世界有数のリゾート地、コスタ・デル・ソルの中心都市がマラガです。 フェニキア人によって築かれた後、ローマ、ゴート、アラブと、時代によって支配者が代わっていった歴史のある街でもあります。 パブロ・ピカソの生誕地でもあり、ピカソの生家跡や美術館もあります。また、ローマ時代の要塞にモーロ人が庭園と宮殿を作ったアルカサバや、その奥にはヒブラルファロ城があり、そこから市内や港が一望できます。 スペイン語の学習だけでなく、ちょっとしたリゾート気分も味わいたい方にはお薦めです。 日本からの便も比較的多く、また、マドリードまでAVE(新幹線)が通っているので、アクセスがいいのも特徴です。
地中海性の亜熱帯気候のため、年間を通して温暖で過ごしやすい気候です。年間の晴天の日は約300日です。そのため、太陽を求めて、ドイツや北欧などから避寒や移住する人も多いようです。
マドリードやバルセロナと比べると、治安はいいと言えますが、それでもスリ、ひったくり、置き引きには十分注意する必要があります。 情報提供:インタースペイン
ピカソの出生地 スペイン「マラガ」の見所とは?
ピカソ美術館は、マラガの他にも「パリ」「バルセロナ」「アンティーブ」にもありますが、マラガのピカソ美術館は特別です。ピカソ美術館マラガは、ピカソのお孫さんやピカソの親族の方から寄贈された200点以上もの作品を貯蔵しており、この美術館に収蔵される作品は私生活など、私たちにより身近なモノを画題としています。より身近なピカソ9作品を鑑賞できると言われるピカソ美術館マラガに足を運んでみましょう。
ピカソが幼少時代を過ごした住居です。1881年に生まれてから1891年10歳になるまで10年間ピカソはこの家に滞在していました。幼少期から彼は天賦の才を発揮しており「ピカソの生家」には幼少期のピカソが描いた闘牛や鳩などを題材とした才能溢れる作品が多く展示されています。ピカソ美術館とは全く違う雰囲気で、訪れる人々ほとんどが「あのピカソが生まれた家」して彼の私生活を想像して、感慨深い気持ちになります。ピカソファンにはたまらない由緒ある場所ですね。是非、マラガを訪れたらスペインの偉大な芸術に触れてみてください。「ピカソ美術館」と共に訪れてみれば、さらに「ピカソの世界」に近づく事ができるでしょう。
ピカソ生家とピカソ美術館も近隣のため、是非一緒に訪れてほしいのがこの教会、ピカソが洗礼を受けた「サンティアゴ教会」です。その当時から残されている洗礼台や、ピカソが洗礼式の際に着用していた服、出生証明書などが展示されており、10歳までピカソが住んでいたマラガの空気やその歴史を肌で感じることができます。
ピカソが10歳まで暮らしていた「マラガ」の地産地消の食材を食べてみましょう。「アトランザス市場」は19世紀に建てられた老舗市場です。市場で購入できるお肉や、新鮮なお魚、野菜類などはスペイン料理に向いていて、味も格別です。生ハムや、チーズ、ワインなど試食・試飲が可能なので市場を歩くだけでスペインの食材を楽しむことができるのも魅力です。ピカソが生まれ育った土地でピカソが食べていた食材をこの機会に味わいましょう。