バンコクに次いで、タイで第2の都市チェンマイは「北方のバラ」とも称される美しい古都です。チェンマイとはタイ北部の言葉で「新しい街」という意味が込められおり、チェンマイ発展の歴史は、ランナータイ王国の建国から始まります。 13世紀後半にタイ北部を支配し1296年にチェンマイに新しい都が置かれました。それ以来、この地域を中心として、モン族やタイヤイ族、ビルマ族などさまざまな民族が共存し、建造物や仏像の様式、言語や料理、工芸の分野などで「ランナー文化」と称されるタイ北部独自の文化・伝統が育まれてきました。 チェンマイは今でも、工芸が盛んな街として知られ、近年はその伝統をベースにタイ芸術の拠点ともなっています。
チェンマイの雨期は、5月の下旬~6月の初旬頃ですが、梅雨のように一日中雨が降り続くことは滅多にありません。暑期には30度を超えていた気温も、雨期に入ると25度ほどに落ち着き過ごしやすくなります。 トレッキングやバード・ウォッチングなどは、気候が涼しく花々が満開となる11月〜2月頃がおススメです。寺院めぐりや伝統工芸品などは、年間を通じて楽しむことができます。
滞在には比較的注意が必要です。貴重品はしっかりと身につけ行動し、スリやひったくりに注意しましょう。伝統的寺院が多いチェンマイでは特に、お寺や公共の場所などでは礼儀正しく振る舞いましょう。 チェンマイに3か月以上滞在する場合は、在タイ日本国大使館又は在チェンマイ日本国総領事館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください。 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時の大使館又は総領事館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。 出典: タイ国政府観光庁 外務省 海外安全ホームページ
タイの北に位置するチェンマイはたくさんの山に囲まれている自然豊かな街です。チェンマイは1292年に成立したランナー王朝が始まった首都で、タイの文化が築き上げられた国の中心地でした。現在もバンコクに続く発展都市として知られ多くの観光客が訪れます。チェンマイでおススメのスポットはワット・プラタート・ドイ・ステープという寺院です。1382年に王によって山頂の上に建設されたこの寺院は、多くの人々に神聖な場所として長年大切にされてきました。ドイ・ステープはこの寺院が立つ山の名前であり、標高は1080mに及びます。この山はチェンマイから約15キロほど離れた場所にあります。寺院の特徴は黄金色に輝く建物と動物を象った銅像の数々です。寺院前のゲートで圧倒的な存在感を出すナーガは蛇のような生き物の像であり、寺院の守り神です。少し龍のようにも見えるナーガは寺院の中にたくさんあり、神聖な建物を悪い気から守る役目を果たしています。ここでは、ワット・プラタート・ドイ・ステープの魅力を全てお伝えすることはできませんが、チャンマイで一番人気な観光地として有名な場所なので、是非足を運んでみてください。