マルタ島内陸部の丘の上にあるイムディーナは、ヴァレッタが築かれる前のマルタ共和国の首都だった町です。多くの人が住んでいましたが、首都が移ったことで「静寂の町」と呼ばれるようになりました。イムディーナの町に通じるゲートは3つあり、町の外はラバトと呼ばれる地域で、活気ある庶民の生活が感じられるエリアです。
夏は暑く、乾燥しています。冬は寒いですが、7℃を下回るようなことはなく、過ごしやすいですが、強い風も吹きます。
メインゲート
画像はtripadvisor.jpより
バレッタに遷都前の首都です。遷都前までは貴族を初め多くの人々がこの都に在住し非常に栄えていました。未だ偉大な雰囲気を醸し出している古都「イムディーナ・ラバト」のメインゲートはひと際目立ちます。1724年当時の騎士団長のマノエル・ド・ヴィレーナによって建設されたものです。その雰囲気を楽しみましょう。門には騎士団の紋章のライオン象が施され、門内にはマルタ共和国の守護聖者である「聖パウロ」、「聖パプリウス」「聖アガタ」の象が彫られています。
聖パウロ大聖堂
画像はtripadvisor.jpより
聖パウロの墓がある、聖パウロの墓がある聖堂で、内観は、美しい色彩に施されたモザイク画が魅力です。また高さ30mまで伸びた天井、奥行き131mある建築の壮大さもとても素晴らしいです。観光スポットから少し外れた場所に位置していますが、訪れる価値は十分あるでしょう。
聖パウロのカタコンベ&聖アガタのカタコンベ
画像はtripadvisor.jpより
カタコンベとは地下の墓所のことで、マルタ共和国のラバトでは2大カタコンベと称される「聖パウロ」と「聖アガタ」のカタコンベへ訪問するとキリスト教の知識やマルタの歴史人にぐっと近づくことができるでしょう。聖パウロのカタコンベでは、地下墓地、また第二次世界対戦時防空壕として使われた痕跡などを拝見できます。広く長い地下通路の両側に並ぶ墓地はマルタ共和国の「文明の証」といえるでしょう。聖アガタコンベは聖アガタが迫害から逃れる為に身を隠していたという言い伝えが残る洞窟です。改宗のために拷問を受け、迫られたアガタは、助けが来るまでこの洞窟で過ごしたと伝えられています。