「これをやらせてください」と言うくらいの積極性を持って臨むこと。 上司や同僚とは、英語力に自信がなくても積極的にコミュニケーションをし、帰国後も人間関係を継続していきましょう。スカイプなどでコミュニケーションをとれば英語力の維持にもつながります。 仮に、希望の職種に就けなかったとしても、 海外で働いた経験はキャリア形成に大いに役立つはずです。

 

また、仕事場だけでなく、ホームステイ先の家族と積極的に話す、シェアハウスメイトとの会話や勤務先でのコミュニケーションを多くとるなど、 自分の環境にあった対策が必須。オーストラリアは賃金の高い国としても知られており、生の英語を学びながら働く環境が整っています。 有給無給にかかわらず、 どちらであっても十分に自分のスキルを活かし、楽しみ、英語を学べるオーストラリア。 「留学」の選択肢に加えてみては?

 

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