英仏の文化が融合する多文化都市
カナダ第2の都市モントリオールは、ケベック州最大の都市。大西洋とナイアガラの滝があるオンタリオ湖を結ぶ、セントローレンス川に浮かぶ島にあります。フランス文化が色濃く残り、美食の街でも知られており、レンガ造りの住宅街、数多くの教会などから、北米のパリと呼ばれています。カナダ国内で唯一フランス語のみが公用語と定められている一方で、19世紀終りごろから20世紀の初めにかけて英国系カナダ人達によって街と経済が大きく発展。これにより、ビクトリア朝の建物も多く混在していて、市内の人口の約80%がフランス語と英語のバイリンガルです。移民や観光客、国際イベントも多く、国際色豊かな都市です。
ケベック州の人々は自分のルーツと文化を大切にし、ケベック人であることへの誇りを込めて自分達のことをケべコワと呼びます。こだわりが強いためたまに頑固ですが、一度心を開けば一気に仲良くなれる人懐っこい人達が多いのもモントリオールの特徴です。
◆ Navigator:西川絢子 さん
モントリオール在住歴3年。この街に来たばかりの頃は他のカナダの都市との違いからカルチャーショックに。英語とフランス語の違いにも右往左往!だんだんと文化や言葉にも慣れてきて、今ではすっかりケべコワです。
モントリオールが夏がとても長いです。5~10月くらいまでは暖かく、とても過ごしやすいです。
真夏日になる日もまれにありますが、平均気温は15~25℃で気持ちいいお天気が続きます。
冬は降雪も多くかなり寒くなりますので、しっかり防寒することが大切ですね。
「北米のパリ」とも呼ばれるほど街並みが洗練されていて美しい都市モントリオールは芸術の街としても有名。英語とフランス語が公用語なことから、語学を学びたい留学生やワーキングホリデーで滞在する人も多い町です。
・夏は毎日のようにフェスティバルが開かれる。
・人がとても親切。
・比較的治安がいい。
・おしゃれな街並み。
・フランス語と英語が同時に学べる。
・美術館や博物館、劇場やレストランなどの娯楽施設が多い。
・市内に日本食のお店があるので、日本食が手に入りやすい。
・交通機関が発達しているので、土地勘がなくても移動ができる。
・冬が寒い。
・フランス語ができないと仕事を見つけるのが難しい。
・場所によっては治安が悪い。
・物価が日本の1.5倍かそれ以上。
モントリオールは、カナダなのにまるでヨーロッパを訪れたような場所です。お洒落な石畳の街並みで、現地の人々もとてもフレンドリーです。モントリオールに滞在中、現地の暮らしに溶け込む為に訪れるべき場所はローカルマーケットです。格安なお食事どころも多数あり、ローカルフードをたくさん試してみたい人におススメなスポットです。小さな屋台の一つ一つがとてもおしゃれでカラフルなので、マーケットを歩くだけでも楽しいでしょう。Jean-Talon Market はモントリオールの中でも最も大きく歴史あるマーケットです。1933年に始まったローカルマーケットで、商人と村の住人たちが集まる場所として親しまれてきました。新鮮な野菜や果物、お花や植物など、生活に必要なものは全てここで揃います。
■緊急連絡先:在モントリオール日本国総領事館 :+1-(0)514-866-3429
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