ソルトレイクシティはユタ州の州都であり、州内最大の都市です。モルモン教徒の開拓者たちがこの地に定住したことで発展しました。州の北部、ロッキー山脈の西に位置し、西部高原地域の経済・文化の中心地となっています。鉱山資源が豊富で、特に金の産出量は全米でトップクラスです。 ソルトレイクシティの西側には、琵琶湖の9倍面積を持つグレートソルトレイク(大塩湖)があり、これが名前の由来となっています。標高1300メートルを超える場所にあるので、1年を通して青空が広がり、空気も乾燥。大都市とは思えない高原の雰囲気を醸しだしています。
軽井沢とほぼ同じ標高にあるのでまさに避暑地。猛暑でも湿度が低いので比較的快適に過ごせます。冬は気温が-7℃くらいまで下がり、3月中頃まで月に20~30cm程の雪が降るので、きちんとした防寒対策が必要です。冬季オリンピックも開催されました。
多くのモルモン教徒が厳しい戒律の中で生活しているせいか、ソルトレイクシティはアメリカでも非常に治安のよい都市です。深夜の一人歩きなどは控えた方がいいでしょうが、観光で訪れる限りほとんど治安に関して心配することはないでしょう。 アメリカの治安・安全に関する詳細は「海外安全.jp」でご確認ください。
都市名の由来にもなっているグレートソルト湖は120キロメートルにも及ぶ大きな塩水湖です。ソルトレイクシティーと隣り合わせにあるグレートソルト湖はユタ州で一番大きな湖です。湖には三つの川から水が流れ込んでおり、海水よりも塩分が強く動物はプランクトン以外生息していません。市内から簡単に訪れることができ、この湖でしかできないアクティビティを楽しむことができます。水の塩分がとても強いため、金属製のボートや乗り物はあまり使用されていません。カヤック、ヨット、海水浴に行くことは可能なので夏場は地元の人々や観光客が集まります。近くにはグレートソルト湖州立公園があり、広大な湖の景色を眺めることができ、夕日の時間にお散歩に出る現地の人々も多くいます。この公園にて、湖のツアーも用意されており、ボートの貸し出しも行っております。