イタリアの首都であり、ローマ帝国の首都でもあったローマの魅力は絶大で、比類ないものです。コロッセオ、フォロ・ロマーノ、パンテオンといった古代ローマ時代のモニュメント、世界から巡礼者が集うカトリックの総本山で、世界最大級のキリスト教の教会建築であるサン・ピエトロ大聖堂など、まるで街そのものが美術館のよう。遺跡や大建造物だけが見どころではなく、街の散策も忘れてはなりません。中でもサン・ロレンツォは、お勧めしたい地区。 テルミニ駅の東側に位置し、ローマ・ラ・サピエンツァ大学がこの地区にあることから若者が多い界隈です。独創的なハンドメイドのショップや流行に左右されない品揃えのセレクトショップなど、個性的な店が軒を連ねています。中心街よりもリーズナブルな値段で食事をすることも可能。観光客が少ないことから、ローマに住む人々の普段の姿がきっと垣間見られるに違いありません。
日本と同じように四季があります。
夏はかなり暑くなりますが、湿度が低いので過ごしやすいです。日が沈む21時ころまで明るいので、
一日の活動所間が長くなるように感じます。短い夏を楽しむことができます。
冬は長く寒くなりますが、気温がマイナスになることはなく、日本の冬に比べると過ごしやすく感じるかもしれません。
ローマ・ラ・サピエンツァ大学はローマ最大の大学で、その歴史は古く1303年に設立されました。14万人もの学生が在籍している、
超マンモス校で知られています。とにかくキャンパスが広く、街の一部であるかのようです。
日本人が少ないのでしっかりとイタリア語を学べるチャンスとも言えますね。
ローマにはイタリアの語学学校も多数あり、短期から長期までさまざまなプランが用意されています。
ファッションや芸術などその分野の本場で学ぶことができることが最大の魅力です。
「ローマの休日」スポット
1500年以上前の6世紀に古代ローマの様々な建造物の一部を結合させて建設された教会です。各々全く異なる素材、大きさ、太さのパーツ、柱などが使用されているにも関わらず調和がとれており、ユニークなデザインに仕上がっている「サンタ・マリア・イン・コスメディン教会」は必見です。
真実の口は1632年に「サンタ・マリア・イン・コスメディン教会」に設置されました。「ローマの休日」で、新聞記者のジョーの手が真実の口から抜けなくなるシーンで有名となった古代のマンホールの石蓋です。大河の神「オケアノス」の顔が刻まれており、嘘の心をもつ人が手を入れると手が抜けなくなり、噛み切られてしまうという言い伝えがあります。ヨーロッパの中でもとても有名な人気スポットで、写真を取るのには長蛇の列に並ばなければならない場合もあります。
スペイン広場は「ローマの休日」で女王(オードリー・ヘプバーン)がジェラートを食べるシーンが印象的ですね。135段の階段を登った先に見える「トリニタ・デイ・モンティー教会」は16世紀に「フランス国王ルイ12世」の命で建設され、フランスの建築様式で建設されました。スペイン広場周辺にはフランス人の移民が多く住んでおり1647年にスペイン大使館がここに移設されるまでは、「フランス広場」と名付けられていました。 スペイン広場の階段にはシーズンごとに異なる花が植えられるので、四季で表情を変えます。この美しさは世界で類を見ないでしょう、一年を通して世界中の観光客で賑わっています。 スペイン広場周辺の「コンドッティ通り」にはプラダ、グッチやブルガリなど高級なブランドのお店やオシャレなお店が立ち並んでいます。ローマでの観光をする際は、伝統のある美しいヨーロッパの街並と共にショッピングを楽しんでみてはいかがでしょうか?
※2012年からはローマ歴史地区内で飲食が禁止となる法律が制定されました。スペイン広場でオードリーヘップバーンのマネをしてジェラートを食べるのは罰金を取られてしまうので控えましょう。
参考文献(英語)
「トレヴィの泉」は、ローマでとても人気な観光スポットで、毎年観光客で賑わっています。「トレヴィの泉」はポーリ宮殿に隣接するバロック式の彫刻噴水で、中央に君臨するのは海神の「ポセイドン」、左側には豊穣の女神「デメテル」、右側には健康の女神「ヒュギエイア」です。サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の「真実の口」に続いて「トレヴィの泉」にも後ろ向きに立ってコインを泉に投げ入れると願いが叶うという伝説があります。コインの枚数にも意味があり、1枚は「ローマに再び戻れる」、2枚は「大切な人と永遠に添い遂げられる」、3枚だと「恋人や結婚相手と別れることができる」という言い伝えがあります。是非あなたの願いもトレヴィの泉で叶えてみてくださいね。
ローマ西側に位置し「世界一小さな国」として有名です。ローマ法王が統治するヴァチカン市国はローマでは必ず訪問しておきたい観光スポットで「ヴァチカン博物館」「サン・ピエトロ大聖堂」や、2013年以降に一般公開されている「ヴァチカン市国の庭園」などが見所です。この庭園では大聖堂の「クーポラ」を間近で見ることができます。一人当たり約32ユーロ、事前に予約が必要になりますが、音声ガイドやヴァチカン博物館への入場券もチケットに含まれているので、セットでツアーに参加してみてください。
詳しくは Vatican Museums公式ホームページ(英語)をご覧下さい