公開:2020-04-22 更新:2020/04/22
高校生の留学で、いま最も注目されている韓国高校留学。K-POPアイドルにコスメやグルメ、SNSなどで発信されるおしゃれなカフェなど、年齢を問わず人気となっています。韓国の首都、ソウル特別市は韓国の政治経済のみならず、流行の中心地であり、韓国の主要大学の拠点ともなっています。高校生がチャレンジできる韓国留学は、短期のものから長期のものまであり、目的によってできる留学スタイルが増えてきました。
高校生ができる留学は主に2つ。夏休みなどの長期休暇期間を利用した語学留学と高校留学です。語学留学は短期のプログラムが多くあるので、将来高校留学や大学留学を考えている人に人気です。韓国の高校へ正規留学というスタイルも増えてきていますが、まだまだ語学留学と比べると数は少ないのが現状です。受け入れ先が少なく狭き門でもある韓国留学ですが、高校生でもできる留学をいくつかご紹介していきます。
高校生だけでなく、幅広い世代で人気があるのが語学留学です。短期間でも参加できるので、夏休みや冬休みを利用していく学生が多くいます。多くの大学がプログラムを用意しており、大学付属の語学堂に通いながら大学の雰囲気も知ることができます。高校卒業後は韓国の大学に進学したい!という人は特に、留学の下見を兼ねてチャレンジしてみてもいいですね。
※大学付属の語学堂は高校卒業資格がないと入学できませんが、短期で高校生の受入れをしてくれるところもあるようです。
韓国の高校への正規入学は受入れの高校が少ないので、留学のスタイルとしては少数派です。しかし、現在では韓国の高校への留学したい希望者が増えてきていることから、編入ができる高校が増えてきています。
韓国は高校に限らず、進級や進学などの新学期が3月からです。日本では3月が卒業シーズンなので、留学時期の検討も大きな問題です。そのため、韓国の高校へ編入する方法として、まず日本の高校へ入学→1年間韓国語を勉強→2年次から編入して韓国の高校を卒業する、という流れになります。
編入する場合、ある程度韓国語で受答えができることが、一つの基準となります。というのも、韓国の高校では、留学生も一緒に授業を受けるので、授業についていく為にも韓国語の理解が必要になるからです。韓国の高校を卒業して、そのまま残り大学に進学するという所まで考えている人は、すぐにでも韓国語の勉強を始めた方がいいですね。
日本にも高校によっては、韓国語コースなどを設けているところがあります。コースがある高校に限られるということはありませんが、韓国の高校と姉妹校提携している高校では、半年から1年ほどの交換留学をしているところもあります。高校編入に限定せず、長期の交換留学というのもひとつの方法です。韓国の高校への交換留学制度がある高校選びや、姉妹校に韓国の高校があるなど、高校進学のタイミングから学校選びをすることは大きなポイントかもしれません。
韓国の高校は一般の高校・特殊目的高校・特性化高校という種類があります。日本でも公立高校、私立高校と大きく2つに分かれ、その中でも特定の科目に特化した高校や通信制の高校などさまざまな種類があります。韓国のこれらの高校には、それぞれどういった特徴があるのでしょうか。
日本の公立高校と同じで韓国の学生の70%ほどがこの一般の高校に入学すると言われています。日本と違うのは、受験が必要ないという部分です。ちょうど日本の公立小中学校のように、自分の住んでいる地域の高校に行くことになります。みっちりと学業に専念したい場合は寮生活をすることもできます。
芸術高校、体育高校、外国語高校、科学高校など、特定の分野に特化している高校です。これらの高校に入学するには選抜試験を受けます。芸術学校にはK-POPアイドルが在籍していたりすることもあり、日本でも話題に登る高校です。
日本でいうと、商業科や工業科といった、社会に出て役立つスキルを身に付けることができる高校です。一般の高校のように朝から夜まで勉強漬けになることもなく、放課後に友達同士でショッピングをしたりする時間もあります。
たくさんのアイドルが活躍する韓国の芸能界では、早くからエンターテインメントの世界を夢見て日々努力する学生たちのために、歌やダンスに特化した芸術高校があります。
学業はもちろんですが、芸能界で活躍するために必要なことが学べる特殊高校です。芸能人の卵たちが多く通っているということもあり、日本でも注目されています。
・ソウル公演芸術高校
多くのアイドルの出身校として知られています。かわいらしい制服と共にエンターテインメント界を目指す学生のあこがれNo.1です。
・ハンリム芸能芸術高校
こちらの高校もアイドルの出身校としてよく知られています。ファッションモデル科という珍しい科があります。
・リアラート高校
ギターなどの実技試験で入学することができます。作詞や作曲を学ぶことができるので、シンガーを目指す学生に人気です。
日本の高校生も学校生活は人それぞれです。熱心に勉強や部活に励む生徒、放課後友達とおしゃべりを楽しんだりアルバイトを頑張る生徒、または大学受験に向けて早くから塾に通う生徒がいたりとさまざまです。では韓国の高校生はどうなのでしょう。
韓国では高校3年生の11月に「スヌン(大学修学能力試験)」という、日本のセンター試験のような試験が一斉に実施されます。ニュースなどで一度は目にしたことがあるかもしれません。報道機関を始め、家族や後輩が会場前に集まり、試験を受けに来る学生を激励します。試験を受ける学生に配慮し、リスニングの時間は飛行機の離発着の禁止、交通機関のラッシュ緩和のため、通学・通勤時間を普段より遅らせることが義務付けられています。遅れそうな学生にはパトカーが出動したりするニュースがよくみられますね。このように国をあげての大きな試験を受け、その結果によって自分の進学する大学が決まる韓国の大学受験。日本とは比べ物にならないほど、韓国の社会では学歴が重要になります。その為、韓国の高校生はスヌンに向けて早くから勉強をします。韓国の高校には日中の授業に加えて0時間目(朝)とヤジャ(夜)という自習する時間を設けています。ヤジャを受ける生徒には夜食の給食も出るので、22:00くらいまでは学校で勉強していくのが普通なのです。図書館の閉館時間も日本とは違ってかなり遅くまで開いています。学校だけではなく、社会全体で勉強する環境づくりをしているようですね。
朝の7:30には登校し、夜は22:00まで学校で勉強、スヌンに向けて、ヤジャの終わった後も塾に行き、25時くらいまで勉強・・・なんてこともあるようです。とにかく、スヌンに懸ける思いは強く、家族・学校一丸となって走り抜けます。もちろん部活動はなく、アルバイトをしている高校生もいません。とにかく頑張る韓国の高校生は本当にすごいですね。
航空券:2~5万円/シーズンによって変動
滞在費:ホームステイ/10~15万円/月
海外保険料:3~5万円/月
ビザの申請費用:3ヵ月以内ではれば申請は必要ありません。
学費・教材費:3~7万円
制服代(長期の場合):学校によって異なります。
現地での交通費やおこづかい:1~2万円/月
食費(滞在費に中に含まれない場合):1.5~2万円/月
個人で手配することがなかなか難しい場合が多いと思います。
その場合はエージェントに手数料を支払うことがあります。
韓国への正規留学は狭き門ですが、手が届かないわけではありません。韓国人気も手伝って徐々に韓国留学が高校生にも拓かれてきています。韓国高校留学を成功させるには、少しでも韓国語を勉強しましょう。語学留学とは違い、高校留学では授業を韓国語で受ける必要があります。すでに韓国語の勉強を始めている人も多くいるかと思います。まずは長期休みを利用した短期の語学留学やサマースクールなどに参加してみるといいですね。大学付属の語学堂に通えば、韓国の流行を身近で知ることもできます。文化が似ていて馴染みやすいお隣の国韓国で、留学を成功させましょう!
語学留学
908,800 円~
高校留学
1,861,500円(1学年、10カ月 1カナダドル=85円で計算した例)~
高校留学
1,819,000円(1学年、10カ月 1カナダドル=85円で計算した例)~
高校留学
¥382,500~