公開:2018-04-16 更新:2019/02/13
トロント・ピアソン空港からトロントの中心地までは電車があるようす。「Train to City」というサインに従って乗り場へ。電車でとりあえずシティまで向かう。そこから今日宿泊するAIR B&Bで泊まる部屋までは実はよく行き方がわかっていない。都会だし、地下鉄で簡単に着くんじゃない?と思っていたのですが…。 トロントは、地下鉄とバス、路面バスとがあり、路線図を見ても非常に複雑で、どれにどう乗っていけばいいかよくわからない。切符の買い方や乗り換え方も事前に調べていなかったので、すごく不安。乗り換えで結構歩くことも多く、重いスーツケースを持っての移動は厳しそう。ということで、また安易にウーバータクシーを使ってしまいました。やっぱり事前によく調べておくべきですね…。 道路が大変混んでいて、回り道をしつつようやく目的地付近に到着。でも、そこから細い道に入らなければならないようで、その道がわかりにくい。ウーバータクシーの運ちゃんには、「次の仕事があるんで」と冷たく降ろされ、そこから歩いて家を探すことに。グーグルマップでは、もう目的地にいることになっているので、探すといっても数メートル半径内でいいはず。ホストからは、丁寧に道順を文章で書いたメールをもらっていたので、それを見ながらとぼとぼと歩いたのですが、通りを一本入っただけで人っ子一人いない暗い道になり、心細さ、半端なかった…。「黄色いドアの家」とのことだけど、暗くて色なんかわからない。そもそもドアなんてどこに?本当に家はあるの?と思って歩いていたら、小さな黄色いドア、ありました! ああ~よかった。
ホストは画家だという初老のおじさんでした。家の中はご自身の作品があちこちに飾られていて、いかにもアーティストの家、という感じ。フランスのアパルトマン風の小洒落た部屋が今夜のお宿。安心して、猛烈な睡魔が。シャワーを浴びてバタンキューでした。
さて翌朝はトロント大学のキャンパスツアーに参加します。大学までは歩いて20分くらいのようなので、土地勘をつけるためにも歩くことにしました。 道はほぼ碁盤目になっていて極めてわかりやすい。迷うことなく大学に到着。 トロント大学は1827年創立のキングスカレッジがそのルーツで、1850年に設置されたカナダの名門大学。トロント市内にSt.George、Scarborough、Mississaugaの3つのキャンパスがあり、学部数は300以上、学生数は6万人を超え、留学生比率は20%。日本人も190名くらいいるようです。キャンパス内には歴史的な建造物が点在していて、さすが名門校といった風格。
ダウンタウンのSt.Georgeキャンパスのツアーに参加したのですが、私のほかに、入学志望者らしき男女が参加。5組中4組は親子連れでした。ビクトリアカレッジ、トリニティカレッジ、ロバーツ図書館、ハートハウスなどの建物を歩いて回ること2時間。12エーカーもあるという敷地なので、教室から教室への移動も大変そう。学生寮は、ドミトリータイプ、スティディオタイプなど複数のタイプがあり、建物も、ハリーポッターの映画に出てきそうな古い寮もあれば、モダンなライプもあります。食事のサービスもいろいろオプションがあって、学生は自分の好みで好きなタイプを選べるようです。
午後は、トロントから北西へ車で40分ぐらいのところにある、Humber Collegeという2年制の大学のNorth Campusを訪問。残念ながらオンタリオ州内のすべてのカレッジはかれこれ1ヶ月もストライキ中で、教室は閉まっていて、図書館や共有スペースだけは使える状態。自習している学生がいることはいたのですが、カフェも閉まっているところが多く、閑散としていました。
Humber College North Campusは、ビジネス系に強いとのこと。建物も比較的新しく近代的です。カレッジには、TOEFLのスコアが入学基準を満たしているか、満たしていない場合は、大学付属の語学学校か大学と提携している私立の語学学校でアカデミックコースを修了すれば入学することができます。2年間の履修の後、大学の3年に編入することも可能。また、カレッジを卒業すると3年間の就労許可が得られることも魅力。その後の努力次第で正規の仕事を獲得し、永住権取得という道も開けてきます。
Humber Collegeでは、まさにカナダで仕事をしたいという夢に向かって勉強中のSayaさんに取材をさせていただきました。2017年9月に入学したばかりでやる気満々のところに1ヶ月ものストライキで、ちょっと意気消沈しているところ。1週間の授業料は800ドル!ストの期間分を返してくれるわけでなし、早く授業を再開してほしいですよね。 Humber Collegeからの帰りは、バスと地下鉄の乗り方を教えてもらいました。最初に3ドル25セントを払えばぺらぺらのチケットをくれて、それ1枚見せれば、地下鉄でも路線バスでも何でも乗り換えられるらしい。長距離乗っても運賃は同じなのでとってもお得な感じです。明日の取材には電車やバスを使ってみよう…。
この記事を書いた人
香川県生まれ。京都精華大学美術学部洋画科卒。アパレル商社、企画会社、教育・IT系、編集プロダクション等で働いた後、出産を機に売り込みを経てフリーライターとなる。子育てから、健康、食、教育、留学、政治まで幅広いジャンルで執筆・編集活動を行う。編集を手がけたメイツ出版発行の『中学生の成績が上がる教科別ノートの取り方最強のポイント55』は、20刷りを超えるベストセラーとなっている。編集講座、ライター講座の講師も務める。3児の母。趣味はボルダリング、HIPHOPダンス、登山(ただし低山専門!)。 Official Website:ishiprox.com |
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