中世と現代が調和するコンパクトシティ
そこで生活する人はもちろんのこと、旅行で訪れる人にとってもありがたいペルージャの町の魅力の一つは、何と言ってもそのコンパクトさではないでしょうか。
全長約6キロメートルの城壁にぐるりと囲まれた旧市街には、2000年を超える歴史を持つ「エトルリア門」などの観光名所から市役所や郵便局、スーパーマーケットまでなんでも揃っていて、しかも町のシンボルである「大噴水」からどこへ行くにも歩いて10分という快適さ!
さらに面白いのが、中世の古い街並みにとつぜん姿を現すお洒落なエレベーターやエスカレーターです。これも実は、坂だらけのペルージャには欠かせない大切な足の一つで、そうした新旧二つの顔が町の中にさりげなく溶け込んでいるのです。鉄道駅と旧市街をつなぐ「ミニメトロ」にもぜひ乗ってみてください!
イタリアの中央に位置するペルージャ。日本の様に四季があり、夏は暑く、冬は寒いです。気温も日本と同じように変化しますが、
夏の間は乾燥しているのでからっと過ごしやすいです。雨は秋に多く降ります。
街の規模は小さく、徒歩で街全体を周る事ができます。しかし、坂が多いので短い距離の移動でもとても大変です。街にはエレベータやエスカレーターが多数設置されているので、うまく活用してスムーズに観光しましょう。
「11月4日広場」はペルージャの中心に位置し、最も人気のある観光スポットに囲まれているため、中心地として市民や観光客の良い憩いの場所となります。 「フォンラーナ・マッジョーレ」は11月4日広場の真ん中にある大噴水で「大聖堂」や「プリオリ宮殿」などペルージャの観光スポットに面しています。13世紀に当時ピサの洗礼堂や大聖堂の説教壇なども制作していた「ニコラ・ピサーノ」と「ジョパンニ・ピサーノ」親子によって制作されました。広間の周辺にはカフェやレストランもたくさんあるので、現地の人が拘って焙煎した美味しいイタリアンコーヒーを楽しみながら、ジェラートを味わってみてはいかがでしょうか?ペルージャはゆったりとした時間をすごすのに最適な街です。
11世紀から13世紀に建てられたゴシック様式の建築で現在は「ウンブリア国立美術館」として使用しています。ウンブリア派の絵画、彫刻、陶磁器など、13世紀から19世紀の美術品を見る事ができるので、ペルージャの芸術作品を知りたい方は必見のスポットです。 大聖堂 15世紀に建てられたゴシック様式の大聖堂は三廊式で、第一礼堂にあるバロッチ作の「キリストの降架」は観光客からとても人気が高いです。
毎年10月頃に130社以上のチョコレート会社が参加して開催されるお祭り「エウロ・チョコ」は、たくさんのチョコレートを試食・購入できるチョコ好きにはたまらないイベントです。イベント開催当日にペルージャの「11月4日広場」でチョコカードを購入してください。チョコカードをお店の人に提示すればチョコレートを無料で試食することができます。他にも割引など様々な特典があるので「エウロ・チョコ」に参加する際は、チョコカードを購入することをおススメします。