ナポリはローマから南へ約220km、ティレニア海沿いにあるカンパニア州の州都です。 昔から「ナポリを見てから死ね」という言葉が残るほど、ナポリ湾一帯の景観はとても美しく、多くの人が訪れる世界的な観光地。南イタリア最大の都市です。 かつて栄えたポンペイを、噴火によって一瞬にして破壊したヴェスヴィオ火山、サンタキアラ教会、国立考古学博物館、ショッピングモールとして多くのカフェやお店の入った「ガレリアウンベルト1世」など見どころもたくさん。 また、ナポリは豊かな食文化でも有名。地中海で獲れる新鮮な海の幸を使った料理や、南イタリアのトマトが使われた料理、日本でもおなじみのピザ「マルゲリータ」は、このナポリが発祥の地です。
ナポリは地中海気候なので、東京と比較すると夏は少し涼しく、冬は暖かいです。気温は10℃以下になることはほとんどありません。年間を通してすごしやすい気候と言えます。
イタリアの中でもナポリは治安が悪いと言われていますので、入り組んだ路地や危険と言われる地域にはできるだけ行かないよう注意しましょう。 ナポリで特に注意が必要なのはスリやひったくりです。観光地なので携帯電話やカメラなどで写真を撮るのに夢中になっていると、バイクなどでそのまま持って行かれたりする被害も出ていますので注意が必要です。
ヌオーヴォ城 Castel Nuovo この「ヌオーヴォ城」は13世紀には「アンジュー家」として使用され、また15世紀には「アラゴン家」により再建築が行われました。「ヌオーヴォ城」はイタリア市民には初代の持ち主の愛称として「アンジュー家の城」とも呼ばれています。 18世紀ごろに再び修築され現在の姿となりました。ヌオーヴォ城は700年近く地元の人々に愛されているイタリアの由緒あるお城の一つです。この建物はルネッサンス様式で、現在は私立美術館として利用されており、昔から受け継がれているナポリの日常生活を垣間みることができます。ナポリに来たら是非この歴史ある風土を楽しんでみてくさいね。 サンタ・キアラ教会 Santa Chiara Church ナポリの下町に位置する「サンタ・キアラ教会」周辺は、市民や観光客で常に賑わっています。左側の写真は「クラリスの中庭Chiostro mailicato delle Clarisse」と呼ばれており、イタリアの有名な芸術家のDomenico Antonio Vaccaroによってイタリアの田園、自然風景や神話などを題材にマヨリカ焼きのタイルを使用して作られた中庭です。また「サンタ・キアラ教会」の中はとても静かで落ちついた空間となっているため、ナポリ市民や観光客の憩いの場として愛され続けています。観光の合間や休憩がてらに足を運んでみてください。 ボンペイ遺跡 Pompeii Ruins 「ボンベイ」は、古代ローマの街をそのままの姿形で残している貴重な遺跡です。ボンベイ遺跡には、ローマ時代の街1つ分が残っているので、訪れる人々はその広さと見所の多さ戸惑うかもしれません。ボンベイ遺跡に訪れる前に、ボンベイ考古学博物館が作成しているガイドブックやネットの情報を収集して、街の建物の一つひとつがどのような役割を果たしていたのかを予習してみてください。そうすることで実際にボンベイ遺跡に訪れた際には、迷わず重要建造物を見つけることができるでしょう。まずはこちらの「ボンベイ遺跡ガイドブック/日本語版」をダウンロードしてみてください。