ドバイは、アラブ首長国連邦(UAE)を構成する7つの首長国(アブダビ・アジュマーン・フジャイラ・シャルジャ・ドバイ・ラスアルカイマ・ウンムカルカイワイン)のひとつで、アブダビに次ぐ第2の都市です。 アラビア半島のペルシア湾岸にあり、1966年に石油が発見されてからは、石油積出港、また中継貿易地として発展した大都市です。さらに中東屈指の金融都市であり世界的な観光地でもあります。国際的な都市であるため、人種差別や宗教面では比較的寛容ではありますが、イスラム教の国なので髪の毛は隠し、女性は肌を隠す文化を持つことを心得ましょう。多くの観光客が訪れますが、イスラムの文化を決して乱さないよう、配慮が必要です。
イスラム教国であるドバイには、年に一ヶ月ほど断食をするラマダンと呼ばれる期間があり、その期間中は観光客も公の場で飲食することは避けた方がよいでしょう。町にあるレストランやカフェも昼間は全てお休み。外国人のためにホテル内のカフェは営業したり、ケータリングは受け付けるというお店もあります。日頃からそうですが、ラマダン期間中は特に服装など、女性は肌の露出が少ないものを選ぶとよいです。
2020年には中東初の万国博覧会の開催地になることが決まり、世界から注目されています。
気候は、日本のような四季はなく、大まかに蒸し暑い夏(4月~10月)と比較的温暖で過ごしやすい冬(11月~3月)に分けられます。砂漠気候であるドバイは、夏(6~9月)は50℃を超す猛烈な暑さになる事もあります。冬(11~3月)は涼しく過ごしやすい気温になりますが、夜には気温が10℃前後まで下がるので上着があると調節しやすいでしょう。雨は冬の間に数回降る程度なので、ほぼ毎日が晴天。2、3月には砂嵐に襲われることがあるので注意が必要です。
アラブ首長国連邦の治安は比較的安定しています。ドバイがイスラム教の国であることをしっかりと頭において行動し、基本的なことに注意して過ごしましょう。
ドバイは世界の観光都市ランキングで、第6位に選ばれるほど毎年世界中からの観光客を集めています。世界中の多くの人々から選ばれている点では、治安の良い、安全な国際的な都市といえるでしょう。地下鉄や道も綺麗に整備されており、過ごしやすい都市開発が行われている。しかし、多くの人種が集まり、お金を持った観光客が多いという面ではスリ・犯罪に遭遇するリスクは比較的高くなるかもしれません、ドバイで観光をする場合は、貴重品を肌身はなさず身につけたり、ホテルではロック付きの金庫を使用するなどして、自ら犯罪やスリへの遭遇を避ける様に防止することが大切になります。
埼玉県とほぼ同じ(UAEは北海道とほぼ同じ大きさ)
アラブ首長国連邦・アブダビ
アラビア語(国際的都市なので、ほとんどの場所で英語が通じる)
出典:
外務省 海外安全ホームページ