公開:2016-09-12 更新:2019/06/27
ワーキングホリデーや留学で海外をめざす社会人が増えています。
語学力アップはもちろん、キャリアアップやキャリアチェンジ、「海外で暮らしてみたい」という憧れも含めて、理由は様々でしょう。
でも、仕事を辞めて行くのですから、将来につながる「何か」を得て帰ってきたいものです。そのためには、目的を明確にして行くことが大切。目的があれば、それに向かってやるべきことが、おのずと決まってくるでしょう。時間もお金も有効に使って、価値ある海外体験をしましょう!
「海外で働きたい!」が目的という人なら、最も手軽なのがワーキングホリデーです。
現地でアルバイトをしたり語学学校に通ったりと自由にプランニングできるのが魅力です。現地で資金を稼げるので、予算の少ない人にもおススメ。ホテルや一般企業で働いてみたい人は、就業体験ができるインターンシップを利用する方法もあります。語学学校には、語学研修とインターンを組み合わせたものなど多彩なプランが揃っています。
例えばこんなプラン・・・
3ヵ月 | 3ヵ月 | 6ヶ月 |
語学学校 | ファームステイ | アルバイト生活 |
まずは語学学校に通って、言葉や生活に慣れてからアルバイト生活に入るのが一般的です。
オーストラリアなど国によっては、農場で3ヶ月以上働いてセカンドワーホリビザを申請する人も。
セカンドワーホリビザって?
一年のワーホリ中に一定の条件をクリアするとワーホリでの滞在期間が延長されるビザ制度です。
・オーストラリアでは政府が指定する過疎地域で、延べ3カ月以上の一定の労働に従事した人は1年間の延長が可能です。通算で2年間滞在することができます。
・ニュージーランドでは移民局の指定した一定の労働(主に農業)に合計3カ月以上携わった人は、3カ月の延長が認められます。通算で1年3カ月の滞在が可能です。
専門留学や大学・大学院留学は、日本では学ぶことのできない専門分野も多く、国家資格やディプロマ(準学士)、サーティフィケート(修了証書)を取得できるなど留学で得るメリットは大きいです。ただし現地の一般学生と同じ授業を受けるため、高い語学力が求められます。デザインや製菓、美容など”手に職系”の資格が取れる専門学校は有名講師の直接指導や実地研修などもあり、実践スキルの習得が可能です。
例えばこんなプラン・・・
1年 | 1年 | 1年 |
語学学校(進学準備) | 専門学校(修了証書) | 専門学校(準学士) |
学位や資格を取る場合、まず語学力が必要になるため1年くらいは語学力アップに努めましょう。
その後、サーティフィケートなら数ヵ月から1年、学位取得ならそれ以上の期間が必要になります。
語学留学は国や地域、期間、学費、プログラムなど豊富な選択肢から自在にプランニングが可能になります。語学に自信がない人でもレベルに合わせて一から学べるのが魅力。帰国後に語学力を生かせる仕事を考えている人は、ハードなカリキュラムで勉強漬けになるくらいの意気込みが大切ですね。ビジネス英語コースやTOEFL、IELTSなど試験対策コーナーで仕事に生かせる総合力を身に付ける方法もあります。
例えばこんなプラン・・・
6ヵ月 | 3ヵ月 | 3ヵ月 |
語学学校 | 試験対策コース | インターンシップ |
仕事でつかえるレベルをめざすなら、半年くらいかけて中級あるいは上級レベルになった後、
試験対策やビジネス英語コースを受講しましょう。最後に3ヵ月程度インターンシップで実践力を養って!
「海外で働いてみたい」「英語を使う仕事に転職したい」「海外で実力を磨いてキャリアアップしたい」など、社会に出て仕事をするうちに留学を意識し始める人は多いです。そんな社会人にとって、今は追い風の時代と言えるかもしれませんね。
海外留学は語学力や資格取得といった実績だけでなく、異文化体験を通じて精神力が鍛えられたり、コミュニケーション能力やプレゼン能力がアップしたりするメリットがあります。そうした語学力と国際感覚を身に付けた人材はグローバル化社会を生きる日本企業にとっても大きな魅力。実際に再就職で留学経験が有利に働くケースも増えていると言います。また留学先でも、企業やホテルで働けるインターンシップでは、日本での社会経験がプラスに働くことも。社会人だからこそできる、経験を力に変えられる留学スタイルがきっとあるはずです。
憧れの国で海外生活を楽しむだけでも十分貴重な体験だけど、大切な時間と資金を費やしていくのだから、現地での時間を有意義に使いたいですね。そのためには出発前に目的を定めて、しっかり準備しておくことが大事です。「留学」とひと口にいっても、現地で働きながら生活体験ができるワーキングホリデーから、本格的な大学留学まで、様々なタイプがあります。目的や予算に合うプログラムを選んで、最適なプランを立てましょう!
参考:あの国でこれがやりたい!Vol.50
この記事を書いた人
「あの国で留学」の編集チームは全員が留学経験者。留学会社に勤務し実際に留学を希望する人のカウンセリングを行ったメンバーもいます。留学へ行きたいと希望する人の気持ちもわかり、実際に行った経験からどんな情報があったらいいかも熟知しています。留学を希望するすべての方に役立つ情報を発信していきます! |
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