スペインの首都であるマドリードはイベリア半島のほぼ中央に位置しています。そのため、国内の他の都市へ移動する際は飛行機、列車、バス等の路線が充実していて、とても便利です。
マドリードは、スペインの政治、経済、そして文化の中心都市であり、石畳の旧市街と高層ビルが立ち並ぶ新市街が融合した魅力あふれる都市です。
マドリードは官公庁の建物や、スペイン国内および海外の企業のオフィスが多く集まっている政治、経済の中心都市です。
その一方、エル・グレコ、ゴヤ、ベラスケス等の多くの傑作を所蔵するプラド美術館、ゲルニカが展示されているソフィア王妃芸術センター、そしてその2つを補完する役割を果たすティッセン=ボルネミッサ美術館がある芸術の街でもあります。
また、世界的に有名なサッカーチーム、「レアル・マドリード」の本拠地であり、街中のバルにはテレビで試合観戦を楽しむマドリレーニョス(マドリードっ子達)がいっぱいです。
食の面では、ピンチョス、タパス、パエリヤにリオハ・ワインなど、スペイン各地の美味しいものが集まっているグルメの街です。
スペインではいわゆるスペイン語(カステジャーノ)の他に5つの公用語がありますが、マドリードでは訛りのないカステジャーノを学習することができます。
マドリードは標高約650メートルに位置し、内陸性の気候のため、冬は寒く夏は暑くなります。年間を通して晴天の日が多く、空気が乾燥しているため、澄み切った青空を堪能できるでしょう。
春は5月中旬くらいから暖かくなり、6月は観光のベストシーズンです。7,8月は日中30℃を超える日が多くなりますが、湿気が少ないため、日本の夏よりも過ごしやすいです。10月は穏やかな気候ですが、11月になると気温が下がり始めます。雪はあまり降らず、乾燥して晴れの日が多い冬となります。
2004年のテロ事件を機に、街なかの警備が強化されたことにより、それ以前と比べると治安は良くなっています。しかしながら、空港、アトーチャ駅、プエルタ・デル・ソル、マヨール広場など、人が多く集まるエリアでは、スリ、ひったくりに注意する必要があります。
情報提供:インタースペイン