ミラノはイタリア北部に位置する商業都市で、ローマに次ぐ第2の町。ファッション、芸術、サッカーなどのイタリアの文化やヨーロッパの流行が集結する、情報の発信地としても有名です。 気候は日本の四季と似て過ごしやすく、日の長い夏には、ゆっくりとアペリティーボ( イタリア流ハッピーアワー)が楽しめます。 日常の買い物には、24時間オープンのスーパーも増えていて便利です。また、毎日市内のどこかでメルカート(青空市場)が開催さ れているので、散歩がてら足を運ぶのも楽しみの一つです。移動手段もバス、トラム、地下鉄など豊富で困る事がありません。
ミラノサローネやファッションウィークなどの街ぐるみのイベントも多く、街を歩けば美術館や博物館など文化的な刺激もいっぱい。 学びの場としても、生活の場としても、最高の環境です。
夏は暑いですが、雨も降らず、湿度も低いので過ごしやすいです。冬は寒く、しっかりとした防寒が必要です。
朝夕の寒暖差が大きいので、夏でも羽織るものがあったほうが良いでしょう。
11月は一番雨が降ります。
イタリアには数多くの名門大学がありますが、ここミラノにも著名人が多く卒業したミラノ大学があります。
1924年に設立された歴史を感じさせる佇まい。現在では約6万人が学んでいます。
ミラノには質の高い語学学校も多数。美しい街で暮らしながら学ぶ贅沢な時間を過ごせます。
街中すべてがまるで美術館のよう。ミラノで留学をして芸術の街に浸ろう!
ドゥオーモは、イタリアのミラノの象徴で14~19世前半と500年近くの長い年月を経て完成した、イタリアで最も大きいゴシック様式を用いた大聖堂です。この大聖堂の外壁には多数の聖者像が施されており、その細部まで丁寧に作り上げられた建築は遠くから眺めるとまるでレースで作られたかの様に白く繊細に目に移ります。長さ148m、幅91mで屋上のテラスへ登れば、美しいミラノの街を一望することができます。「ミラノ大聖堂」のテラスでは夏には頻繁に、有名アーティストによるコンサートやライブなどのイベントが催されるので、訪れた際は参加してみてください。
※写真:「イタリア政府観光局公式サイト」より
「ミラノ・スカラ座」は、「ローマ・オペラ座」に並び、世界で最も有名で格式のあるオペラ・ハウスの一つです。1776年に誕生したスカラ座劇場の中央には、365個のランプが施された大きなシャンデリアが劇場内を抜群に豪勢な雰囲気しています。素晴らしい音響効果を持ち合わせた劇場で鑑賞するオペラやコンサートは格別です。シーズンは12月7日から7月頃までの約半年間です。ミラノに訪れた際には、一度オペラを鑑賞しておきたいですね。入場にはドレスコードがあります。運動靴やショートパンツなどカジュアルな格好はNGです。男性はネクタイとジャケットを着ること、女性はブラウスやスカートなどフォーマルな格好で向かう必要がありますのでご注意ください。ドレスコード詳細はミラノ・スカラ座の公式ホームページをご覧下さい。
巨匠「レオナルド・ダ・ヴィンチ」が1495~1497年にかけて描いたとされるこの作品は、1980年に世界遺産に登録されています。「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」に隣接するドメニコ会修道院の食堂の壁画として描かれており、芸術史上、新たな時代を切り開いたとされるとても重要な作品です。 この絵にはとても奥深い意義が暗示されていると言われています。絵にはイエスと12人の弟子が描かれ、イエス自身に「12人の内、1人が私を裏切だろう」と予言された直後の場面が描かれています。裏切り者となる「ユダ」の姿の他にも、聖書にまつわる様々な象徴が隠されており、この絵とキリスト教に関する研究が今もなお進んでいます。
「国立科学技術博物館」では「最後の晩餐のレプリカ」を見ることができます。※本物は「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」に隣接するドメニコ会修道院の食堂の壁画。この博物館では科学技術者「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の発明品だけでなく、バイオリン、黒電話、携帯電話、帆船、蒸気機関車、飛行機、潜水艦、イタリア空軍のジェット戦闘機など近代発明品を大きさもモノも本物で展示しています。レオナルド・ダ・ヴィンチの発明と共に人類の科学技術の発達を歴史の流れに沿って説明してくれるので、訪れる人々は「とても興味深い博物館」だと関心を持ちます。広い空間ですので、訪れる際は1日余裕を持ったスケジュールで観察することをおススメします。