世界一周の旅　北米編：カナダ最大の都市・人種のモザイク・オンタリオ州トロント①

いよいよ東海岸最後の都市であるトロントに移動です。今回も同じくMegabusがオタワから出ていないのでグレイハウンドを使っての移動。事前にチケットをウェブサイトで購入し、チケット代はCAD$46でした。やっぱりカナダの方がバス代は高めです。お昼頃オタワのバスターミナルを出発してトロントに到着したのは夕方5時くらい。片道5時間半の長旅でした。

トロントはカナダのオンタリオ州にある都市で、カナダの中でも最大の都市になります。オンタリオ湖岸の北西に位置していて、北米ではニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴに次ぐ4番目の大都市です。ちなみに「トロント」とは先住民族の言葉で「水の中に木が立っている場所」という意味らしいです。ニューヨークは世界中から人が集まり「人種のるつぼ」と言われたりしますが、トロントはニューヨークと同様、世界中から人が集まっているのですが「人種のモザイク」と言われています。

多くの移民に対して、アメリカはアメリカ人になることを求めますが、カナダではその文化を維持することを求めます。そこがアメリカと大きく違う点なんですね。トロントでは、200言語くらい使われていると言われていて、チャイナタウン、リトルイタリー、ギリシャ人街、コリアンタウン、ポーラント人街、ウクライナコミュニティー、ドイツ人タウン、インド人街などなど、さまざまな国のコミュニティーが存在しているのです。ですので、ちょっと街を歩けば色々な国の食べ物のお店やレストランが並んでいたりします。治安も良くて、それぞれの文化がお互いに共存し合っている不思議な都市なんですね。

さて、トロントと言えばまずはナイアガラの滝ですね。そのナイアガラの滝があるナイアガラ・フォールズに向かいます。行き方としては、鉄道、レンタカー、バスなどの方法がありますが、鉄道だと乗り換えが色々と必要になりますので、コストも考慮してバスが最適だと思います。トロントのバスターミナルから、グレイハウンドかMegabus (コーチバス）で行くことができます。所要時間は約2時間です。チケット代は往復でCAD$38。時間帯や日によって多少の前後があるので、サイト上で予約して行った方が良いと思います。

ナイアガラ・フォールズは、カナダのオンタリオ州南西部に位置する都市で、ナイアガラ川に面しています。世界三大瀑布のひとつとして知られているナイアガラの滝がある都市です。ちなみにナイアガラの滝へは、カナダ側からとアメリカ側からの、両方から行くことが可能なのですが、遊覧船に乗って滝の目の前まで行けるのはカナダ側のみです。ですので、カナダ側から行くのが一般的なようです。

ナイアガラ・フォールズのバスターミナルに着いてから、滝近くまでWEGOというシャトルバスで移動します。CAD$7で乗り放題です。そして、遊覧船「ホーンブロワー・ナイアガラ・クルーズ」へと乗り込みます。ちなみに、これまでは「霧の乙女号」の名前で呼ばれていたのですが、2014年シーズンから改名されたようです。チケット代はCAD$23です。入口でチケットを購入して、エレベーターで乗り場に向かいます。そのエレベーターを降りたところでレインコートを受け取って乗船です。

船に乗っていて途中までは心地よいのですが、滝の近くまで来た途端、まるで天気が晴れから大嵐になったかのように水飛沫が飛んできます。事前にレインコートを渡される理由がよくわかりました。ただ、景色はやはり最高ですね！こんな近くでこんな大きな滝を観れることってなかなかないので、とっても刺激的です。また、さすがの水飛沫で自然と虹が形成されます。滝をバックにこの虹を見るのもまた最高です。ただ、写真撮影する際には注意が必要ですね。あっという間に15分間のクルージングが終了です。これを観に来ただけで充分ですね。非常に楽しめました。

ナイアガラの滝を眺望できるこのエリアは、世界的に知られた観光地となっていて、滝以外にもギフトショップ、展望台タワー、高層ホテル、カジノ、劇場などもあるので、滝以外の楽しみ方もできると思いますし、最近ではナイアガラの滝のナイターもあるみたいですよ。

また、ナイアガラの滝から北に少しいったオンタリオ湖岸にはナイアガラ・オン・ザ・レイクという小さな町があります。小物や雑貨店など、小さなお店が並んでいるカワイイ町で、ナイアガラ・オン・ザ・レイクのナイアガラ・ワインルートには数多くのワイナリーがあります。

アイスワインの生産で世界的に知られるワイナリーもあるので、ここもおススメの場所ですね！ワイン好きの方には是非お越し頂きたい場所のひとつです。 

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